仏地方で“魔法使い”イベントが人気に→「ハリポタ」米ワーナーが使用料請求 「理由は?」「任天堂はいつ」と議論に(1/2 ページ)
人気が出てしまったばかりに。
仏南東部リヨン近郊にある人口約9500人のコミューン「グリニー」で、10月22日に開催されたイベント「小さな魔法使い市(Le Marche du Petit Sorcier)」。このイベントへ、J.K.ローリング原作の映画「ハリー・ポッター」シリーズの知的財産権を持つ米ワーナー・ブラザースが1万ユーロ(約160万円)のロイヤリティーを要求し、同コミューンが緊急決議でこれに応じたことへ驚きの声があがっています。
グリニーでこのイベントが開催されるのは2023年で6回目となり、年々人気と注目度は増しています。魔法使いをテーマとしたグッズを販売するブースが並ぶ市や、ゲーム、ショー、ワークショップや展示などがあり、出演者や任意の参加者は多くの場合魔法使いや中世ヨーロッパを思わせるような仮装をしています。大半は子どもを楽しませることを目的としたもので、「ハリー・ポッター」の名称は特に公式なイベント名に含まれず、魔法使いという概念以外に同シリーズを連想させるものは目立ちません。
一方で、ハリー・ポッターに関するグッズを販売するブースは出店しており、同シリーズに登場するキャラクターの仮装をして「コスプレ大会」に出場する人も。なお同イベントは、入場料が課される有償での開催で、一般が16ユーロ(約2500円)、4歳から12歳までの子どもが6ユーロ(約950円)となっていました。
同イベントは、2017年に『ハリー・ポッターと賢者の石』出版20周年を記念し市庁舎周辺と広場で催されたのが起源。「ハリー・ポッター」の名前を使い宣伝することはありませんでしたが、2018年には前年より少し規模が大きくなり、同年の成功からワーナーに目を付けられ、シリーズとの類似性を指摘され始めたもよう。そして回を重ねるごとに人気は増し、規模は拡大されていくことになります。
2022年に第5回を開催するにあたり、すでに市はワーナーからロイヤリティーの支払い義務に言及されていましたが、結局支払いはされないまま開催。副市長は「ハリー・ポッターのファンだけではなく魔法や魔術、魔法使い、ファンタジーファン全員が楽しめる、さまざまな要素が混じり合ったイベントです」と同イベントが特定の作品だけではなく魔法やファンタジー全般をテーマにしていると説明しけん制していました。
しかし今回同コミューンは「(ワーナーから)ハリー・ポッターに関する幾つかの言及があった」として、緊急決議により1万ユーロを支払うこととなり、今後数年にわたりパートナーシップを結び前進するとして交渉中であることを明かしています。一部報道によればこの支払い額には、現在同イベントが成功を収めていることに加え、過去ロイヤリティーを払わなかったことへのペナルティーが含まれているとされています。
グリニーのニュースは物議を醸し、「どんな理由で?」「こんな貧しいフランスの地域に……」「これは子どもたちを喜ばせるため(のイベント)なんだぞ」「もうすぐハロウィーンで仮装する子どもたちにもロイヤリティー請求し始めるんじゃない?」「ワーナーは資金繰りに窮して地方のコミューンに金を払わせるのか」など、不可解や怒りをあらわにするコメントがほとんど。わずかに「これが原則だよ。アメリカではハリー・ポッターをテーマにしたアーティストやマジシャンが同じことになっている。ディズニーも同じことだ。法律は守らないと」とワーナーは正当な要求をしたと認めるコメントが散見されました。
また、中には「任天堂はいつになったらマリオやドンキーコングのロゴが入ったブースにロイヤリティーを請求するんだろうね?」としてワーナーの厳格さを浮き彫りにするようなコメントも見られました。
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