「どんな融合を見せてくれるのか」「確かにモチーフ似てるのかも」 監督・是枝裕和×脚本・坂元裕二の映画「怪物」公開にネットでは期待(1/2 ページ)
発表前日には、是枝さんと坂元さんが台湾で一緒にいる写真をSNSで投稿も。
是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二の初タッグで贈る映画 「怪物」 が2023年6月2日に公開されることが決定。夢のコラボレーションにファンからは驚きと期待の声が数多く寄せられています。
今回のタッグに、是枝さんは、「基本的には自分の映画は自分で脚本を書いて来ましたが、誰か脚本家と組むなら誰が? という質問には必ず『坂元裕二!』と即答してきました」というほど坂元さんのファン。「こんなことを言うと坂元裕二ファンには怒られるかも知れませんが、加害者遺族、赤ちゃんポスト、子ども達の冒険旅行、疑似家族と、同じモチーフに関心を持たれている」と親近感を抱いていたそうです。
坂元さんは、是枝さんが“世界一の脚本家”であり、撮影現場でキャストやスタッフと対話しながら脚本を作っていくタイプだったことから、本人以外が是枝作品の脚本を書くことに「え、そんなことはありえるの? 無理に決まってるでしょ」派だったとのこと。今回の作品が「自分を好きになれない誰かへのエールになるといいなと思っています」と意気込みを語りました。
撮影は2022年の春と夏に終え、現在ポストプロダクション中。映画の発表とともに解禁されたのは、森の中を走る2人の子供たちの写真と特別映像。ストーリーやキャストなどはまだ明らかにされていません。
今回の発表には、ファンからTwitterで「確かに加害者家族とか疑似家族とかおふたりともモチーフにするもの似てるのかも。すごく楽しみです」「まさか是枝監督ご自身が脚本を書かない作品があるとは思わなかったのでそれが坂元裕二さんとの組み合わせによるものなんて。お二人の作るものがどんな融合を見せてくれるのか楽しみで仕方ない」「監督と脚本家の方の名前だけで誰が出演するのか分からないのに、こんなにわくわくできるってなにごと!?」「5年前に開催された坂元さん×是枝監督のトークショーに行ってから、いつかいつかと妄想を膨らませていましたが、ふぁ……!!」と興奮の声が上がりました。
発表前日には、是枝さんと坂元さんが台湾で一緒にいる写真をそれぞれのSNSで投稿しており、そのことに触れて「まさかお二人の作品が発表されるとは」という驚きの声も上がっています。
是枝裕和さんコメント全文
基本的には自分の映画は自分で脚本を書いて来ましたが、誰か脚本家と組むなら誰が?という質問には必ず「坂元裕二!」と即答してきました。それは、そんなことは自分のキャリアには起こらないだろうとどこかで諦めていたからです、きっと。夢が叶ってしまいました。こんなことを言うと坂元裕二ファンには怒られるかも知れませんが、加害者遺族、赤ちゃんポスト、子ども達の冒険旅行、疑似家族と、同じモチーフに関心を持たれている方だなと親近感を抱いておりました。もちろん作品になるタイミングは前後していますし、扱い方は全く違うのですが、それでも彼と自分は同じ時代を生き同じ空気を吸って吐いているんだと感じていました。そして、何より、その題材をとてつもなく面白いものに着地させる手腕には、羨望と畏敬の念と両方を抱いておりました。
今回は、縁あって共同作業が実現してしまいました。監督としてこの素晴らしい脚本とちゃんと勝負しなくてはいけないと、ファンであることは隠したつもりだったのですが、恥ずかしながら、バレバレだったと思います。まだタイトル以外は明かせませんが、誰よりもこの作品の完成が待ち遠しいです。
坂元裕二さんコメント全文
是枝作品の脚本を是枝さん以外の者が書くと聞くと、観客の方はどのように思われるのでしょう。わたしは、「え、そんなことはありえるの? 無理に決まってるでしょ」派です。是枝監督は世界一の脚本家でもありますから。しかも撮影現場で俳優やスタッフと対話しながら脚本を作っていくタイプの監督です。そんな仕事を引き受けた脚本家がいたら、身の程知らずだなと苦笑いするはずです。まったくもって愚か者ですね。
是枝さんは学年もクラスも違っていて話したこともないけど、時々廊下で目が合ったり、持ってるものを見て真似して手に入れたくなる、憧れの存在のような人でした。あんな人になりたかったな、なれなかったな。いいな、羨ましいな。そんな嫉妬めいた思いの対象だった是枝さんが、『海よりもまだ深く』という映画の作中やインタビューで「こんな自分になりたいわけじゃなかった」と語られていて、驚きました。是枝さんの秘密をちょっと知ったような気になりました。誰だって多かれ少なかれ自分に納得いかなくて、こんなつもりじゃなかったと思いながら生きていて、どこかで折り合いをつけようとするけど、良いこともあれば悪いこともある。自分のことがあまり好きじゃなかったりする。廊下の向こうにいる是枝さんのことを見かけるたびに、「僕もそうなんだよね」と心の中で勝手に話しかけてみたりする、そんな存在に変わって、この映画もそんな風にして作っていきました。自分を好きになれない誰かへのエールになるといいなと思っています。
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