「アクセサリーしてるから健常者と間違われるんだ」 難病公表の間瀬翔太、障害めぐる周囲の声に心境吐露「否定が辛いんです」(1/2 ページ)

2019年に10万人に1人の病である「脳動静脈奇形」を罹病したことを公表しています。

» 2023年09月17日 16時45分 公開
[レイノルズ村上ねとらぼ]

 2019年に10万人に1人の病である「脳動静脈奇形」を罹病した俳優の間瀬翔太さんが、9月17日にInstagramを更新。間瀬さんは病気の後遺症でてんかんを患っているため、障害者手帳の交付を受けていますが、周囲から心ない言葉をかけられることがよくあると告白しており、さまざまな声が寄せられています。

「脳動静脈奇形」を罹病し、障害者手帳の交付を受けている俳優の間瀬翔太 「ただ否定が辛いんです」と間瀬さん(画像は間瀬翔太 Instagramから)

 間瀬さんはInstagramの投稿に先だって、14日のブログエントリで、日常の中で浴びたひどい言葉に言及。

 ブログの文章によるとバスを利用した際、運転手に障害者手帳を提示しているあいだに、後で並んでいた乗客の男性から舌打ちされ、「早くしろよ」と催促されたことを報告。

「脳動静脈奇形」を罹病した俳優の間瀬翔太 間瀬さんが所持している障害者手帳(画像は間瀬翔太公式ブログから)

 しかし、手帳を見せてから運賃を払うまでにかかった時間はほんの10秒程度だったといい、間瀬さんは「確かに待たせてしまって申し訳ないのは自分なので、文句も何も言えないんですが、世の中の僕以外の障害者の方達もこういう扱いをされている事があるのが事実です」と訴えていました。

 なお、男性はバスに乗り込んでからも、間瀬さんの後ろの席に座り、「寒いんだよ」「ふざけるな」といった暴言を吐いていたとのこと。間瀬さんは2022年7月のブログでも、タクシーの運転手に手帳を見せた際に舌打ちされたことを告白しており、今回の出来事は「去年のタクシーの障害者手帳の時よりも個人的には酷かった内容だった」と心境を伝えています。

 間瀬さんは、「体調が本当に悪くて、一瞬で気絶したり、記憶を失ったり、僕もなりたくて障害者になった訳でも無いし、生まれつき10万人に1人の難病持ちなのに」と自身の境遇に触れながら、「なかなかヘビーなパンチはたまに心にまで突き刺さるよね」と今回の出来事を回想。「ただ、今回の事件も思う事。僕で良かった。他の障害者の方じゃなくて良かったです。明日も皆さんの心に光があります様に」と願いを込めていました。

「脳動静脈奇形」を罹病した俳優の間瀬翔太 「脳動静脈奇形」に罹病した間瀬翔太さん(画像は間瀬翔太 Instagramから)

 ブログの内容を一部メディアが報道したことを受けてか、X(Twitter)では本稿執筆時点で「障害者手帳」がトレンド入り。間瀬さんは17日にInstagramを更新し、「障害者手帳がX(旧Twitter)でトレンド入りしていて僕のブログが少しでも障害者の方々に役立てていたなら嬉しいです」とコメントしています。

 続けて、「こういう時なので、障害者の僕達(僕だけかも?)が言われて辛い言葉も書かせてください」とつづり、周囲の信じがたい“反応”を紹介。

 「よく『元気そうじゃん』『髪染めてんなよ』『アクセサリーしてるから健常者と間違われるんだよ』みたいな事を言われるんですが」と打ち明けるとともに、「障害者の僕も出来る限りのことを全力でやっています」と強く主張していました。

 間瀬さんは、「応援してくれとは勿論言いません。ただ否定が辛いんです」と涙の絵文字を添えて心境を吐露。投稿を見たファンからは、「間瀬さんは今のままお洒落を楽しんだり自分の好きな事をしても良いと思いますよ」「応援してます」「想いをどんどん伝えていきましょう!」「いつも素敵な笑顔で頑張ってらっしゃる真瀬さんから、たくさん力を貰っています」といったメッセージが届けられています。

「脳動静脈奇形」を罹病した俳優の間瀬翔太 病気を公表する前の間瀬さん(画像は間瀬翔太 Instagramから)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」