香川照之、性加害報道以来のメッセージ発信 残りの人生を「歌舞伎と昆虫」に捧げる決意表明(1/2 ページ)
報道後、「この命を何に捧げるべきなのか」を考えたという香川さん。
俳優の香川照之さんが8月26日、X(Twitter)および自身が代表取締役を務める「ARANCIONE」のオフィシャルサイトを更新。性加害報道後の期間について、「自分自身を見つめ直し、自分にとって本当に大切なものは何かを考えるよい機会をいただいたと感謝しております」と思いをつづっています。
香川さんは2022年8月に銀座のクラブホステスへの性加害疑惑が報じられ、レギュラー番組やドラマ、CMを降板。実質的な謹慎状態が続く中、8月7日には2022年に一般女性と再婚していたことを所属事務所が発表しました。
香川さんはこの日、「Twitter、ずいぶん長い間更新できませんでした。そしてその間に呼び方が変わっていました…」と2022年7月15日以来にXを更新。「私も新しく生まれ変わった思いで、また更新をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます」と同期間中にサービス名が変更したXにかけて更新再開を報告しています。
また香川さんは、代表取締役を務める「ARANCIONE」を通じてメッセージを発信。「これまで直接のメッセージをお届け出来ておらず、本当に申し訳ございません。まずは、沢山の方々にご心配やご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます」と謝罪しており、「昨年の報道の後、私をとりまく環境は大きく変化いたしました」「自分自身を見つめ直し、自分にとって本当に大切なものは何かを考えるよい機会をいただいたと感謝しております。私には、天から与えられたこの命があります。それはとても幸せなことです。そしてそれだけで、充分幸せなことだと思っています」とコメントしています。
報道後に「この命を何に捧げるべきなのか」を考えたという香川さんは、「ひとつはいうまでもなく歌舞伎です。歌舞伎は、歌舞伎の家に生まれてきた私の宿命であると、人生の途中から一大決心し身を投げ打って自らを投じた家業でございます。数多の試練が続くことは承知しております。ですがこの試練に挑み続け、皆様のこれまでと変わらぬお支え、お力添えに引き続きご恩返ししなければならないことは、私の何よりの使命であります」と本業である歌舞伎への思いを吐露。
続けて、「もう一つが昆虫です。どんな厳しい環境に置かれても不満をもらさず、力強く自分の生態を活かし適応させ、黙々とその生を立派に全うする姿に、この一年、どれだけ励まされ元気づけられたか分かりません。引き続き、昆虫や昆虫を通した自然保護に関わり続けることで、幼いころから私の知的好奇心を育み、励まし続けてくれている昆虫たちに恩返しをしようと心に誓いました」と情熱を注いでいる昆虫への思いも言葉にしています。
今後については、「自分の成すべきこととして、一層の決意を持ってINSECT MARKET(インセクトマーケット)の活動に戻ることといたしました。昆虫愛を子供服や絵本に込めて発信していくことに加え、今後は、子ども達との昆虫イベントや、専門家の方に教えを乞いながら生態系保全活動などに取り組みたいと考えております」と自然教育の啓発活動を再開することを発表。
「私は歌舞伎と昆虫を通した生態系保全に人生の残りの時間を粛々と費やしていきたいと存じています」と強い意志を示しており、「目の前にある成すべきこと、挑むべきことに向かって邁進する所存でございます。引き続きのご支援を切にお願い申し上げます」と締めていました。
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