新世代アクション俳優の山本千尋、ホストクラブ初体験を明かす 初主演ドラマ「埼玉のホスト」インタビュー（2/2 ページ）

[のとほのか，ねとらぼ]

アクションは感情のピークを表現する唯一の手段

――新世代アクション俳優として注目を集めています。山本さんはアクションの魅力はなんだと考えてますか？

山本　言葉の壁がないお芝居だと思っています。海外で言葉が通じなかったとしても、アクションで心が通じ合えるような。

　あとは、アクション部というプロの方々と、私たち俳優、それぞれにしかできないアクションがあって、お互いの持ち味を尊重し合える関係性や環境はステキだなと思います。

――山本さんだからこそできるアクションというのはご自身の中でありますか？

山本　アクションは、アクション部の方たちのおかげで現場が成り立っているので、スキルではかないません。私の持ち味を表現できるところで言うなら、中国武術をしていたので、華麗さだったり、しなやかさという部分は求められるのであれば、最大限努力したいと心がけています。

――技術的なスキルはもちろんのこと、身体の演技力といった部分では、どういったことを意識されるのでしょうか？

山本　言葉で解決できなかったことや、感情のピークがアクションだと思っているので、それ故の爆発的な力を意識しています。サラッとアクションを華麗に見せるだけではなく、アクションをするしかすべがなかったというような、感情を最大限に表現するとアクションにたどり着くんだと思います。

――憧れのアクション俳優はいらっしゃいますか？

山本　真田広之さんです。アクションだけではなく、もちろん演技もすばらしくて、蓋を開ければ実はアクションもすごい方という認識になってきているので、そんな存在の方が世界の最前線を走っているのは、目標になります。

――山本さんも世界を視野にいれてらっしゃいますか？

山本　世界で活躍されている方々を見ていると、簡単に世界に行きたいというのは言いづらいんですが……静かに沸々と、そんな目標を抱いていたいなと思いますね。

――今回は、初めての主演とキャリアウーマンを演じてご自身のステップアップを実感されたようでした。今後はどんな役に挑戦したいですか？

山本　今回はみんながすごいばか騒ぎをしていて、私もちょっと混じりたかったんですよ。次はツッコミというよりは、ボケのポジションでおばかなキャラクターをやってみたいです。

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