セレーナ・ゴメス、双極性障害で妊娠難しく「車で泣いた」こと明かす 公開悩んだ精神疾患との壮絶な戦い

「25歳で結婚すると思いながら育った」

» 2022年11月05日 14時41分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 米歌手で俳優のセレーナ・ゴメスが米ローリングストーン誌とのインタビューで、自身と精神疾患との壮絶な戦いの歴史について語りました。16歳で自身を産んだ母親が俳優を目指していたことからテレビに興味を持ち、子役からスタートしたセレーナがこの業界で抱えてきたストレスがどれほど大きなものだったかが詳らかにされています。

セレーナ・ゴメスが双極性障害との戦いについて語る 自身の精神疾患との戦いについて赤裸々に語った(画像はセレーナ・ゴメスのInstagramから)

 セレーナは現地時間11月3日、Instagramで同誌とのインタビューのカバー画像を投稿し「私の物語をシェアすることは、簡単なことではありませんでした」といかに覚悟のいるインタビューであったかコメント。セレーナから聞きただすだけでなく自身の話も分かち合ったというインタビュアーに謝辞を述べ、「私がどうして『My Mind & Me』を公開することにしたのか思い出させてくれた」と結んでいます。

 「My Mind & Me」とは、11月4日からApple TV+で配信されるドキュメンタリー「セレーナ・ゴメス:My Mind & Me」。セレーナと精神疾患の戦いについて描かれています。インタビューでは、このドキュメンタリーを公開することを数週間前まで悩んでいたほどであったことも明かしました。

 さらに、2018年ごろまでに“声”が聞こえ始め、双極性障害と診断され、現在2種類の薬を服用中であることも告白。その影響で子どもを持つことが難しいかもしれないというセレーナは「妊娠を望んでいる友達を訪ねたあと、車に戻って泣いた」と、とてもプライベートなエピソードも明かしました。なお、双極性障害は医師と相談し、薬をコントロールすることで妊娠も可能であり、子どもを持ちたいという強い希望も明かしています。

セレーナ・ゴメスが双極性障害との戦いについて語る 30歳の誕生日は親友テイラー・スウィフトとお祝い(画像はセレーナ・ゴメスのInstagramから)

 また、これまで4つの治療センターで治療を受け、躁鬱や強迫観念で「私がいなければ世界はもっと良くなると思った」と自殺を考えたことも公に。「25歳で結婚すると思いながら育った」というセレーナには年齢を重ねることも苦しみの原因となり、「ばかみたいだけど、本当に世界の終わりだと思った」と多くの女性が陥りつつ大ぴっらには語りにくい不安についてもオープンにシェアしました。

 人気とは裏腹に華々しいセレブの世界になじめず、この業界ではテイラー・スウィフトしか友達がいなかったというセレーナ。2015年にはストレスが大きな原因ともなる全身エリテマトーデスという自己免疫疾患を患っていることを公表。2017年には治療の一環として親友のフランシアから腎臓移植手術を受けます。

親友のフランシアから腎臓移植を受けたセレーナ・ゴメス 親友のフランシアから腎臓移植手術を受け、手術痕も公開(画像はセレーナ・ゴメスのInstagramから)

 現在30歳のセレーナは、移植された腎臓は30年くらいしか持たないかもしれないと明かしつつ、しかしそれで構わないと話します。「“じゃあねー”みたいな感じで」とあっけらかんと人生の去り方について達観したように話す彼女は、現在メンタルヘルスを大切にするためSNSから距離を置き、同じような悩みを抱える人々を支えるさまざまな活動に従事。母親と実業家のダニエラ・ピアソンとともに立ち上げたメンタルヘルス専門のサイト「Wondermind」では心の問題を抱える人たちがお互いに励まし合ったり助け合ったりといったことを目的にしています。セレーナが今回のように、公開することを悩んだほど真に迫ったドキュメンタリーやインタビューをシェアするのは、苦しんでいる人々を助けるという「もっと大きな目的のため」であるようです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2410/02/news120.jpg 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  2. /nl/articles/2410/01/news047.jpg プロ警鐘「エアコン、夏が終わったらコレやらないと……」が530万再生 水漏れや“内部のスライム化”を防ぐコツが目からウロコ
  3. /nl/articles/2410/02/news185.jpg “医療ミス”で両頬に大きな火傷 「鏡見るたび涙が止まらない」フォロワー24万人のモデルが悲痛の声 「周りの目が怖い」
  4. /nl/articles/2410/02/news188.jpg 「平成に戻っちゃった」 マクドナルドが「まさかの内容」を投稿→“ネット老人会”のみなさんが思わず二度見
  5. /nl/articles/2410/03/news031.jpg 実家からヤバそうな「母のイチオシ」段ボールが届く→開けてみると…… 胸がじわっとあたたまる裏切りに「母様 最高」「愛がいっぱい詰まってる」
  6. /nl/articles/2410/03/news172.jpg 「驚愕の修理代」の金額明かす お見送り芸人しんいち、約2000万円の愛車が故障で「終わった」「お金がないです」
  7. /nl/articles/2410/02/news013.jpg 【今日の計算】「5−5÷5+5」を計算せよ
  8. /nl/articles/2410/03/news073.jpg 母が高校生娘に作る“モザイク弁当”をのぞくと…… 325万再生の芸術のような美しさとおいしそうな見た目に驚き
  9. /nl/articles/2410/03/news022.jpg 「こんなことになるなんて」 安全靴を購入→10分もしないうちに…… 買った直後に起きた“まさかの事態”に騒然
  10. /nl/articles/1809/23/news019.jpg 炊飯器いっぱいに炊けまくった米…! 「5.5合炊いて」が生んだ悲劇に「全米が泣いた」「笑いすぎてしんどい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
  2. 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
  3. トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
  4. 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
  5. そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
  6. 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
  7. 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
  8. “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
  9. 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
  10. 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  3. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  4. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  5. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  6. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  9. 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
  10. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声