ニュース
» 2022年09月20日 21時15分 公開

川本真琴、楽曲のサブスク巡る不平等ぶりに我慢の限界 「地獄に堕ちてほしい」「利益がどれだけ少ないか」(1/2 ページ)

怒りとともに、もどかしさをつづった川本さん。

[羽野源一郎ねとらぼ]

 「愛の才能」「1/2」などの楽曲で知られるシンガー・ソングライターの川本真琴さんが9月20日にTwitterを連続更新。サブスクリプションサービス(定額制音楽配信/以下、サブスク)の仕組みに厳しく物申しています。

川本真琴 川本真琴さん(画像は川本真琴Instagramから)

 デビュー25周年を記念し、2月23日から「愛の才能」など含む初期楽曲のサブスク解禁に踏み切っていた川本さん。当時は「配信の時代ですので、いろんな年代の方に気軽に聞いてもらえたらです!」と、時流を見すえて冷静にコメントしていました。

 川本さんが楽曲配信を行った約7カ月後の9月18日、シンガー・ソングライターである七尾旅人さんが、「CDはもう聞く設備がないので手を出せません」と訴えるファンに返答する形で「推しミュージシャンを支援する方法」をツイート。

 コスト回収率が高いCDをまず買った上で、サブスクでも楽曲を聞き続けることで、アーティストの懐も満たされ次の作品を制作する余力も生まれるとしつつ、“より良い支援方法が確立されること”への願いをつづっていました。

 楽曲「ブロッサム」を共作し、昔から縁のある七尾さんの言葉に触発されるものがあったのか、川本さんは当該ツイートをリツイート。続けて「サブスクでの利益がどれだけ少ないかを知ってほしい」「サブスクというシステムを考えた人は地獄に堕ちてほしいと思っている」と、サブスクがアーティスト側に強いる不平等ぶりに激しい怒りをにじませました。

 サブスクへ非難をぶつける一方で、ユーザー側の変化にも目配せする川本さん。「サブスクやめればというかもだけど、CDデッキを持ってない人も多くなって、どないしろという現実」と、大多数の人がスマホを通じて音楽を聞くようになった結果、CDを販売するだけでは楽曲がほとんど広まらない現状へのもどかしさも明かしています。

 SpotifyやApple Musicなど、音楽リスナーにすっかり身近となったサブスク。しかし以前から、アーティスト側が受け取る利益の少なさが一部で問題視されており、2020年10月の「BBC NEWS」はサブスクを巡る現状を報道。

 音楽業界にとって今やサブスクが大きな収入源になっているとする一方、Spotifyが再生数1回あたり0.002〜0.0038ポンド(記事執筆時点のレート換算でおよそ0.33〜0.62円、以下同)、Apple Musicが0.0059ポンド(およそ0.97円)という極めて低い金額しかアーティスト側に還元していないと指摘していました。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/08/news180.jpg ミス東大の水着グラビアデビューに「東大まで行って」と失望の声 本人&現役グラドルも加わるネット論争に
  2. /nl/articles/2312/08/news148.jpg DAIGOの姉・影木栄貴、ノーメイク姿の姉弟ショットで美形ファミリーぶり際立つ 「目元瓜二つ」「すっぴんでも綺麗」
  3. /nl/articles/2312/09/news008.jpg ゲーム中も寝るときも……大好きなママから片時も離れない元野良ネコ 無防備すぎる寝顔が本当の子どものよう
  4. /nl/articles/2312/09/news030.jpg 飼い主、猫ちゃんの様子を見に行くとPCの前に座っていて……? 衝撃の展開に「独学で学んだ…?」「見なかったことにw」
  5. /nl/articles/2312/08/news013.jpg 愛猫が息を引き取る直前「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けたら…… 家族みんなが久々に集った夜の奇跡に涙
  6. /nl/articles/2307/04/news021.jpg 息子に「ラーメンでも適当に作って食え」→男子高校生らしい自作ランチが「天才」「ヨシ!」と大好評
  7. /nl/articles/2312/08/news109.jpg 小木博明の妻、52歳のサプライズ誕生日会に「負荷などありましたが嬉しくて」 “母”ら豪華メンバー集結に「みなさんいい笑顔」「ハッピーで最高」
  8. /nl/articles/2312/09/news012.jpg 12歳のシニアワンコをドッグランに放ったら…… 目を疑う脚力にびっくり「カメラが追いつけない」「愛されてるんだなぁ」
  9. /nl/articles/2312/09/news002.jpg 「ちいかわ」知らない母が“ガチャ”挑戦→「変なの出てきた」と思わず泣き顔…… 珍エピソードに「笑った」
  10. /nl/articles/2312/05/news140.jpg どこの温泉地に行くか迷ったら…… 「行きたい温泉が見つかるチャート」が参考になると話題に
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」