作品の“たすきをつなぐ” 舞台「あの花」再演にかける熱気あふれた発表会 「なにも変わらない大切さがわかった作品です」(1/2 ページ)
アニメから飛び出してきたみたいだった。
8月9日から銀座・博品館劇場で上演される舞台「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(以下「あの花」)の製作発表が6月15日に同劇場で行われ、舞台衣装に身を包んだ主要キャストとスタッフが登壇し、作品への思いや意気込みについて語りました。
「あの花」は、2011年にフジテレビ・ノイタミナ枠などで放送されたA-1 Pictures制作のオリジナルテレビアニメ作品。「めんま」こと本間芽衣子の死によってバラバラになってしまった幼なじみたちの過去の葛藤や成長を描いた物語が人気を集め、小説やコミカライズ、実写ドラマなど幅広く展開されてきました。
2022年2月に初上演され2度目の舞台化を迎える同作。めんま役の市川美織さんと安城鳴子(あなる)役の桃月なしこさんが続投し、その他主要キャストの宿海仁太(じんたん)役を河原田巧也さん、松雪集(ゆきあつ)役を井阪郁巳さん、鶴見知利子(つるこ)役を駒形友梨さん、久川鉄道(ぽっぽ)役を須賀裕紀さんが、それぞれ新たに務めます。また、前の舞台で脚本を手掛けた畑雅文さんが、今回は演出も担当。
製作発表には、キャラクター衣装に身を包んだ市川さん、桃月さん、河原田さん、駒形さん、須賀さんに加え、畑さん、プロデューサーの片岡義朗さんも登壇。この日は井阪さんが欠席。市川さんは声をからしてしまったため、劇中のめんまのように筆談でのやり取りが行われました。
写真撮影:こた
テーマは“たすきをつなぐ”こと
始めに、アニメや舞台作品に多く関わってきた片岡さんが、淡い思いのにじんだボーイミーツガールを扱う舞台作品の少なさに言及。舞台映えする動きの激しい作品が多い中、「泣いたり笑ったり人生を考えたりというような、そういう2.5次元舞台を作りたくてこの舞台を企画しました」と同作の狙いを語りました。
続けて畑さんが、「あの花」という人気作に関わる際、“たすきをつなぐ”というテーマで取り組んでいると説明。同作が今後も愛され続けていくだろうなかで、「自分がまたつないでいく一つの役目を今回担うことになったんだな」と感じたといいます。
一方、同作への出演が決まった際の気持ちを聞かれ、「あの花」ファンだという河原田さんは、「プレッシャーはもちろんすごくあるんですけど、同時に役者としてやってやろう、かましてやろうという気持ちも日に日に強くなっています」と強い気持ちを込めつつ意気込みを語りました。
同じく「あの花」のファンで、前回公演も見に行ったという須賀さんは役が決まった瞬間から「興奮が覚めやらぬ状況」とのこと。演じることへの不安は一切なく、ぽっぽ同様「リーダーのじんたんがなんとかしてくれる」と、河原田さんへ全幅の信頼を寄せていると明かしました。
いつまでも色あせない「あの花」の魅力
「あの花」の魅力を聞かれた市川さんは、「なにも変わらないめんま 大人になる途中のみんな 変わっていく日々のなかで成長しつつ なにも変わらない大切さがわかった作品です」と回答。出演が決まり初めてアニメを見たという駒形さんは、「感動して泣いちゃうよ」と周りから散々言われ「ちょっとひねくれた気持ちで見始めた」とのことでしたが、結果的に「めっちゃ泣いちゃうっていう」と今も色あせない「あの花」のパワーについて語りました。
2度目の共演となる市川さんと桃月さんは、お互いについて「美人!」と即答。なお桃月さんは芸能活動を始める前から市川さんを知っており、芸歴にも差があることから「どんな方なんだろうって最初は怖かった」としつつ、共演後は仲良くなりプライベートでも会っていると明かしました。
最後に、今回改めて脚本・演出を担当するにあたり特にこだわったシーンを聞かれた畑さんは、「“あの日”を再現することになった超平和バスターズの秘密基地からじんたんが逃げ出そうとしたとき、必死に止めるぽっぽの演出」だと明かしました。
人気作品2度目の舞台化に、キャストスタッフ全員のやる気が感じられた製作発表会。今回の公演では「あの花」の舞台である秩父市が協力しており、よりパワーアップした作品になりそうです。
(C)ANOHANA PROJECT (C)舞台「あの花」製作委員会2023
舞台『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
【公演日程・場所】2023年8月9日(水)〜15日(火) 博品館劇場
【脚本・演出】 畑雅文
【配役:出演キャスト】
宿海仁太 (じんたん):河原田巧也
本間芽衣子 (めんま):市川美織
安城鳴子 (あなる):桃月なしこ
松雪集 (ゆきあつ):井阪郁巳
鶴見知利子 (つるこ):駒形友梨
久川鉄道 (ぽっぽ):須賀裕紀
本間聡志:一ノ瀬将飛
本間イレーヌ:彩夏涼
本間学:村田充
宿海塔子:横山智佐
宿海篤:ラサール石井
【スタッフ】
原作:「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
脚本・演出:畑雅文
プロデューサー:片岡義朗、慶長聖也
協力:秩父市、株式会社アニプレックス
主催:舞台「あの花」製作委員会2023
【チケット】
価格:9,000円 (全席指定・税込)
公式先行販売:2023年6月15日18:00開始
一般発売日:2023年7月24日(予定)
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