「皆で音楽を表現できた」 待望の声出し解禁、逢瀬アキラ生誕祭ライブがテンション爆上がりだった

3年ぶりのオールスタンディング&声出しOKとなった生誕祭ライブ。その盛り上がりを見てきました。

» 2023年05月09日 19時00分 公開
[じゅげむねとらぼ]

 シンガー・ソングライターの逢瀬アキラさんが、自身の誕生日当日である5月1日に生誕祭ライブ「逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜」を吉祥寺SHUFFLEで開催しました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜

 逢瀬さんは、2014年ごろから活動を始め、アニメ・ゲーム業界を中心に自ら作詞作曲した楽曲を提供。アニメ「奇異太郎少年の妖怪絵日記」(2016年)のEDテーマ「茜色クロシェット」や、2022年にアニメ4期が放送された「八十亀ちゃんかんさつにっき」の主題歌「ENJOY☆NAGOYA☆PERFECT☆LIFE」などで知られ、自らをアキラ帝国赤い彗星軍の“女帝”と自称するキャラクターも相まって、赤い彗星軍(逢瀬アキラファンの総称)から長く愛されています。

 コロナ禍があけ、実に3年ぶりのオールスタンディング、かつ声出しOKでの開催となった同生誕祭ライブ。ゲストには、OVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」OP主題歌「嵐の中で輝いて」などで知られ、2019年には逢瀬さんと2マンライブを実施しているシンガー・ソングライターの米倉千尋さんと、「ひぐらしのなく頃に」EDテーマなどを手掛けた片霧烈火さんの2人。ねとらぼでは同ライブを取材してきました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜 続々と会場内に入り前物販などを購入していくファン

 開演時間の19時になるころにはキャパシティー160人のフロアはパンパンとなり、身動きが取れないほどの状態に。それでも、逢瀬さんが開会のあいさつで登場するだけで、会場のボルテージは一気にヒートアップ! 最初に呼び込まれた片霧さんによる「一生モノ★」でライブの幕が上がりました。

 片霧さんは「一生モノ★」に続け、「ひぐらしのなく頃に」のEDテーマ「why, or why not」も披露。1番は原曲通りしっとり、2番からポップ調へとアレンジされた楽曲に、会場全体がクラップで一体となりました。

「逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜」開演時 「逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜」開演時

 その後、MCで逢瀬さんが呼び込まれ、「楽園のメタファー」を片霧さんと歌唱。ゲストとのコラボに沸き立つフロア。そこにたたみかけるように「Answer」。美少女ゲーム好きなら一度は聞いたことがあるであろうバリバリのロックソングに会場の一体感がさらに高まりました。

 転換後、米倉さんが登場し、美少女ゲーム「9-nine-」の楽曲「InFINITE Line」「DEAR MY WAKER」を歌唱。美少女ゲームファンが多い赤い彗星軍も雄たけびをあげて盛り上がる中、Twitterでリクエストがあったというテレビアニメ「カレイドスター」OP「約束の場所へ」、そして、米倉さんといえばのデビュー曲「嵐の中で輝いて」という人気の高い楽曲も披露されました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜

 5分ほどの転換の後、「奇異太郎少年の妖怪絵日記」のED「妖姫絢爛紅桜白夜」とともに、逢瀬さんが登場。立て続けに「東京シュルレアリズム」も歌い、コロナ禍でモッシュやコールができずにたまっていたフラストレーションを全てぶつけるかのように、彗星軍は円をつくり、全力で声を出していました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜
逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜 彗星軍

 「Loving on stage!」の歌唱時には、サイン入りパンツをフロアのファンに向けて投げる逢瀬さん伝家の宝刀「おぱんちゅ乱舞」がさく裂。幸運にも受け取ったファンは皆一様にパンツをかぶります。異様な光景のはずですが、もはやそれが当たり前の雰囲気にしてしまう熱気がそこにありました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜

 その後は、「妖し月夜の縁より」「Divine Akashic」「Virgnai lily」「終末の少女」としっとりとした曲の連続でいったんクールダウン。MCを挟んで自身が初めて作詞・作曲・編曲まで務めた「Grace Blaze」を歌い、和やかだった雰囲気は再びヒートアップ。新曲の「愛的★Reliance」で雄たけびがフロアに響き渡り、「ヘリオドールの光跡」からの「Girlish Love」と緩急のあるセトリに逢瀬さんも、フロアのファンも少々疲れが見え始めたように感じました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜

 MCパートで米倉さんが再登場すると、セカンドアルバムで一緒に制作した「存在証明」の制作秘話や、逢瀬アキラ楽曲への感想を吐露。憧れの存在から褒められた逢瀬さんは、少し照れくさそうな笑顔を浮かべました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜

 そして、デュエットによる「存在証明」から始まったラストスパート。息継ぎする暇もない「ENJOY★NAGOYA★PERFECT★LIFE」のコールラッシュから、トドメと言わんばかりの「Sacrifice」。最後は「CHU CHU CHU making love!」で会場全体で「ERG!」と叫ぶいつもの流れでライブパートは終了。最後はステージに米倉さんを呼び込み、片霧さんは声だけでそれぞれあいさつしてライブは終了しました。

 全体を通して、ライブタイトルにある「暴れたいなら比処へおいで〜」の通り、出演者、観客含めて大暴れし、声を張り上げられたライブとなりました。ネットには、「御三方元気すぎ!! そして近すぎ!!」「超近距離のアキラ様にどきどき」「パンツ被って揉みくちゃになって叫ぶライブがこんなに楽しいとは」など同ライブを堪能したファンの声がみられ、コロナ禍以前のにぎわいに戻ってきたことを感じることができるライブとなりました。

逢瀬アキラ生誕祭“爆発のアキラ2023〜暴れたいなら比処へおいで〜

 ねとらぼでは、ライブ後の片霧さん、米倉さん、逢瀬さんそれぞれにコメントをいただきました。

片霧烈火さんコメント

生誕祭ライブ、ゲスト一番手だった片霧烈火です!

めでたいイベントに出させてもらって光栄の極みです(*'▽'*)

出演してとにかく印象的だったのがお客さまのあふれ出過ぎの熱量! 暖かく迎えていただけたのもうれしいですが、ポールから身体をはみ出させての本気のお祝いに、のまれてしまいそうでした……!!!

でもそれだけたくさん愛されるってことよねーうんうんと楽屋裏では勝手に後方腕組み彼氏ヅラしていました( ´ ▽ ` )

また今回、米倉千尋さんと同じ舞台を踏ませていただいて、出番が終わったら着替えもそこそこに、とにかくおうたを堪能しておりました。完全にお客の顔で「すげーうめー(語彙力ないなった)」しとりました。めっちゃ勉強になるし幸せだしで、なんてぜいたくなライブなんでしょうね……

そして、以前にもゲスト出演させていただいたことがありますが、その時からずっとすごいなと感じる「逢瀬アキラ」というアーティストの輝きはさらに磨きがかかっていて。さまざまな曲を熱く、クールに、美しく歌いこなす姿はまさに女帝で、ほれぼれしました! 何より顔が好みすぎて……んんッつら……(尊)

そんなアキラちゃんのおとなりで「楽園のメタファー」をご一緒できたのはとても楽しかったナ! おうたは当然格好いいし、さらに振り向くたびに好みの顔がある! そこは天国でしたね完全にね。これからますます活躍してキラキラなアキラちゃんにくっついていけるように、もっとご一緒できるように頑張ります!

あらためて、お誕生日おめでとうございます!

アキラちゃんの一年(だけと言わずもっともっと先まで)が、すばらしいものになりますように!

米倉千尋さんコメント

逢瀬アキラ生誕祭【爆発のアキラ2023〜暴れたいなら此処へおいで〜】にゲスト出演させていただきました。彼女と会えなくなったコロナ禍の長いトンネルを抜けて、やっと訪れたこの日のステージ。アキラちゃんの躍動はさらにパワーを増していました。二人で並んで歌った私たちの共作「存在証明」では、彼女のほとばしるエネルギーに熱い刺激をもらいました。また私は、私たちを結んだゲーム『9-nine-』から「InFINITE Line」「DEAR MY WAKER」を歌い、アキラちゃんからリクエストを受けた「嵐の中で輝いて」「約束の場所へ」も披露させていただきました。ファンの熱気も胸熱でした。アキラちゃん、今年もあなたらしく輝いていってね!

逢瀬アキラさんコメント

お誕生日当日の特別な日に、音楽を志すきっかけとなった大先輩のお二人が、私のために出演してくださったこと。本当に夢のような思いです。

歌唱コラボでは私の大好きな曲を一緒に歌わせていただき、とんでもなく幸せでした! 何より、ずっと応援してくれてるファンの皆が駆け付けてくれて盛り上げてくれたこと、こんな幸せはありません!

私はシンガー・ソングライターとして活動しておりますが、ライブはファンの皆と一緒にステージを作り上げていると思っています。この日は私も特別な意気込みがあったように、フロアの皆も特別な気合いで望んでくれたのがガンガン伝わってきました! 毎日デスクに向かってメロディーを制作する地味な毎日ですが、こうやって皆で音楽を表現できたことが、生きてきた意味のように感じています。これからも皆の想いに応えられるような、皆の心に寄り添えるような曲を作り、歌い続けたいと強く思った1日でした。

今後もこの人生を音楽にささげ、皆の笑顔を1秒でも多く見続けられため頑張りたいです! 嵐の中でも輝き続けられるよう、生きていきます! 皆さま本当にありがとうございました!

また、5月20日アコースティックライブと、12月3日高田馬場フェイズで久しぶりのバンドライブでの主催イベントを開催します! よろしくお願いします!

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