【漫画】いつも明るい3歳次男、実は…… 父も驚いた「明るくいるための努力」に大反響、作者に話を聞いた(1/2 ページ)

努力に気付いたパパもすてき。

» 2023年09月11日 07時30分 公開
[Kamiharaねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 いつも機嫌がいい次男は「明るい子」だと思っていたけれど、実はその明るさは本人の努力のたまものだった……。子育て中の父親の気付きを描いた漫画がX(Twitter)に投稿され、記事作成時点で3万5000件の“いいね”が集まるなど話題になっています。ねとらぼGirlSide編集部は、作者のパパ頭さんに詳しい話を聞きました。

次男がいつでも機嫌がいい理由 次男がいつでも機嫌がいい理由

 作者は、教員をしながら6歳の長男ににくん、3歳の次男ととくんを育て、子どもたちの成長や育児中の気付きをエッセイ漫画としてSNSで発表しているパパ頭(@nonnyakonyako)さんです。

次男を「明るい子」だと思っていたけれど…… 次男を「明るい子」だと思っていたけれど……

 パパ頭さんによると、ととくんはいつでも機嫌がよく、嫌なことがあっても切り替えが早いのだそうです。そんなととくんのことを「明るい子だな〜」と思っていたパパ頭さんですが、最近あることに気付きました。

グミを食べている理由を話す次男 グミを食べている理由を話す次男

 ある日、パパ頭さんがととくんと何気ない会話をしていたときのこと。ととくんはおいしそうにグミを頬ばりながら「ににとウノをして負けてしまったからグミを食べている」とパパ頭さんに伝えました。

 不思議に思ったパパ頭さんが詳しくたずねると、ととくんは「まけたのかなしい。けど……、グミたべるとおいしいから、たのしくなるんだよ」と教えてくれました。話を聞いたパパ頭さんは「なるほど!」と膝を打ちます。

次男は「明るくいるために努力できる子」なんだ 次男は「明るくいるために努力できる子」だった

 ととくんは「カードゲームに負けて悲しい」という気持ちを自分で確認し、その気持ちを制御するためにおいしいグミを食べた、つまり、“自分で自分の機嫌をとった”のです。パパ頭さんは「ととのこと勘違いしてた。明るい子だと思ってたがちょっと違う。ととは……『明るい子』ではなくて『明るくいるために努力できる子』なんだ!」と気付きました。

 嫌なことや悲しいことがあったとき、自分で自分の機嫌をとる努力を、幼いととくんは誰にも教えられることなく実践できているようです。ととくん、すごい……!

すごいぞととちゃん! すごいぞととちゃん!

 感心したパパ頭さんは、「ととちゃんすごいぞ」と息子の頭をなでました。すると、ととくんはママのところへ行き「ママ〜。もうひとつグミほしい」とおねだりをします。

 「え、また?」と驚いたママへ、ととくんは「パパがグミたべてるのすごいって」「ととちゃんたくさんたべられるよ。すごい?」と誇らしげです。どうやらととくんは、パパが「グミを食べていることを褒めてくれた」と勘違いしてしまったようですね。

 「いやそうじゃなくて」と困惑するパパ頭さんと、「どゆこと?」とツッコむママ。ととくんの子どもらしい言動がほほ笑ましい家族のひとこまでした。

 漫画には、「大人でも難しい『自分の気持ちのコントロール』をやっているととちゃんすごい! 弟子にして下さい!」「見習いたい」など、ととくんの努力を称賛する声が寄せられました。また、「会話の中で気付かれたパパ頭さんが素晴らしい」と、子どもの長所に気付いたパパ頭さんがすてきという声も寄せられています。

 この後、パパ頭さんは何がすごいと思ったのかをととくんに丁寧に説明したのだとか。ねとらぼGirlSide編集部は、作者のパパ頭さんに詳しい話を聞きました。

――漫画に描かれたエピソードの他に、ととくんが「気持ちを切り替えている」「明るくいるために努力している」なと思った場面があれば教えてください。

パパ頭さん:妻を残して実家に帰省した際、ととが妻がいないのを寂しがって泣いてしまったことがあります。その時もととは、一日を振り返り楽しかったことを思い出すことで気持ちを切り替えようとしていました。

――「この後何がすごいと思ったのか丁寧に説明しました」とありますが、その際のととくんの反応はいかがでしたか?

パパ頭さん:頷いて聞いてくれてはいましたが、本人にとってはごく自然なことだったようで、いまいちすごさの程度についてはピンときていない様子でした笑。

――ととくんの努力に気付いたパパ頭さんもとてもすてきだという声があがっています。子どもたちと接する上で、パパ頭さんが心掛けているポイントがあれば教えてください。

パパ頭さん:職業柄もありますが、子どもの状態や変化をいつもよく観察するように意識しています。その上で、それぞれが持っている長所がより促されるような働きがけを心掛けています。

――投稿には多くの反響が寄せられています。集まった感想への思いや、読者へのメッセージがありましたら聞かせてください。

パパ頭さん:お子さんであったり、あるいは友人や同僚であったり、きっと身近なところにも明るくいるための努力をしている人はたくさんいるように思います。誰かの頑張りを見つけるきっかけに、この漫画がなれていたらうれしいです。

(了)

 パパ頭さんはX(@nonnyakonyako)の他、ブログ「パパ頭の日々のつぶやき」でも漫画を公開中。また、書籍『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』も販売中です。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/27/news008.jpg 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. /nl/articles/2404/27/news009.jpg しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  3. /nl/articles/2404/27/news005.jpg “女子小学生”がメンズカットしたら……「え!」 その驚きの大変身に「な、なに!?」「絶対モテる」と反響
  4. /nl/articles/2404/27/news003.jpg 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  5. /nl/articles/1901/08/news126.jpg 正体不明の「なにかふしぎなもの」がハードオフで販売→Twitterで情報集まり正体が判明
  6. /nl/articles/2404/28/news005.jpg 「とんでもないものが売ってた」 ハードオフに“33万円”で売られていた「まさかの商品」に思わず仰天
  7. /nl/articles/2401/18/news035.jpg 「起動しません」 ハードオフで4000円のジャンクPS4購入→電源入れると“驚きの結果”に「そんなことあるんだ」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  10. /nl/articles/2404/28/news019.jpg 「ワンピース」ナミに扮したイタリアのコスプレイヤーが麗しい! 「完璧」「美しい!」と称賛
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」