中村江里子、美しいパリの“暗黒面”告白 度重なる窃盗被害や深夜の不法侵入に「やっぱり怖い……」(1/2 ページ)

観光客だけでなくパリ在住の中村さんも被害に。

» 2023年11月22日 15時15分 公開
[川上酒乃ねとらぼ]

 パリ在住のフリーアナウンサー・中村江里子さんが11月21日にブログを更新。深夜に不審者が敷地内に侵入する事件が起きたことを明かし、パリの治安の悪さについて長年の経験談を語りました。

中村江里子パリ 中村さんが居住しているパリのシンボルである凱旋門(画像は中村江里子オフィシャルブログから)

美しい街である一方……

 「ARMISTICE DE 1918」(第一次大戦中である1918年の休戦協定)の記念日である11月11日の夜に、ライトアップされた美しい凱旋門を撮影したという中村さん。こういったセレモニーの際には「パリって本当に美しいなあ」と強く感じるそうですが、一方で窃盗やスリなどが多発していることにも言及しています。

中村さん 中村さん(画像は中村江里子Instagramから)

 現在16歳の息子が赤ちゃんだったころ、公園で出会った「他のご家庭のお子さんたちも見ているシッターさん」が中村さんの財布からお金を抜いていたそうで、当時は本人を問い詰めたことも。その場で警察に連絡するも「いや〜〜マダム。僕たち忙しいから、目の前に窃盗犯がいるのならあなたがここまで連れてきてくださいよ!!」と言われてしまい、結局犯人は逃走。被害届を提出するために警察署を訪れると、犯人が常習犯であることが分かり、対応した警察署員からは謝罪されたとのことです。

 また12〜13年前にはカフェで“女の子”3人組のスリに遭ったことも。聴覚障害者を装った有名なスリの手口であったため中村さんはすぐに気付いて相手にしなかったそうですが、気付いたらテーブルに置いてあった携帯電話を盗られていたといいます。

 そのように以前から犯罪が頻発しているパリでしたが、コロナ禍以降は治安がさらに悪化。中村さんは観光客だけでなくパリ市民も多くの被害に遭っていると明かし、「『なぜ、国は、パリ市は何もしないのだろう』と誰もが思っているはずです。少なくとも、友人知人たちとはよくその話をしています」と胸中を吐露しました。

最近も自宅で侵入事件が発生

 さらに、ごく最近あった“ある夜”の出来事についても報告。夜中0時ころに男2人が中村さんの自宅の入り口の一部を破壊して敷地内に侵入し、自宅のエントランスに入ってくる前にセキリュティー会社からの警告で逃亡。中村さんや夫は夜中1時ころに警察官が庭にいる様子を見て気付いたとのことで、「建物のオーナーさんはさらにセキュリティを強化するし、私たちも今まで以上に気持ちを引き締めなければなりません。でもやっぱり怖い……」と当時の恐怖を振り返っています。

中村江里子と家族 中村さんと夫や子どもたちの集合ショット(画像は中村江里子オフィシャルブログから)

 他にも配送やデリバリーを装った強盗も頻発しており、渋滞中に車の窓ガラスを割って手荷物を強奪していく犯罪者もいるとのこと。混雑する時間帯のメトロでも犯罪に遭う可能性が高く、中村さんは斜めがけバッグをかけた上にコートを着たり、胸の前でしっかりと手荷物を抱きかかえて乗ったり、「あれ? あの子達、なんとなく嫌な感じ」と思う人物を見掛けたら離れた車両に乗ったりするなどの方法で自衛していると語りました。

 中村さんは最後に、「なんだか……嫌なこと沢山、書いてしまった……」とつづりながら、「改めて気を引き締めて生活をしないと!! とこの夜中の出来事で思ったのです」と侵入事件があった日に強く自身に言い聞かせたそうです。

 ファンからは「凱旋門は美しいけれと、そんなにスリや犯罪が多いと花の都が泣いちゃいますね!」「フランスはとても怖い一面を持っているのだなと思いました」とフランスの現状に驚く声とともに、「江里子さんもフランスで色々と体験されているのですね」と中村さんを心配する声が寄せられていました。

 中村さんは2000年9月にフランスの実業家である男性と結婚しパリに移住し、その後長女、長男、次女を出産。現在もパリに在住しており、日本と行き来しながらフリーアナウンサーとして活動しています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」