逮捕からの鮮やか復活劇 元祖カリスマ主婦、81歳にして“人気モデルの登竜門”雑誌で表紙に「老いるというのは退屈」(1/2 ページ)
3カ月しっかり準備をした上で挑みました。
ライフコーディーネーターとして活躍する実業家のマーサ・スチュワートが米スポーツ雑誌『Sports Illustrated』恒例の水着特集号『Sports Illustrated Swim Issue』の2023年版へ登場。同誌の水着特集号は人気モデルの登竜門として知られており、現在81歳のマーサは、同誌において水着姿で表紙を飾った最高齢モデルとなります。
同誌は現地時間5月15日、Instagramアカウントにマーサが写る表紙画像を投稿すると、「ベストセラー作家、起業家でもあるマーサ・スチュワートは彼女だけの帝国を築き、今年の水着特集号表紙モデルの1人としてその軌跡を刻み続けています」とマーサが表紙モデルの1人として登場することを発表。ほかに独シンガー・ソングライターのキム・ペトラス、米俳優ミーガン・フォックス、米モデルのブルックス・ネーダーがモデルを務めます。
また、マーサも自身のInstagramへ水着姿の写真3枚を投稿。2022年11月に同誌から声がかかり、2023年1月末のドミニカ共和国での撮影に向け3カ月しっかり準備をした上で「自信を持って挑んだ」としており、「新しいことへの挑戦はとても良いこと。勇敢であることもとても良いことです。何事も恐れないで」とコメントを添えています。
マーサが投稿したのは、まず表紙を飾った白いワンピースの水着にオレンジ色のボリューミーな羽織をまとった1枚で、写真の彼女はにっこりと余裕のある笑顔を見せています。2枚目は赤い華やかなワンピースの水着で、下はスカートのようなデザインになっており、腰のあたりで裾を結んでいます。マーサはビビッドな色合いにも負けない解放的な様子で全身を披露。そして3枚目は競泳用のようなシルバーと黒のワンピースの水着で、海水に半身漬かったマーサをとらえたもの。美しい自然の風景と、大きなサングラスをかけモードなマーサのスタイルが印象的です。
5月15日に米ニュース番組「TODAY」へ出演し、撮影の日は9種類の水着に着替えたと語ったマーサ。ちょっと奇妙に感じ緊張したものの、初めて表紙に写る自分を見たあとは「この写真が好き……じゃあ、いっか」と思ったことを明かしています。
そして同誌最高齢で水着姿の表紙モデルとなったマーサは“老いること”について「私たちみんなが良い生き方、うまい生き方、そして老いないことについて考えるべき。老いるというのはとても退屈なんです」と持論を展開。自身の病院「マーサー・スチュワート・フォー・リビング」にも言及し、そこでは「優雅に年を取ること」を目指しているとコメント。「老いについては考えず、うまく生きることを考える。よく食べ、よく運動し、友達を作ったりペットを飼ったり、年をとっても幸せな気持ちになることをしたいと人々に植え付けようとする。それが私の目標です」と述べました。
マーサは1961年、イェール大学の学生だったアンドリュー・スチュワートと学生結婚し1965年に長女を授かります。日本では“カリスマ主婦”として知られているものの、アンドリューとは1990年に離婚しており現在は独身。離婚後も夫の姓を名乗り続けています。
10代でモデルとしてキャリアを活躍することからスタートしたマーサは、自宅でのケータリング業、書籍や雑誌の発刊などで徐々に名前を知られるようになり、1992年にスタートしたテレビ番組「マーサ・スチュワート・リビング」で一躍人気者に。自身のブランドライン「マーサ・スチュワート・エブリデイ」を発売し、会社も設立するとまさに大帝国を築きますが、2002年にインサイダー取引の容疑で逮捕され、世間に衝撃を与えました。
2004年には有罪判決を下され、番組は打ち切りに、会社の株価も急落下してしまいます。しかしそこはただでは転ばないマーサ、5カ月の禁錮刑を終えると自身のラジオ番組やテレビ番組をスタートさせ、2016年には米ラッパーのスヌープドッグとの料理番組「Martha & Snoop's Potluck Dinner Party」が放送開始。異色の組み合わせが話題になりました。
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