認知症のブルース・ウィリス三女、診断降りる前から「ずっと何かおかしいと」 母デミ・ムーアと容姿比べられ病んだ過去明かす(1/2 ページ)
両親と比べられ身体醜形障害に苦しんだタルーラ。
ブルース・ウィリスと米俳優デミ・ムーアの三女タルーラ・ウィリスが、父との関係性やセレブ一家に生まれついた苦しみについて赤裸々に吐露。2022年に失語症で俳優を引退し、2023年には前頭側頭型認知症の診断が下りたと家族が公表した父親について、診断が下りる前からずっと感じていた違和などについて語りました。
タルーラは5月31日、米『VOGUE』誌へ寄せた手記で自身について語り、Instagramでは「勇気を出して、人生のとても正直な部分を共有し、それが人々の心に響き、孤独な場所をつなげてくれることを望みます」と意図を添えました。
記事内でタルーラは、ブルースが失語症、それから認知症であると診断を受け公表する前から「ずっと何かおかしいと思い続けていた」と違和感を告白。家族が話し掛けてもブルースが無反応なことがあったのが始まりで、それを家族は長い間ハリウッドで働き続けてきたための難聴のせいだと考えていたそうです。
だんだんと反応のないときが増えていくと、タルーラはそれを父が再婚相手との間に2人の娘を授かったため「私に興味がなくなった」と考えていたと明かします。現在34歳のタルーラも当時はまだ多感な思春期で「私は母にとって十分きれいじゃないし、父にとって十分面白くない」と考え、自らを苦しめることになりました。
さらに近年、ブルースが病気によって衰えていくことに「誇れることではない、忌避と否定を繰り返してきたことを認める」とタルーラ。その理由を「自分の体調が悪くどうにもできなかった」と、ずっとセレブな両親のもとに生まれ身体醜形障害に苦しんできたことなどを告白しました。
タルーラの身体醜形障害がはじまったのは11歳のとき、ノートPCで自らの容姿への悪辣(あくらつ)なコメントを見たことがきっかけでした。「ワオ、彼女奇形みたいね」「あの顎見て、父親の劣化版みたい」「母親がっかりしてるだろうね」といった中傷を読んだ彼女は1人、「誰も教えてくれなかった自分の真実を知ったんだ」と思ったそうです。
そして20歳で精神科に入院、25歳で思春期から抱えていたうつ病のため治療施設へ入所し、ADHDと診断されます。処方薬の副作用の食欲抑制効果から摂食障害も引き起こし、2022年の春には体重が約38キロに。同年6月には感情の制御と安定的な人間関係を築く能力が損なわれる「境界性パーソナリティー障害」と新しい診断が下りました。
また、タルーラはこのような一連の苦しみの中、2021年に結婚式へ出席した際、新婦の父親がスピーチするのを見て「自分には得ることのできない瞬間なんだ」と思い、席を離れて外の茂みで泣いたという切ないエピソードも明かしました。
自身が身体醜形障害に苦しんでいるあいだ、ブルースもまた苦しみを抱え認知症のテストを受けていたと述べ「父は根本的な原因を調べたり精査することにあまり興味のない人で、ある時代におけるステレオタイプな父親なのかもしれない」とタルーラ。
「なぜ漏れているのかわからなくても栓をしてしまうのが彼のスタイル。たしかにきちんと調べることには利益があるんだけど、彼のやり方には美しさがあった。彼がもうその能力を失うまで、私はそのことに気が付かなかった」と娘にしか知りえないかつての父の姿を振り返っています。
そして2022年10月頃に少し体調がよくなったというタルーラは「その時間を味わい、父の手を握り、すばらしいと感じられるようになった」と現在の気持ちを語ります。今はブルースの家に行くと目に映るもの全てを写真に収め、いろいろなものを大切に保管し、父からのボイスメールも全てHDDに保存しており、「父がいなくなったときのために、父と私たちのことを思い出すための記録を作ろうとしてるんだと思う」とその動機を明かしました。
ブルースは今でもタルーラが誰なのかを忘れることはなく、部屋に入っていくと顔を輝かせるのだと言います。今、体調がよくなった彼女は父のため「どうしたらもっと快適にしてあげられるかな?」と考えるそう。「私は有名人一家に生まれ育ち、両親の長い影から一筋の光を見いだそうともがいてきました。しかしだんだんと、自分がその光の中にいることを感じられるようになっています」と自身の存在を肯定し、確固とした居場所を見いだしつつあるとのこと。
そして2023年4月25日に姉のルーマーが長女ルエッタを出産したことで、赤ちゃんとブルースとの間に予想もできないことが次々に起こっているとし、今が家族にとって“特別な時間”であると結んでいます。
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