長編アニメ映画「ふれる。」発表、2024年秋公開 「あの花」「ここさけ」「空青」を手掛けた超平和バスターズが再び集結(1/2 ページ)

幼なじみの青年三人組と不思議な生き物が織りなす物語。

» 2023年12月06日 04時00分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]

 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」などを手掛けた長井龍雪さん、岡田麿里さん、田中将賀さんのトリオによるオリジナル長編アニメーション映画「ふれる。」が発表。2024年秋の全国公開が決定しました。超平和バスターズ最新作だこれ!

超平和バスターズ最新作「ふれる。」、2024年秋に全国公開 超平和バスターズ最新作「ふれる。」、2024年秋に全国公開

 「ふれる。」は、幼なじみの青年三人組と不思議な生き物が織りなす物語。コミュニケーションが複雑化する現代で、人と人との本当のつながりを教えてくれる作品だと説明されています。

 公開されたティーザービジュアルでは、3人の青年が運んでいるバケツの中に、ハリネズミのような不思議な生き物の姿が確認できる他、特報映像では、人物たちそれぞれの手のカットが重なり人と人とのつながりを描きながら、やがて知ることになる“世界の秘密”や“痛み”を予感させる映像となっています。

映画「ふれる。」特報

 同作の監督は、「ハチミツとクローバーII」(2006年)で監督デビューを果たし、「とある科学の超電磁砲」(2009)、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」(2015年)などを手掛けた長井さん。脚本は、「アリスとテレスのまぼろし工場」(2023)で脚本・監督も務めた岡田さん。キャラクターデザインは、「すずめの戸締まり」(2022)のキャラクターデザインや、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(2021)の作画監督などを担当した田中さんが担当します。

 長井さん、岡田さん、田中さんは、2011年のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でそれぞれ監督、脚本、キャラクターデザインを担当。同作以後、3人の共同名義「超平和バスターズ」で「心が叫びたがってるんだ。」(2015年)、「空の青さを知る人よ」(2019年)が公開されてきました。

 アニメ制作は、CloverWorksが担当。CloverWorksは「あの花」「ここさけ」を手掛けたA-1 Picturesの高円寺スタジオが名称を変えたもので、「空青」に引き続き超平和バスターズ最新作を手掛けます。

長井監督コメント

 「あの花」「ここさけ」「空青」秩父を舞台にした三部作が完結し、4年の月日が経ちました。

 脚本の岡田さん、キャラクターデザインの田中さんと共にまた新たに物語を作りたいという思いが叶い、今日に至ります。

 今回の舞台は東京。

 言葉で上手くコミュニケーションできない少年が不思議な力を持つ生き物と出会い、それにより繋がった三人のお話です。

 アニメーションで不思議な出来事が起こるのは幼少期や少年期が多いように思いますが、本作は不思議な生き物と共存し、そのまま大人になった青年達の物語。

 通常だったら主人公になりえない人物にフォーカスしています。

 幼い頃と大人になってからの関係性の変化は誰しもが経験するもの。

 長く一緒にいるとつい相手を分かった気になり発言してしまったりもしますが、ちゃんと相手に直接気持ちを伝えてみよう、そんな風に感じてもらえる作品になっていたらと思います。

 鋭意製作中ですが、皆様にお届けできる日を楽しみにしています。

長井龍雪

(C)2024 FURERU PROJECT

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」