「映画プリキュアオールスターズF」公開 「手をつなぐ」「思いをつなぐ」「世代をつなぐ」20周年のプリキュアが問いかける「プリキュアって何?」:サラリーマン、プリキュアを語る(1/3 ページ)
「プリキュアとは何か?」をぜひ劇場で確かめてください。
今、この文章を読んでいるそこのあなた。ちょっと力を貸してほしいのです。
この「映画プリキュアオールスターズF」では、プリキュアたちが「大人ですら引くレベル」で大ピンチを迎えてしまいます。それを救うことができるのはきっと、この記事タイトルに興味をひかれて読み始めたあなただけなのです。
どうか映画館に足を運んで、プリキュアのピンチを救ってほしいのです。
※内容に関するネタバレはありません
kasumi プロフィール
プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。
- これまでのプリキュア連載一覧
映画プリキュアオールスターズF、公開
2023年9月15日。プリキュア20周年記念映画「映画プリキュアオールスターズF」が公開となりました。
SNSでの評判を見てもほとんどが「絶賛」か「大絶賛」となっていて、子どもたちはもちろん、大人たちにも大きく響いた映画となっているようです。
公開3日間で動員35万7308人、興行収入は4億3745万6060円を記録。これは過去最高だった2018年「オールスターズメモリーズ」のオープニング成績を越え、このまま順調にいけば「プリキュア映画歴代最高の興行収入」となるのは確実だと思われます。
私も5度ほど見ましたが、本当に素晴らしくたくさんの人に見てほしい映画です。
「興味はあるけど、やっぱりプリキュア映画を見にいくのは抵抗がある……」という方も多いかと思います。でも大丈夫です。この映画、「子ども向け映画」の体をとっていますが、プロモーションの時点から「大人のお客さま」も大きく意識しています(じゃなければ『anan』の表紙を飾りません)。
実際に映画館にはファミリーの他、多くの女性グループ、男子高校生と思われる人、高齢者まで本当に多様なお客さまが来ています。
この映画、決して「プリキュアを知らないと分からない映画」ではなく、プリキュアを知らなくても面白く、「見たシリーズが多い分だけおまけで加点していくシステム」なのでプリキュア初心者でもきっと大丈夫です。
なぜ「映画プリキュアオールスターズF」は、われわれの心を打つのか?
この映画では、何が描かれているのか? 「F」とは何だったのか?
熱い思いが冷めないうちに語りたいと思います。
「監督、田中裕太」「脚本、田中仁」のコンビ
プリキュア20周年記念映画「映画プリキュアオールスターズF」。
監督・田中裕太、脚本・田中仁のコンビは、テレビシリーズ「Go!プリンセスプリキュア」「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」「映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」などファン人気の高い作品を手掛けた“ふたり”の最新作となります。総作画監督は「変身バンク職人」としても知られる凄腕アニメーター・板岡錦。各シリーズのキャラクターデザイナーも作画監督や原画に入るなど豪華なメンバーが集結しています。
そんな才能が集まり出来上がった映画はファンの想像をはるかに超える映画だったのです。
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