「上を向いて バズろう」電柱広告がコピーライター作品と酷似 都内のIT企業が謝罪……本人と和解、「共同作品」に差し替えへ(1/2 ページ)
コピーライター本人から類似性の指摘。
SNSマーケティング支援などを行うテテマーチ(東京都目黒区)は、同社が都内に掲出した電柱広告が、コピーライターのはせがわてつじ氏が過去に掲出した電柱広告のキャッチコピーと類似していたとして、6月21日に公式サイトで謝罪しました。同社ははせがわ氏と和解の上、広告を同氏と共同で制作したものに差し替えるとしています。
テテマーチは設立8周年を記念し、6月から目黒区の権之助坂商店街に電柱広告を掲出。「上を向いて バズろう」「SNSを支える柱になりたい」といったキャッチコピーが縦書きで記されていました。掲出理由について、同社は6月12日にニュースリリースの中で「SNS時代の特性を捉え、当社社員と世の中のSNSに対する熱量を上げるために、設立8周年の節目で電柱広告掲出を実施するに至りました」と説明していました。
この電柱広告を見たはせがわ氏は12日、ツイッターで「8年前につくった広告と似てて複雑なきもちに」と投稿。同氏が投稿した電柱広告の写真には「代理店さんも、お取引先も、上を向く言葉を書きます」「代理店さん、その広告、柱になる言葉ありますか?」と、テテマーチの電柱広告と同じ言葉を含んだ、縦書きのコピーが記されていました。同氏は「電柱広告でググれば出てくるし、この会社の人たちにフォローもされてるし、まぁ誰でも思いつくコピーだから別にいいのかな〜」と胸中を語っていました。なお、該当投稿はすでに削除されています。
テテマーチは21日、公式サイトに「電柱広告のキャッチコピーに関するお詫びとご報告」と題した文書を掲載。はせがわ氏から自身のキャッチコピーとの類似性について指摘があったとし、社内で事実確認をしたところ「キャッチコピーを作成した社員ははせがわ氏のキャッチコピーを認識のうえで作成したことが判明しました」と伝えました。社員ははせがわ氏の作品について「あくまでアイデアの参考として解釈しており、キャッチコピーの盗用には当たらないと判断」したとしています。また、掲出するキャッチコピーの決定プロセスにおいては「社内での管理体制の甘さ」があったとしました。
同社は速やかにはせがわ氏に謝罪の上、今後の対応について話し合い、和解したと報告。今後は「はせがわ氏と共同で新しいキャッチコピーを作成して、電柱広告を差し替える対応をさせていただく」としました。また「今回の事態を真摯に受け止め、クリエイティブにおける制作管理工程を見直し、チェック体制を強化・徹底することで再発防止に努めてまいります」と伝え、「株式会社コピーライターのはせがわてつじ氏ならびに関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしていることを重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
共同制作の差し替えコピーは「制作費をいただくことはありません」
はせがわ氏も21日に自身のnoteで記事を更新し、テテマーチとの話し合いの経緯などを説明。その上で「制作者を責めることにつながる可能性のあるツイートをしたことをテテマーチさん、電柱広告の制作者の方々に謝罪します。あくまでぼく個人の考えですが、コピーを書いた人や、クリエイティブディレクションをした人など、個人を責めるのはおかしいと思っています。広告は、制作会社、代理店、クライアント、ときに媒体社も含めたみんなで同意して世に出すものだからです」と、自身のツイートについて言及しました。
また、はせがわ氏は広告の「パクリ」問題について、次のような見解を示しました。
「まず、パクリ=悪いことだというところで思考停止する人が多いと感じてますが、似たようなコピーを使ったとしても、犯罪をしたわけではありません。ぼくが敏腕弁護士に依頼して訴えたからといっておそらく勝てません。(”白い恋人”と”面白い恋人”みたいな商標などは別問題です)」
「あくまで制作会社、制作者のマナーとか気持ちの問題だと思っています。今回のコピーを考えた方は『似てるけどこのコピーなら問題ないな』という判断だっただけです。『誰かが書いたようなコピーは書きたくない』とぼくは思っているのですが、これは個々の考えのちがいかもしれません。このパクリ問題は、ハッキリとした基準がないので責めてもしょうがないです。ぼくだって、過去につくったコピーで、どこかのコピーに似ているというのはたくさんあると思います」
はせがわ氏はテテマーチと共同制作する差し替えコピーについて「テテマーチさんから制作費をいただくことはありません」としています。また、今回の経験を受け、キャッチコピーの類似チェックサービス「コピーチェッカー」、キャッチコピーのフリー素材サイト「こぴーや」を始めるとしました。
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