ドン・キホーテの公式キャラ交代は“炎上商法”? 運営元「交代は事実。緊急会議で再度公式キャラを検討中」(1/2 ページ)

「ドンペン」続投へ【12月16日19時45分追記】

» 2022年12月16日 17時00分 公開
[上代瑠偉ねとらぼ]

 ドン・キホーテ(ドンキ)が、公式キャラクターを「ドンペン」から「ド情ちゃん」に交代させると発表(関連記事)。「嫌だ」「無理」などショックの声とともに、「“炎上商法”ではないか」という推測が広がっています。ねとらぼ編集部がドンキを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)広報に問い合わせたところ、「公式キャラクターの交代については事実でございます」との回答が得られました。

ドン・キホーテが、公式キャラクターを「ドンペン」から「ド情ちゃん」に交代させると発表。「嫌だ」「無理」などショックの声とともに、「“炎上商法”ではないか」という憶測が広がっています 左から順にドンペン、ド情ちゃん(画像はTwitterより)
ドン・キホーテが、公式キャラクターを「ドンペン」から「ド情ちゃん」に交代させると発表。「嫌だ」「無理」などショックの声とともに、「“炎上商法”ではないか」という憶測が広がっています (画像は公式サイトより)
ドン・キホーテが、公式キャラクターを「ドンペン」から「ド情ちゃん」に交代させると発表。「嫌だ」「無理」などショックの声とともに、「“炎上商法”ではないか」という憶測が広がっています (画像はプレスリリースより)

 交代劇が“炎上商法”ではないかという説が広まったのは、ド情ちゃんが出演するテレビCMのキャンペーンページにある、新旧両キャラクターからのメッセージが理由でした。このメッセージを横読みすると、隠れた言葉が浮かび上がってくるというのです。

 ドンペンは「ただのペンギンだったドンペイが/たくさんの方に愛され、/かわいがってもらいました。/いままでホントにありがとう。/またどこかで会えると信じてます。/すごく幸せでした!」とコメント。しかし、この文章の頭文字を横読みすると、「たたかいます(戦います)」と読めます。

 加えて、ド情ちゃんは「こんにちは!/チェンジの時は今/ライバルとして突如現れ/はたから見るとかなりシュール…/ほとんど黒のただの文字だけど、ド/ンキを背負って立つにふさわしい、/きっとみんなから愛されるよ!」と前向きにコメント。同じく頭文字を横読みすると、「こチラはほンき(こちらは本気)」になります。

ドン・キホーテが、公式キャラクターを「ドンペン」から「ド情ちゃん」に交代させると発表。「嫌だ」「無理」などショックの声とともに、「“炎上商法”ではないか」という憶測が広がっています (画像はキャンペーンページより)

 また、ドンキのTwitterでは交代を発表する前日、「ちょww マスコット交代とか何考えてんの? マジイミフww しかもキャラデザ草www」という投稿も見られました。その後、「今朝方、弊社公式アカウントにおきまして、不適切なツイートがございました」としてツイートは削除されていますが、この投稿は“炎上商法”の伏線だったのではないかと推測されていました。

 

 Twitter上ではドンキが公式キャラクターの交代を発表した後、ドンキを運営するPPIHの吉田社長を名乗るアカウントも参戦。該当アカウントは公式キャラクターの変更を知らせるドンキのツイートに対して、「社長の吉田直樹です。私も事情がわからず関係部署に確認します」「ちなみに本物です」と返信しています。PPIHの広報は該当アカウントについて、吉田社長本人が運用しているものだと認めました。

 

 PPIHの広報はねとらぼ編集部の問い合わせに対し、「本日から当社のオリジナルブランド『情熱価格』のCMが始まったこともあり、皆さまにより知ってもらいたいという想いから、この度ドンキ公式キャラクターを『ドンペン』からCMに登場した『ド情ちゃん』に交代させていただくこととなりました」と、あらためて経緯を説明しました。

 続けて「発表後、『本当にやめちゃうの?』『悲しい』『ドンペンがいい』など、多くの方から反響をいただき、これほどドンペンが皆さまに愛されていたということにあらためて気付かされました。現在、緊急で社内会議を開き、再度公式キャラクターについて検討をしております」とコメント。結果については公式Twitterであらためて発表するとしています。

 なお、吉田社長は「多くの方から反響をいただきまして、現在緊急で社内会議を行なっております。20時頃に公式Twitterにて何らかの回答をさせて頂きますのでお待ちください」とツイートしています。

「ドンペン」続投へ【12月16日19時45分追記】

 PPIHはその後、社内で協議した結果、公式キャラクターとして今後も「ドンペン」を続投させると、Twitterで発表しました。

 「発表から現在に至るまで、 お客様から大変多くのご意見を頂き、私たちが考えている以上にお客様の『ドンペン』への想いを再確認することができました。ありがとうございます」として感謝の意を示しています。

 また、「今一度ドンペンへの想いを強く持ちPPIHグループ全従業員一同未来永劫ドンペンを愛していく所存です。この度は大変お騒がせし申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

ドン・キホーテは12月16日、公式キャラクターを「ドンペン」から「ド情ちゃん」に交代させると、公式Twitterで発表 画像はTwitterより

 

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/04/news038.jpg 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
  2. /nl/articles/2501/04/news025.jpg サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
  3. /nl/articles/2501/03/news057.jpg 「箱根駅伝」10区ランナー、“父親が大物アーティスト”と判明し「息子が走ってたなんて」「イケメン息子」と驚きの声
  4. /nl/articles/2501/02/news034.jpg 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  5. /nl/articles/2501/03/news005.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」→こだわり満載の完成品に「すごすぎて意味わからない」と大反響 2024年に読まれたハンドメイド記事トップ5
  6. /nl/articles/2501/01/news001.jpg 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  7. /nl/articles/2501/03/news004.jpg 授業参観の度に「かっこいい」と言われた父親が10年後……「時間止まってる?」父子の姿に驚愕 2024年に読まれた家族記事トップ5
  8. /nl/articles/2501/04/news004.jpg 高校生息子にリクエストされたお弁当を作ったら……驚きの仕上がりに「うらやましい」 2024年ねとらぼで読まれた【お弁当記事トップ5】を紹介
  9. /nl/articles/2501/03/news012.jpg 小さなカエルを大事に育て、たった1年後…… 娘が「こわい!」と逃げ出すレベルの“ヤバい成長”に「デカすぎやろ」「僕でも怖いわ」
  10. /nl/articles/2501/03/news007.jpg 考え方も性格も“正反対”の2人が結婚→それから13年後…… 苦楽をともにした“現在の姿”に反響 「素敵ですね」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  2. 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  3. 「すごい漢字!」 YouTuberゆたぼん、運転免許証公開 「本名の漢字」に衝撃の声続々
  4. 「麻央さんにそっくり……」 市川團十郎の11歳息子・勸玄の成長ぶりに驚きの声 「大きくなってる!」「すでに貫禄がある」
  5. チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  6. 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  7. 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  8. 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
  9. 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
  10. 「デコピンを抱き寄せたのはもしかして」 妻・真美子さん第1子妊娠発表で大谷翔平の発言と行動に再注目 「“もう帰る?”は気遣っていたのかも」
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」