アフターピルのOTC化に約9割の女性が賛成 7割以上が「避妊に失敗・失敗する可能性がある場面」を経験
920人の女性を対象にアンケートが実施されました。
クリニックフォアグループは、クリニックフォアユーザーの女性920人を対象に、「アフターピル(緊急避妊薬)に関する実態調査」を実施しました。
アフターピルとは、避妊に失敗もしくは失敗した可能性がある際に、緊急的に服用する避妊薬。できるだけ早く服用することで避妊の成功率が高くなるとされています。日本でアフターピルを服用するには、現在は医師の診察と処方が必要で、産婦人科などの対面診療、またはオンライン診療での処方が可能です。
日本政府は医師の処方箋がなくてもアフターピル(緊急避妊薬)を薬局で買えるようにするOTC化(市販薬化)の検討を進行しており、2023年1月31日まで、国民に広く意見を求めるパブリックコメントを募集していました(すでに意見募集は終了)。
本調査ではアフターピルにまつわる実態を明らかにすることを目的に、アフターピル服用の要因となる避妊の状況や、アフターピル処方への抵抗や不安、OTC化への賛成可否をアンケートで調べています(※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示)。
アンケートの結果、7割以上の女性が「避妊に失敗・失敗する可能性がある場面」を経験したことがあると回答。具体的な内訳は、「コンドームが破れた・外れたなども含め、避妊に失敗したことがある」と回答した人が31%、「腟外射精などを含め、避妊に失敗する可能性がある場面を経験したことがある」と回答した人が42%でした。
また、「妊娠を希望していない時期に、コンドームなどの避妊具を使用せずに性交渉を行った経験がある」と回答した人は55%にのぼり、「経験はあるが、低用量ピルなどコンドーム以外の避妊方法を行っていた」と回答した人が31%でした。コンドームを使用せずに性交渉を行った理由の最多は「男性にコンドームをつけたくないと言われたから」、次いで「男性につけてほしいことを伝えづらかったから」「事前に準備していなかったから」「自身(女性側)がつけたくなかったから」というものでした。
この結果から、クリニックフォアグループは多くの人が誤った避妊方法である「腟外射精」を行っていると予想されるとし、8割以上の人が性感染症にかかるリスクがあったと分析しています。
アフターピルの服用については、服用したことがない人が58%、服用したことがある人は35%でした。服用経験者の約7割が対面診療、約2割がオンライン診療で処方されたものを服用しており、対面診療のアフターピル処方に抵抗や不安を感じた人は8割にのぼりました。その理由で最多は「病院にいる人の目が気になる」、次いで「医師に避妊に失敗したことを説明したくないから」「医師に怒られると思ったから」というものでした。
また、オンライン診療でアフターピルを処方された経験がある人に「オンライン診療において抵抗・不安を感じた経験があるか」と質問したところ、41%の人が抵抗や不安を感じたと回答。59%の人が抵抗や不安を感じなかった、と回答しました。
処方箋がなくても薬局でアフターピルが購入できるようにするOTC化については、約9割の人が賛成。その一方で、「OTC化が決定した場合、薬剤師がアフターピルについて説明を行った上でその場での服用が必須となる可能性があることを知っているか」という質問には、57%の人が知らないと回答しました。
OTC化賛成の理由として寄せられた回答例
- すぐに服用する必要があるのに婦人科の予約が取れないと処方されないから
- 身近で手に入れば精神的に楽だから
- 望まない妊娠は減らせる方が良いから
- 仕事があるとなかなか病院に行けないので、薬局ですぐに買えた方が助かるから
- アフターピルを取り扱っている産婦人科が常に空いている訳では無いし、緊急性を必要とするので、薬局で購入出来れば助かるから
- 学生などの周りの目が気になる人などが気軽に手に入れやすいと思うから
- 事故で避妊に失敗してしまった時や、性的被害にあった際に、躊躇うことなくアフターピルを買えるようになるのは安心だから
- コンドームでの避妊はどうしても男性側に主導権が握られてしまうため、女性側が圧倒的不利だと感じたから
- 防衛策として低用量ピルを使用もあるが、体質や事情で服用できない方もいるので、アフターピルが薬局で購入できれば多くの女性を守ることができると思うから
- 若い子はアフターピルの処方箋を出してもらうことが恥ずかしかったり、親にバレたくないと思うから
- わざわざ説明しなくていいから
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