「ガルプラ」出身スー・ルイチー、強気キャラは努力で手に入れた 自信が持てない人へ「自分の“いいところ”を素直に受け入れて」(2/3 ページ)

» 2022年10月10日 22時00分 公開
[小西菜穂ねとらぼ]
スー・ルイチー ねとらぼ海を渡る

アーティストこそ天職 挫折を繰り返しても諦めなかった夢

―― ガルプラに至るまでも複数のグループでの活動を経験されていますね。平たんな道のりではなかったと想像しますが、どうしてアーティストの夢を諦めずにいられたと思いますか?

ルイチー 正直、諦めかけたときもありました。そのときは親の応援や支えが大きかったです。よく自分に言い聞かせていることですけど、私は“この仕事が一番、自分に向いている”と信じているんです。だから「一番向いているなら、最後まで諦めずに頑張るべきじゃないの?」と言い聞かせてやってきました。

 もちろん冷静に自分の実力や状況を見極めた上で判断したことですが、自分のことを信じて「その道は間違っていないよ」と唱え続けることが大切なんじゃないかな。

―― ここでも自信の話につながるんですね。

ルイチー 途中でくじけそうになるときも、やっぱり信念はとても大事。自分に一番向いているのはアーティストで、私には実力があるとちゃんと冷静に分析しなくちゃ。

 「ちょっと運が足りなかった」「今がタイミングではなかった」。うまくいかないときにはそう思うようにしていましたし、何より自分を信じることが重要です。

―― 作詞に関わったシングル「燎」には、まさにそういった思いが込められていると感じました。

ルイチー 歌詞にも書かせていただいたんですけど、「(不死鳥が)灰になって生まれ変わる」という歌詞は、逆転する、皆さんの固定観念をぶち壊してまだまだやってやるという強い信念を持って歌わせてもらいました。

―― 日本語版も歌われていますが、難しさは感じましたか?

ルイチー 発音! シンプルに発音が難しかった……。中国語とはかなり違っていて、私がパッと聞いても違いが分からなかったりします。でもディレクターさんからは「ちょっと違う」と……。「同じじゃない? どこが違うの?」という部分が多かったので、そこが一番難しかったです。

―― 今回この曲で、一発撮りパフォーマンスを見せるシリーズ「THE FIRST TAKE」への出演が決まりました。収録の思い出は?

スー・ルイチー (Sury Su) - The Phoenix / THE FIRST TAKE

ルイチー 終わってからは、シンプルにほっとしました。重圧から解放されたというのがまず何より。最初はめちゃくちゃ緊張していて、歌い出したときは手も震えていました。失敗が全く許されない緊張感たっぷりの現場で、プレッシャーも大きくて。

 最初のうちは気持ちの整理も全然できなかったんですけど、入り込んでからは普通に歌えたんじゃないかな。もしまた機会があれば挑戦してみたい。もっと努力して実力をつけて、やってみたい!

―― 「ここを見てほしい」というアピールポイントは?

ルイチー んーー……(悩んで)最後まで見てください! 途中でやめないで。何回も見てください!(笑)

スー・ルイチー (Sury Su) - 摘星 Seize The Light / THE FIRST TAKE

好きな日本語は「エイエイオー」 目標は日本でのライブ

―― アーティストとして自己プロデュースする上で心掛けていることはありますか?

ルイチー 基本的に、ステージ上のパフォーマンスを一番大事にしています。自分の魅力、自分の個性を最大限引き出せるように心掛けました。

 プライベートでは本当に自然体。ステージ上の自分とはギャップがあると思うんですけど、そこは関係なくリアルな自分として飾らないまま見せています。その差はわりとつけているかも?

―― ファンの間ではクールなパフォーマンスと、おちゃめな普段のスタイルのギャップが愛されていますが、ご自身でその自覚はあるのでしょうか?

ルイチー ステージに上がったときの自分も自分ですし、プライベートの自分も自分。自分ではそう認識しているんですよ(笑)。

 ただ、ステージに上がるとどうしても、どういうパフォーマンスで、どういう表情で見せるのかを常に考えてしまう。この曲にはどういうメッセージが込められていて、どういう風に表現できるのか、そればっかり。でも一度ステージを降りたら「私の性格はこうだからね!」みたいな(笑)。

 ちょっとファニーだったり、友人と常に冗談を言い合ったり、もともとそれも素の自分。どちらも作っていない“私”です! 皆さんには、それを楽しんでいただければいいのかな。

スー・ルイチー おちゃめな性格とクールなパフォーマンスのギャップが魅力

―― 7月の来日では、空港でファンと会ったそうですね。日本のファンとは初対面かと思うのですが、いかがでしたか?

ルイチー 日本のファンの皆さんとは、オンラインでのお話し会を1回やったきり。ガルプラのときは日本から応援の映像メッセージをいただいたり、手書きの手紙をいただいたり。オフラインでお会いしたのは今回の空港が“初めまして”でしたね。

 残念ながら私の日本語能力が追い付かず、あいさつ程度しかできなくて。今後は日本語を勉強して皆さんとコミュニケーションをとれるように頑張りたいです!

―― 再来日の可能性を含めて、今後のプランはありますか?

ルイチー ソロアーティストとして、まずはライブをできるように頑張りたい。もっといい作品を出せるように。日本のファンの皆さんと早くお会いしたいですし、もっと皆さんが自慢できるような、世間に認められるようなソロアーティストとして頑張っていきたいです。

―― ライブ! まさにファンが望むプランです。「日本語はまだまだ」と仰っていましたが、日本の漫画やアニメがお好きだとか。学びになっている面はありますか?

ルイチー 小学校のころは『FAIRY TAIL』が大好きで、たくさんの日本語を覚えました。専門用語というか、アニメに登場する言葉ばかりですけど(笑)。一番好きな日本語は「エイエイオー!」(拳を突き上げる)。ドラマで見て覚えました。よくアニメから勉強しています!

―― まさかの「エイエイオー」! ぜひステージでも披露してください(笑)。

プレゼントキャンペーンのお知らせ(※応募は終了しました)

ねとらぼエンタの公式Twitterをフォローし、本記事を告知するツイートをRTしてくださった方の中から抽選で2名にスー・ルイチーさんの直筆サイン入りチェキをプレゼントするキャンペーンを実施します。リプライでの感想もお待ちしています!

Twitterキャンペーン応募方法

(1)ねとらぼエンタ公式Twitterアカウント(@itm_nlabenta)をフォロー

(2)本記事の告知ツイートをRTで応募完了

リプライでの感想もお待ちしています!

注意事項

  • 締切期限は10月24日正午
  • 希望の図柄は選べません
  • 当選者には編集部よりDMにてご連絡いたします。DMが解放されていない場合には当選無効となりますのでご注意ください
  • いただいた個人情報はプレゼントの発送のみに使用し、送付後は速やかに処分します
  • ご応募完了時点で、アイティメディアのプライバシーポリシーへご同意いただいたものと致します。応募前に必ずご確認ください
スー・ルイチースー・ルイチー

スー・ルイチー スー・ルイチー スー・ルイチー スー・ルイチー スー・ルイチー スー・ルイチー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  7. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  8. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  9. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. /nl/articles/2411/15/news132.jpg これ自宅なの!? 浜崎あゆみ、玄関に飾られたクリスマスツリーのサイズが桁違い 豪邸すぎてパーティー会場と間違われたことも
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた