インリン、最後のグラビアは「想像していた自分とは全然違った」 14年ぶりの“M字開脚”へかけた思い(2/3 ページ)
インリンの転機
――これまでの人生を振り返って、転機はいつだったと思いますか?
インリン グラビアの世界に入るきっかけとなった1枚の写真を見たときかもしれません。グラビアの世界に入るまでは、スカートの丈が膝よりも上だと家から出してもらえないような厳しい家庭で育ったんです。だからこそ、グラビア撮影の声がかかっても、なかなか勇気が出せませんでした。
それでも、カメラマンの方は私の返事を待ってくれていたので、撮影するだけなら……と撮った1枚が私じゃないみたいで。撮影中はすごく恥ずかしくて、指示されるがままポーズを撮っていたんですが、出来上がった写真はすごくすてきで、「私はこういう衣装を着ても大丈夫なんだ」とすごく自信がついて、グラビアのお仕事をするようになりました。
もう一つは、2010年に長男が生まれたとき。結婚と出産を経てからは、これまでの生活とガラッと変わって、違う人生を歩み始めたという感覚があります。今47歳ですが、この2つの出来事は私の人生の中で大きな転機だと思います。
現在の生活
――現在は台湾でどのような生活をされていますか?
インリン 毎朝6時に起きて、子どもたち3人分のお弁当を作っています。その後は子どもたちを送り出して、掃除、洗濯、洗い物。お昼すぎから自分の時間があるのですが、YouTubeチャンネルに投稿する動画の編集をすることもあります。その後は、買い出しに行って、子どもたちのお迎え、夕食の支度、とずっと動いているので1日があっという間ですね。
――お子様はそれぞれ何歳になられましたか?
インリン 長男が13歳で中学生になりました。双子の次男と長女は、9歳で小学校4年生。長男は思春期に差し掛かっていて、今までは私が髪の毛を切っていたんですが、最近は美容院に行くようになったり、洋服も自分で選ぶようになったりと成長を感じます。
――グラビア活動に終止符を打った今後、どういった活動をしていかれるのでしょうか?
インリン 今はYouTubeチャンネルを運営しているので、引き続き台湾の観光地を紹介していきます。あとは、チャンスがあれば自分が被写体ではなく、裏方として作品を作っていきたいです。
今回の写真集で制作にも携わってみて、出来上がったときの満足感や達成感が、これまでとは全然違ったもので、すごくうれしかったんです。
――インリンさんプロデュースの写真集に期待したいです。最後に、インリンさんにとって、グラビアとはなんですか?
インリン セクシーで、美しいものでもあると思いますが、もともと「ジョイトイ」が、自立した強い女性や平和というメッセージを込めていたプロジェクトでしたので、私にとってグラビアは、見ていると平和な気持ちになれるものなんです。だからこそ、グラビアは今後も絶対になくならないでほしいです。
『インリン・オブ・ジョイトイ写真集 すべて今の時ゎ最後の時〜最終話』
「M字開脚ポーズ」を連発して「エロテロリスト」と呼ばれ、1990年代後半から2000年代にかけて絶大な人気を誇ったインリン。彼女の最新にして最後の写真集となる本書は、全グラビアファン必見の1冊だ。彼女の故郷である台湾でオールロケを敢行。ロケーション・コーディネイトも彼女自身が務めた。コケティッシュな顔立ちと、抜群のプロポーションは、いまだ健在。今回も惜しみなくM字開脚ポーズを披露してくれている。エロテロリストが愛と感謝を込めて贈る、ラストM字開脚!(Amazon.co.jpより引用)
(C)ハリプ/講談社
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「本当に色んな事がありました」としみじみ。
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