「芸人に魅力を感じなくなって」 オジンオズボーン、高松新一の引退で2022年末解散 将来白紙の相方に篠宮暁「高卒が死ぬよ」(1/2 ページ)

率直に言葉をぶつけ合う両者。

» 2022年09月09日 18時45分 公開
[五月アメボシねとらぼ]

 お笑いコンビ「オジンオズボーン」の篠宮暁さんが9月8日に自身のYouTubeチャンネルを更新。相方の高松新一さんが年内で芸人を引退する意向を示し、それにともないコンビも解散すると発表しました。

オジンオズボーン解散

 動画では、「私、オジンオズボーン高松、芸人を辞めます!」と宣言する高松さんに対し、「信じられんすぎて……現実味もないというか」と篠宮さんが笑いながら応答。

 高松さんは、「芸人という仕事に対して、自分的にあまり魅力をだんだん感じなくなってきた」と理由を説明。5年前にも一度、「俺、ちょっと正直しんどいんだけど」と篠宮さんに相談するも、「俺もしんどいわ!」と返されて、そのときはそれ以上言えなくなったそうです。

解散宣言をするオジンオズボーン 芸人引退を宣言する高松さん(右)と笑う篠宮さん(画像はYouTubeから)

 高松さんは芸人としての限界を感じたいきさつなどを詳しく説明しますが、篠宮さんは芸人という肩書を持ちつつ就職している人を例に挙げ、「辞めるという選択肢でなくても良かったんじゃないの、とは思います」と持論を展開。

 高松さんは、それも一理あるとしながらも、「もともと器用な人間じゃないから、どっちもやるってできないと思う。プラス、その状態で芸がそれ以上磨かれることはない」と反論。結局、新たに就いた仕事のほうも中途半端になってしまうので、「ここはもうキッチリ、決めたとおり辞めようと」と揺らがぬ決意を示します。

 7月2日に高松さんから芸人引退の電話がきたとき、篠宮さんは「ちょっと待って、やることやってへんやん。やることやってないのに辞めたら絶対に後悔する」と引き留め、自分でも自身のその反応に驚いたそうです。

解散宣言をするオジンオズボーン 篠宮さん「死ぬよ」、高松さん「まぁ……そんときはそんときだね」(画像はYouTubeから)

 その後、話し合いで篠宮さんも相方の希望を飲み込んだそうですが、芸人を辞めた後のことが決まっていない点は納得していないとのこと。「決まってへんの腹立つところなんですけど」「41(歳)で高卒が社会出て……死ぬよ」と迫ると、「まぁ、そんときはそんときだね」と高松さんが返す場面もありました。

 高松さんはすでに手伝いという形で芸人以外の仕事をしており、「人を喜ばす仕事。裏方仕事ですよ」としつつ、まだどうなるか分からないのではっきりしたことは言いたくないとのこと。

 「でも芸人20年やれたから、なかなかじゃん」とこれまでのキャリアに触れる高松さんに対し、「そこの20年のうまみをもっと使えばいいのに」「営業1本行った場合、普通の人が1日で稼ぐお金よりもはるかに高いお金がもらえるわけですよ」と再度引き留めようとする篠宮さん。しかし、高松さんは「お金じゃないのよ、ぶっちゃけ。お金だったら辞めてないと思う。モチベーションの話だから」と改めて固い決意をにじませました。

解散宣言をするオジンオズボーン 高松さん「いやー、でもヤキモチ焼いちゃうかもなー」、篠宮さん「じゃあ、辞めんなや!」(画像はYouTubeから)

 途中、高松さんが新たな相方と解散後にコンビを組めばいいとすすめた直後、「いやー、でもヤキモチ焼いちゃうかもなー」と複雑な心境をかいま見せたときには、篠宮さんが「じゃあ、辞めんなや!」とツッコむやり取りも。

 その後、篠宮さんは「解散するための終活をやらせてくれ」と提案し、毎週の配信活動と解散ライブを高松さんに約束させました。解散ライブについて篠宮さんは、今までのありネタを全部やって終わるのではなくオール新ネタで勝負したいと意欲を見せています。

 その上で、「この年末までやる終活の中で気持ちが変わらなければ、そのまま辞めたらええし。やっていく中で、心境にちょっとでも芸人を続ける気持ちが芽生えればいい」と、まだ完全にはあきらめていないことを伝えていました。

 オジンオズボーンは1999年5月に大阪でコンビ結成。2002年に「第32回NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞を受賞後、「NHK爆笑オンエアバトル」でも活躍し東京に進出。その後、2008年の同番組チャンピオン大会ファイナルで6位に。「THE MANZAI」で2012年と翌2013年に認定漫才師に選ばれています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」