ホストデビューが話題、羽賀研二の「忘れられない言葉」とは―― いいとも青年隊、熱愛、逮捕、現在まで激白90分 :私の人生が動いた瞬間(2/4 ページ)
――上京後はどんな暮らしでしたか。
羽賀:当時、代々木公園横の歩行者天国で踊る「竹の子族」、ロックンローラーの格好をした「ローラー族」が大ブームだったので、事務所から「そこへ行って面の皮を厚くしてこい」と言われ、僕もギターを覚えて岸田智史さんの「きみの朝」など数曲を一生懸命歌っていました。そこで「ジャニーズ」と書かれた名刺を渡してくれたのがジャニー喜多川さんでした。
――ジャニー喜多川さんにスカウトされたこともあるんですね。
羽賀:「アイドルを育てるプロダクションの社長をやっているんだけど、良かったらYOUも来ない?」と声を掛けてくださって。すでに事務所に所属していたのでその旨を伝えたら、悔しそうに「そうなの〜?」と膝を叩いて悔しがる素振りを見せてくださいましたが、いつもジュースを買って持ってきてくれていました。またそのころ、歩行者天国で親しくなったのが柳葉敏郎、哀川翔ら一世風靡セピアのメンバーと野々村真です。
「いいとも青年隊」でブレイク、そして人気モデルとの熱愛――
――マルチタレントとしてのブレイクのきっかけは何だったのでしょうか。
羽賀:1981年にミュージカル「ザ・ファンタスティックス」でのデビュー後、野々村真と僕は「森田一義アワー 笑っていいとも!」の初代「いいとも青年隊」オーディションに合格。お昼の顔として全国区の知名度となり、アイドル的な人気を誇るようになりました。
――当時は「街を歩けないほどの人気」だったという話も聞いたことがあります。
羽賀:本当にその通りで、1人で行動することはできない状況でした。例えばジャニーズの場合、特定の年代層の人たちを熱狂的な人気を誇るというのが特徴ですよね。でも僕たちの場合は、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでとにかく幅広い年齢層の方が「いいとも青年隊」を応援してくれました。そういえば名古屋でトークイベントをするとなったときに5000人が集まったこともありましたね。
――羽賀さんといえばプレイボーイの代名詞、というようなイメージがある人も多いかと思います。
羽賀:「目が合ったら妊娠する」なんて言われた時代があったりもしましたし、よくそんな風に雑誌に書かれたりしましたね。実際には僕は“1人とお付き合いするのが長い”タイプなんですけれどもね。
――「いいとも青年隊」の好青年がそんな風に言われるようになったきっかけは何だったのでしょうか。
羽賀:やはり、有名モデルのAさんとお付き合いしたことかなと思います。6年間一緒にいて、本当に大切に思っていたし、僕の人生を変えた女性であることは言うまでもありません。ただ世間からは「この2人を応援しよう」というよりは「Aちゃん大丈夫?」という風に見えてしまったので、そこが僕としてはつらかったです。
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