音声SNS「Clubhouse」の今 声優・平野文が毎週配信を続けるワケ 「声は、すべてを看破します」(1/3 ページ)
招待制から始まりコロナ禍でブームになったあのSNSの今。定期的に活用しているユーザーたちに話を聞いた。
約3年前に一大ブームを起こした、音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」を覚えていますか。競合サービスの出現などで、話題を聞く機会も少なくなるなか、いまも定期的に活用しているユーザーがいます。なかには、誰もが声を知っているであろう、あの声優さんも――。
招待制から始まり、コロナ禍でブームに
Clubhouseは2020年春に誕生し、当初はユーザーによる招待制でした。日本では2021年初頭から普及し始めて、ビジネスパーソンやタレントらを中心に火がつき、「有名人と直接しゃべれる」と注目をあびました。
おりしも当時は、コロナ禍のまっただ中。リアルでのイベント開催ができないなか、音声で直接つながれる手段には、注目が集まりました。実際のイベントでは、なかなか難しい「聞き手を壇上に引き上げる」ことも簡単に行えるため、一般ユーザーとの交流を深める利用法が普及します。しかし、Clubhouseのブームは、一気に収束していきました。
競合「Xスペース」の登場、大幅な仕様変更
2021年5月に、X(旧ツイッター)が競合サービスの「スペース」を開始すると、より利用者数の多いXへと移行するユーザーも増加。そして2023年4月には、スタッフの半数以上を解雇する方針も示されます。
音声SNSをめぐる情勢変化にClubhouse側も反応したのか、この2023年9月に大幅な仕様変更が行われました。多数に向けて開かれた会話を行う、これまでの機能も保ちつつ、知人同士の音声チャットを追加し、そちらを主軸に据えたのです。
Clubhouseのサービス、そしてそこに息づくコミュニティー。日本で話題になってから、まもなく4年が経過する今、ユーザーはどう感じているのでしょうか――。そこで今回は、いまなおClubhouseを定期的に活用している著名人に話を聞いてみました。
リスナーと直接会話する「金曜深夜の生番組」
お話をうかがったのは、Clubhouseで「平野文のマイクの向こう側 #23club」を配信している皆さん。アニメ「うる星やつら」のラム役などで知られる平野文さんを中心に、2021年2月から毎週金曜日の23時から、アーカイブなしの生配信を行っています。
配信は平野さんと、アルファブロガーの「ネタフル」コグレマサトさん(プロデューサー兼ディレクター担当)と、Webエンジニアのヤガーさん(ミキサー担当)の3人が分担。2023年11月10日の配信で、第140回を迎えた長寿コンテンツで、X上でもハッシュタグ「#23club(ふみクラブ)」をつけて、出演者や参加者がリアルタイムで交流しています。
リスナー全員のアイコンを読み上げ、最速入室した方とトークするほか、全国各地をつないでのグルメ紹介、コグレさん・ヤガーさんのコーナー、平野さんによる朗読など、台本なしながら「配信というより番組という意識」で、毎週約70〜90分間配信しています。
ネットを飛び出し「オフ会」にも発展
始まったきっかけは、コグレさんの「Clubhouseは文さんに合っていると思う」との呼びかけでした。ラジオの深夜放送をイメージしているとの打診に、「昔からリスナーさんとのやりとりがとても好きなので、すぐにお引き受けしました」(平野さん)。
いまや「#23club」のコミュニティは、Clubhouseのみならず、オフラインにも活動を広げます。番組の区切りとなるタイミングでは、手書きのカードを送ったほか、これまで「オフ会」を3回行い、次回は150回記念での開催を予定しています。リスナー同士が、初対面ながら途切れず会話を続けていて、とても新鮮で感嘆したと平野さんは語ります。
仕様変更で「横のつながりが遮断された。ただし……」
Clubhouseの機能面については、コグレさんに聞きました。アップデートによって「他の人の会話が見えにくくなったと感じています。横のつながりが遮断されたような印象を持っています」とのことで、話題になったサービスでも難しさを感じているそうですが、「ただし、それは表向きの話で」と続きます。
「我々のように『番組を配信したい人』向けならば、もっといろいろやり方があるのではないかと思っています。それこそミキサーやマイクなど、ハードウェアメーカーを巻き込んでの展開などもあるのではないかと。もちろんYouTubeは大きなライバルですが、われわれが他のアプリを使ってバーチャルに組んでいる『本放送』とは別の『スタジオ(副調整室)』の機能なども取り込むと面白いのではないかと」(コグレさん)
「わざわざ聞きに来る」Clubhouseだからこその濃密な関係
X(Twitter)のスペース機能も、初期に試したところ、音質などはClubhouseの方が良いと感じたそうです。また、「通りすがりの人が大量に入ってくるのではなく、あえてアプリを起動し、わざわざ聞きに来てくださる人たちと濃密にコミュニケーションしたい/できる」ことを、いまもClubhouseを使い続ける理由として挙げます。今後については、なかなか代替サービスもないため「今あるものが変わらずに、粛々と続いてくれるのがありがたい」と願います。
コグレさんは、平野さんがほとんどのリスナーの名前とアイコンのみならず、以前の会話や、Xのポストも記憶しているといい、「通常は100人弱くらいの方がリスナーとして参加されますが、1対Nではなく、1対1の関係性が構築できているのではないか」と、その魅力を分析します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「えーー」「衝撃!」「食べれるんですか!?」 大沢たかお、“まさかの食事風景”にファンびっくり 「明日は雪かな」
-
母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
-
友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
-
「脳がバグるw」 妹の結婚式で乾杯音頭をとる兄、二度見必至の“完璧な正装”に「なんでやねんwww」「良いお兄さん」
-
毛糸でポコポコ模様を編んでいくと……「私史上いちばん可愛い!」完成品に称賛の声殺到! センス爆発のおしゃれアイテムが「目を奪われました」と話題
-
ゴミ収集所をあさっていた保護猫、今でもギュウギュウだった首輪の跡が残り…… やす子が溺愛する猫の“衝撃のご褒美”に反響
-
「最新のガンダムです」→円熟味あふれるガンプラの登場に笑い 「ある意味うそは言ってないw」
-
初心者「ぶどうは紫で丸いっぱい描いとけば完成でしょ!」→“絵の先生”がちゃんと描いたら…… “段違いのクオリティー”になるコツが目からウロコ
-
「破格ですね!」 セカストで9900円→即買いした“メーカー不明品”に「超掘り出し物……!」と驚きの声
-
えっ、これのどこが……? 「オシャレに見せかけたオタク部屋」の写真が「理想」「住みたい」と喝采浴びる 投稿者に話を聞いた
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」