上野樹里、7年ぶりの映画主演で林遣都と初共演 パリュスあや子の小説を元にした「隣人X 疑惑の彼女」12月1日公開
上野さん「時代の流れに飲まれず自分らしく生きることや、自分らしさを理解してくれる人と出会えることの大切さを伝えられる作品」
俳優の上野樹里さんと林遣都さんが、第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子さんの小説を映画化した「隣人X 疑惑の彼女」で初共演することが分かりました。上野さんの映画主演作は7年ぶり。同作は12月1日に公開されます。
パリュスあや子さんの長編小説デビュー作でもある『隣人X』は、宇宙を漂っていた惑星難民Xの受け入れを巡る社会を描いた作品。人間に変貌できる能力を有し、人間との違いがあいまいな惑星難民Xを受け入れていく社会に不安や動揺が広がる中、3人の女性たちが緩やかに交差していくストーリーで、移民や難民問題を扱いながら誰の心の中にもある“よそもの”に対する警戒心や無意識に遠ざけようとする気持ち、生きづらさを抱えた人たちの内面まで描き出した内容となっています。
原作小説では境遇の異なる3人の女性たちの姿を通じて物語が紡がれますが、映画はその内の1人である柏木良子を軸とした物語。上野さんが演じるのは、アルバイト先と自宅を往復する毎日を過ごし、知らず知らずのうちに他人を遠ざける日々を送る柏木。X疑惑を掛けられ、突然現れた週刊誌記者に戸惑いながらも徐々に心を開いていく役どころで、上野さんと初共演となる林さんは週刊誌記者の笹憲太郎を演じます。
「のだめカンタービレ」シリーズの出演などでも知られる上野さんは2003年に「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心監督)で映画デビュー。初主演作となった「スウィングガールズ」(2004年/矢口史靖監督)で注目を浴び、第28回日本アカデミー賞新人俳優賞、第26回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。同作の監督を務める熊澤尚人監督とは、2006年の「虹の女神 Rainbow Song」以来17年ぶりのタッグとなります。
上野樹里コメント
近年コロナ禍でマスクで顔が見えなかったり、ワクチン打った打たないで人間関係がギクシャクしたり。SNSが発達して通信速度が速くなった分、素顔が見えないなんてこともある現代。だからこそ時代の流れに飲まれず自分らしく生きることや、自分らしさを理解してくれる人と出会えることの大切さを伝えられる作品だと思い出演を決めました。
緻密に練られている脚本で、同じ人物でも疑惑の目で見るのと、そうでないのとで見え方が変わってきて、面白そうだなと思いました。人を見る時ってきっと、情報社会の中で、自分が何らかの『フィルター』という名の事前の情報を良かれと思って入れて見ていると思うんです。簡単に対象となるものの印象って、変わってしまうと思うんです。フェイクニュースも多い中、皆さんにもその当たり前の怖さ、むなしさを感じてほしいと思いました。
私の演じた良子は、国立大学を出ていて、少し英語も話せて。でも会社を辞めて、なぜか宝くじとコンビニのバイトを掛け持つ暮らしぶり。休みの日には節約のためにお弁当の作り置きを用意したり図書館で借りた本を読むというアナログな中年女性です。地味でさえない生活ではありますが、良子は至って満ち足りているような……。笹と出会ってからどうなっていくのか、乞うご期待! 笑
演じた私も林遣都くんも、役や世界観にぴったりだと思います。何の違和感もなく自然に撮影が進んでいきました。遣都くんの役どころが結構複雑なので、大変だったとは思いますがその分見応えのあるお芝居が撮影できたと思います。
ちょっとハラハラドキドキしたい、Xって何? 誰がXなの? と刺激を求める方にも、しっとりとしたラブストーリーを観たい方にも、楽しんでいただけると思います。今届けるべきメッセージが詰まっている映画なので、ぜひたくさんの人に見てもらえたらうれしいです。
林遣都コメント
今回僕が演じた笹は、今の厳しい世の中に翻弄(ほんろう)されながら常に何かと何かのはざまで苦しんでいる、そんな精神的にしんどい役どころでした。僕自身も撮影中追い込まれる瞬間や苦しい場面がたくさんあったのですが、共演者の方やスタッフの方々に支えられなんとか演り抜くことができました。共演させていただいた上野樹里さんは、撮影期間中一切の妥協をせず、誰よりも作品に愛情と情熱を注ぎ込む、頼もしくすてきな女優さんでした。作品に向き合う中で樹里さんから学ぶことがたくさんあり、ご一緒できて本当にうれしかったです。
そして、今回は映画『ダイブ!!』以来15年ぶりとなる熊澤組でした。お芝居を始めたての頃に熊澤監督からいただいた言葉や厳しい演出は今も鮮明に覚えていて、少しでも成長した姿を熊澤さんの作品でお見せしたいなという思いがあり、精一杯演じさせていただきました。
「隣人X」という未知なるタイトルですが、描かれているのは現代社会を生きる「人」です。他人を傷つけないための想像力、多くを求めず身近に存在する小さな幸せに気づけた瞬間の喜び。この映画に込められた願いを沢山の人に感じていただきたいです。是非劇場にお越しください。
(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
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