「ホーム・アローン」じんとくるシーン演じたサンタ役俳優、治療費クラファン開始 容姿に影響およぶ治療明かし支援が続々(1/2 ページ)

俳優仲間や一般のファンからもエールが。

» 2023年12月08日 21時08分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 米俳優ケン・ハドソン・キャンベルが、がんの治療費の寄付をクラウドファンディングプラットフォーム「GoFundMe」で求めています。映画「ホーム・アローン」(1990年)で演じたサンタクロース役で有名なケンは現在61歳。10月27日にがんと診断され、家族は10万ドル(約1430万円)を目標額として寄付を募っています。

映画「ホームアローン」サンタ役俳優ががんの治療費をクラウドファンディングで求める 治療費を求めるケン・ハドソン・キャンベル(画像はケン・ハドソン・キャンベルのInstagramから)

顎の骨大部分を切除する大手術

 ケンの娘ミカエラは本人に代わって寄付を求める文章をつづり、父親の状況について「腫瘍が口の底に広がり、彼の歯を侵食し始めている」と説明。そして12月7日に10時間の手術を予定しており、顎の骨大部分とリンパ節、足の骨の一部を切除し、医師は足の骨からケンの新しい顎を再建すると詳細を述べました。その後は1週間入院し放射線治療と、もしかすると化学治療も必要とされるかもしれず、回復には6カ月を要するとしています。

 また、今回このような方法で治療費を求める理由として、ケンの治療が単に手術だけでは終わらないことを伝えたミカエラ。日本とは異なり国民健康保険システムがない米国において、コロナ禍以降SAG-AFTRA(米俳優組合)の保険を失ったというケン。その後大手の民間保険に切り替え、保証内容には信頼を置いているものの、インプラントや入れ歯、介護士や交通費、保険料など、大手術に伴う多額の自己負担が予想されるといいます。

 また2児の父であることから、「今回の活動は将来俳優の仕事に影響を与える可能性がある」と仕事への不安にも言及。こういった困難のなか、「ケンがこれからまた健康になり、家族や友人との時間を増やせるよう、どうか皆さんの助けをお願いします」と嘆願しました。

俳優仲間を含め、すでに支援が殺到

映画「ホームアローン」サンタ役俳優ががんの治療費をクラウドファンディングで求める 映画「ホームアローン」でサンタ役を演じた(画像はケン・ハドソン・キャンベルのInstagramから)

 ケンは「ホーム・アローン」で“偽の”サンタクロースを演じ、マコーレー・カルキン演じるケヴィンとの心温まるやりとりが有名。「本物のサンタに伝えてほしいんだ。プレゼントはいらないから家族を返してって」「分かった。伝えておくよ」とお菓子をあげるシーンが印象的でした。また、ビル・マーレイ主演の「恋はデジャ・ブ」(1993年)、「アルマゲドン」(1998年)のマックス・レンナート役などで知られています。

 今回、クラウドファンディングで治療費を募っていることを、ケンはInstagramに投稿し、「こんなことを投稿するとは考えたこともなかった。すばらしい家族に感謝している」とコメントを添えました。現在目標金額の約8割となる8万ドルが集まっており(記事執筆時)、中には「40歳の童貞男」(2005年)などで知られる俳優スティーブ・カレルの1万ドル、米テレビプロデュ−サーのピーター・ムリエタの2000ドルと著名人からの寄付金も含まれ、その他にも多くの仕事仲間が協力しています。

 また、一般のファンからも続々と善意が集まっているもよう。「2回寄付して、シェアしたよ。ケン、君ならできるよ! 私の祖父は20年前に珍しい喉頭がんのステージ4で、生存率はとても低かった。でも寛解状態になりその後23年充実した幸せな人生を生きたよ。虹は嵐の雲のあとに出ること、忘れないで」と寄付とともに励ましの言葉を送る人や、「ごめんね。今お金が全然ないんだ。でもお祈りの日記に君の名前を書いたよ。これが助けになることを願っている。早く良くなるといいね。君のために祈っているよ」など寄付できる状況にはなくともケンの回復のため祈りをささげる人のなど、多くのエールが寄せられています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」