「プラダを着た悪魔」アン・ハサウェイ×エミリー・ブラント 18年続く友情に「強すぎる2人」「完ぺきな組み合わせ」とファン大興奮(1/2 ページ)

続編へのラブコールがまたも殺到。

» 2023年12月08日 11時43分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 2006年に公開され世界中で大ヒットした映画「プラダを着た悪魔」。メリル・ストリープ演じる鬼編集長のアシスタントとして奮闘するアンドレアを演じたアン・ハサウェイと、先輩アシスタントでくしくも自身と同じ名前を持つキャラ・エミリーを演じたエミリー・ブラントは、同作で押しも押されもせぬトップスターに。アンとエミリーは米Variety紙の対談で公開から17年たった現在も根強い人気を誇る同作について語り、ファンを歓喜させています。

「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイとエミリー・ブラントが対談 アンドレアとエミリーが再び(画像は米Variety誌のInstagramから)

役柄とは反対に、すでに有名だったアンとほぼ無名だったエミリー

 過去に米『VOGUE』誌で働いていたローレン・ワイズバーガー原作の同作は、メリル演じる悪魔のような編集長ミランダのアシスタントとして奇跡的に選ばれた、まるでファッションに興味のない女性アンドレアが、その不可能に思える要求に答えながら徐々に頭角を現していく物語。作中、ミランダの第1アシスタントだったエミリー(役)は、当初は目もくれなかったアンドレアがどんどんおしゃれになり実力を発揮していく中で抱く複雑な感情を見事に演じています。また、衣装はドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で一躍有名になったパトリシア・フィールドが担当。物語に呼応して刺激的に変化し強い印象を与えた俳優たちのスタイルも話題となりました。

 今回、米Variety誌の対談で再び顔を合わせたアンとエミリー。エミリーよりも先に出演が決まったというアンは、「誰がエミリー役を演じるんだろう?」と考えていたと言います。当時アンより名前を知られていなかったエミリーは、「(スタッフから)『誰も聞いたことないような馬の骨』って聞いたんでしょ?」とおどけると、アンは「あなたの名前が挙がって『イギリスから来たとても面白くてすばらしい女の子だよ』って」と説明されたことを明かします。

 そしてエミリーに初めて会ったときのことを、「部屋に入って振り返ったら、あなたがいたのを覚えている。即座に思ったのはね、『何て映画スターなんだろう!』だよ」と現在ほど有名ではなかったころからエミリーがどれだけ輝きを放っていたか伝えました。

 それからコーヒーを飲みに行き、アンの住んでいる近所を散歩したという2人。エミリーは当時を振り返り、自身はまだ無名でアンはすでにスターだったにもかかわらず、「あなたは私を完全に対等みたいに扱ってくれた」とアンの人柄を思わせる振る舞いに言及。

 2人の友情は現在まで18年間続いており、アンはエミリーにとって最も長く付き合いがある人物の1人であるとのこと。また、同作の撮影中は「喜びの爆弾みたいな時間を過ごした」と現場がとても楽しいものであったと明かし、「私の人生を変えた映画」とどれだけ大切な作品であるか述べました。

いまだ根強い続編へのラブコール

「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイとエミリー・ブラントが対談 作中、ミランダのアシスタントとしてしのぎを削るアンドレアとエミリー(画像はアン・ハサウェイのInstagramから)

 さらに作中の印象的なセリフの1つである、自分のデスクにコーヒーが置かれていないのを見たミランダ(メリル)が「私のコーヒーがないのは何か理由があるの? 彼女死んじゃった?」というのはメリルのアドリブだったとアン。メリルについて、「その場で18ものせりふを考えていたことを覚えてる。(ナイジェル役の)スタンリー・トゥッチもそうだったし、あなたもそうだった」と回想し、「私はまるで幼稚園児みたいで、“どうしてみんなそんなにうまいの?”って感じだった」と一流の役者が集った現場の空気を語っています。

 作品ファンにとっては夢のようなこの対談には、「強すぎる2人!」「また2人が一緒に何かやってくれるためなら何でもするよ」「『プラダを着た悪魔』での2人の会話はプライスレス。ありがとう、エミリーとアン、完璧な組み合わせだよ」「2人とも40代だけど、『プラダを着た悪魔』のころからずっと自然な美しさを阻害せず、とてもすてき」と彼女たちと作品への愛を伝える声が続々。

 また、「2人とも言葉が明瞭で信じられないくらい。こんなに知的なのに、双方が温かくて健全なやり取りはみたことないよ」「彼女たちが一緒にいるのを見るのは幸せ」「2人がとにかくほかの人のことを褒めて褒めて褒めまくるところが大好き」など、2人のたたずまいや言葉、振る舞いが見ているだけで気持ちが良いものと評し、同誌の企画を喜ぶ人のコメントがあふれています。

アンとエミリーの対談
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/17/news077.jpg “この子はきっと中型犬サイズ”と思っていたら……たった半年後とんでもない姿に 「笑わせてもらいました」
  2. /nl/articles/2502/16/news087.jpg 「さすがに無神経な内容」 “暴言受けた”伊藤友里が降板発表→岡田紗佳の直後の投稿に批判の声 Mリーガーも反応
  3. /nl/articles/2502/17/news125.jpg 2020年から脳出血で療養中の俳優、近影にファン感動 「だんだんと顔が……」「大集合してる!」
  4. /nl/articles/2502/16/news086.jpg 年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
  5. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  6. /nl/articles/2502/17/news034.jpg 自然発火する危険な合金を液体窒素に入れたら…… 衝撃のラストが1600万再生 「狂ってる」【海外】
  7. /nl/articles/2502/17/news061.jpg ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
  8. /nl/articles/2502/16/news009.jpg 「これすごい」 飛行機のエコノミークラスに搭乗→“まさかの機内食”に思わず二度見 投稿者に話を聞いた
  9. /nl/articles/2502/16/news028.jpg 山奥にあるゴミだらけの“ボロボロ廃墟”→2年間コツコツ片付けたら…… まさかの激変ぶりが50万再生「いやぁ〜すごい」
  10. /nl/articles/2502/16/news088.jpg 16歳で結婚&出産  今日好き“しゅんまや”が約5年で離婚発表に衝撃の声続々 「信じられない……」「子どもは大丈夫?」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議