【漫画】「吠えるし噛む」「殺処分になる可能性が高い」保護犬に素手を差し出したら…… 衝撃の展開に「泣いた」「めちゃめちゃすごい事」と感動の声(2/2 ページ)

» 2023年10月30日 20時30分 公開
[宮原れいねとらぼ]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ねとらぼ生物部は、そんな行動の理由なども含めて、作者・ヨシモフ郎さんに上記エピソードや茶々くんついて話を聞きました。

作者・ヨシモフ郎さんへのインタビュー

――周りに血痕もある中、手袋をせずに茶々くんに手を差し出した場面に驚きました。手袋をしなかった理由、また当時の心境を覚えていたら教えてください

ヨシモフ郎さん:現場は暗くて寒くて錆の匂いがしていて、まさにサバイバルホラー映画のオープニングでした。ひとりだったら怖くて入れないです。「これは第一発見者が喰われるヤツだな……!」と思いました。

 怯えて吠えている感じだったので、手袋をしてる方がもしかしたら怖いかなと思い、素手でいかせてもらいました。屈んだ時点で目は少しあったし、匂いもかいでくれたのでいけそうだなと判断をしました。結果、予想以上にちょろかったです。

 ちなみに状況とか相手の様子とかで対応は変えています。噛まれると普通に痛いし、放浪犬はどんな病気を持っているのか分からないので、良い子はあんまりマネしない方がいいかと思います!

――茶々くんとの出会いで印象に残っているシーンがあったら教えてください

ヨシモフ郎さん:クールなノラに比べてすごく表情豊かな子でした。特にずーーーっと尻尾を振ってるのが印象的でした。譲渡会用とかに写真を撮るのですが、尻尾が高速で振られているので写真に写らず何度も撮り直しました。

――茶々くんのお話にSNSで大きな反響が寄せられています。反響への感想を教えてください

ヨシモフ郎さん:たくさんの人に読んでもらえてとてもうれしいです。「保護犬」が「家族」に出会えてから「大切な物語」の第1章が始まると思っています。これはその前のプロローグ的な部分のお話になります。

 そしてたくさんいる保護犬の中のたった一匹のお話です。なかなか知る事のない部分だと思いますので、これを機に「こうやって家族を探してる子がたくさんいる事」を知ってもらえたら嬉しいです。

――10月18日に書籍『ドベとノラ2』が発売されました。同書籍の読みどころと、ファンに伝えたいメッセージを教えてください

ヨシモフ郎さん:今回も犬と猫に若干重めの愛を込めて描かせてもらいました。虹の子を思い出しながら、今の子をなでながら、未来で出会うかもしれない子を思い描きながら、ほっこりしてもらえれば幸いです。

(了)

ドベとノラ2書影 『ドベとノラ2』書影

 当時、ヨシモフ郎さんは、茶々くんを土日の2日間だけ預かるつもりでしたが、この日から4カ月以上一緒に暮らすことになります。その日々は『保護犬茶々のお話』として、ヨシモフ郎さんのX(@yosimofurou)Instagram(@mofumofufufufufu)にて連載中です。5話以降では、ヨシモフ郎さんの愛犬で元野良犬の「ノラ」くんも登場します(関連記事12)。

 また茶々くんのお話は、10月18日に発売された書籍『ドベとノラ2』にも収録されており、書籍では野良猫5匹を預かることになったエピソードも読むことができます。

画像提供:ヨシモフ郎さん(Instagram:@mofumofufufufufuX:@yosimofurou

オススメ記事

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」