永野芽郁ぶちキレの「マイ・ブロークン・マリコ」、The ピーズ「生きのばし」がED曲に タナダユキ監督は“これ以上の楽曲はない”(1/2 ページ)

初めて曲に触れたときには「脳天に来た」。

» 2022年07月11日 07時30分 公開
[斉藤賢弘ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 永野芽郁さん主演映画「マイ・ブロークン・マリコ」の公開日が9月30日に決定。ロックバンド「The ピーズ」の「生きのばし」がエンディング曲に選ばれた他、ポスタービジュアルも解禁されています。

「生きのばし」を「マイ・ブロークン・マリコ」エンディング曲に提供した「The ピーズ」 楽曲を提供した「The ピーズ」

 漫画家・平庫ワカさんによる『マイ・ブロークン・マリコ』は、「親友の遺骨を持って旅に出る」という斬新な物語設定と複雑な心理描写が評価され、2021年に文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。他にも「輝け!ブロスコミックアワード2020」大賞受賞、「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位ランクインなど、新人作家の初連載作にもかかわらず、多くの快挙を成し遂げたことで話題を集めました。

「マイ・ブロークン・マリコ」表紙 『マイ・ブロークン・マリコ』カバー

 実写映画化にあたって、永野さんが主人公のOL・シイノトモヨを、奈緒さんが親友マリコを熱演。5月に公開された特報映像では、大声で叫んで暴れるシイノが、マリコを虐待していた父親に包丁を突きつけ、奪い取った遺骨とともにベランダからはだしで飛び降りるというショッキングなシーンをフィーチャーしています。

 「生きのばし」を提供したThe ピーズは、フロントマンの大木温之さんを中心に1987年結成。「バカになったのに」「やりっぱなしでサイナラだBye Bye」など、どうしようもない人間の性(さが)を赤裸々に描いた楽曲が人気を博し、1997年から5年間活動休止した後、2017年6月には結成30周年記念の公演を日本武道館で実現させています。

 タナダユキ監督きっての希望でエンディング曲に起用された「生きのばし」は、活動休止後初となるオリジナルアルバム「Theピーズ」(2002)の冒頭を飾るストレートなロックナンバー。タナダ監督は同曲を初めて聞いた際、「死にたい朝 まだ目ざましかけて 明日まで生きている」という一節から受けた衝撃を「脳天に来たというか、ダイレクトに心に響いてきて」とコメント。

 「クソみたいな日常で、クソみたいな思いを抱えながら、でも、死ぬ時まではしょうがないからなんとか生きていくしかないじゃん、という。この作品の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はない」と、同曲を選んだ理由を自身の思い入れたっぷりに明かしています。

 また、同作のポスタービジュアルも併せて解禁。シイノの心情を表した「勝手に逝った、あんたのために。」というキーフレーズに添えて、うつろなまなざしでどこか遠くを見つめる奈緒さんを後ろから抱き締める鋭い表情の永野さんという、緊迫感にあふれた劇的な1枚に仕上がっています。

解禁された「マイ・ブロークン・マリコ」ポスタービジュアル 解禁成った「マイ・ブロークン・マリコ」ポスタービジュアル

(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

(C)平庫ワカ/KADOKAWA

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/05/news034.jpg 天皇皇后両陛下と愛子さま、“仲むつまじいショット” 女性皇族「ティアラ」にも注目…… 80万いいね
  2. /nl/articles/2501/05/news006.jpg 目からウロコな“ビニール袋のたたみ方”が100万再生 超便利な“裏技”に「こっちの方が絶対いい」
  3. /nl/articles/2501/05/news023.jpg 「目がバグる」 どこからどう見ても“平面”にしか見えない千葉のビルが話題 投稿者にその後を聞いた
  4. /nl/articles/2501/05/news002.jpg “100歳おばあちゃん”の朝食作りに密着したら……驚きの姿と「最高の朝食」に大反響 2024年ねとらぼで読まれた【レシピ記事トップ5】を紹介
  5. /nl/articles/2501/04/news056.jpg 「WEST.」、メンバー結婚発表から“YouTube登録者2万人減” 目標の100万人を突破したばかりだった
  6. /nl/articles/2501/04/news025.jpg サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
  7. /nl/articles/2501/05/news033.jpg 「昔はモテた」と話す母→全然信じていない息子だったが…… 当時の“異彩を放つ姿”に驚き「わぁ!」「とても魅力的」【海外】
  8. /nl/articles/2501/04/news037.jpg 白髪でやる気がわかなくなった女性、“白髪手術“したら…… “二度見必至な若返り”に「ビックリ」「凄い変わり様」
  9. /nl/articles/2501/03/news005.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」→こだわり満載の完成品に「すごすぎて意味わからない」と大反響 2024年に読まれたハンドメイド記事トップ5
  10. /nl/articles/2501/04/news001.jpg 【今日の難読漢字】「業平橋」←何と読む?
先週の総合アクセスTOP10
  1. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  2. 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  3. 「すごい漢字!」 YouTuberゆたぼん、運転免許証公開 「本名の漢字」に衝撃の声続々
  4. 「麻央さんにそっくり……」 市川團十郎の11歳息子・勸玄の成長ぶりに驚きの声 「大きくなってる!」「すでに貫禄がある」
  5. チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  6. 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  7. 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  8. 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
  9. 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
  10. 「デコピンを抱き寄せたのはもしかして」 妻・真美子さん第1子妊娠発表で大谷翔平の発言と行動に再注目 「“もう帰る?”は気遣っていたのかも」
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」