「泣いた」「亡くなったペットを思い出した」 人外が飼っていたニンゲンを弔う漫画が胸に染みる(1/2 ページ)

弔いの意味を考えたくなるお話。

» 2022年08月13日 19時00分 公開
[ねとらぼ]

 大切な相手を亡くした悲しみをどう受け入れていくのか。人外が飼っていたニンゲンを弔う創作漫画「BONBON」が不思議でじんわり心に染みます。作者は創作漫画を投稿している日暮ずむ(@einomedama)さん。

BONBON 荼毘に付すという「ニンゲン」のしきたりを理解できない子ども
漫画をまとめて読む

 たくさんの足を持つ一つ目の猫のような生き物に、「バスソルト」と名前を付けられて飼われていたニンゲン。そのニンゲンが死んでしまって、飼い主だった子どもは大泣きに泣いています。

BONBON
BONBON
BONBON
BONBON

 バスソルトは「ニポンジン」種だから、その生態に倣って弔おうと、荼毘に付し、お線香を焚き、お経を流す飼い主の親。しかし子どもは「そんな骨にしたくていっしょにしたんじゃないもん」「バスソルトはそんな煙すきじゃなかった」「そんなんじゃ喜ばないよ」と泣き続けます。

 大好きなバスソルトと「どうしてずっといっしょにいちゃだめなの」と問う子どもに、親は「ふしぎだな」「でもニンゲンはそこ(天国)に行くんだよ」としか答えられません。

BONBON
BONBON
BONBON

 やがて人外たちの暦で8月13日が訪れ、親は子どもに「お盆だよ」「バスソルトの魂が戻ってくるんだよ」と説明します。バスソルトがいつもはいないような言い方にむくれつつも、子どもは親と一緒に「お迎えホース」「送ってカウ」(精霊馬)を用意。小さくて乗れない馬と牛を「へんなの」と不思議に思いながら、バスソルトの魂が帰ってくるのを待つのでした。

 大切な相手を亡くしたことを受け入れるのは容易ではありません。悲しみにどう向き合っていくのか、「弔い」の意味とは、どんな形で送るべきなのか……さまざまなことを考えさせられるお話に、Twitterでは多くの反響が寄せられました。飼い主がバスソルトに注ぐ愛情に涙する人や、親族やペットを亡くしたときのことを思い出したという人、供養について思いを巡らせる人、さまざまなコメントが見られます。

作品提供:日暮ずむ(@einomedama)さん

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」