「アンナチュラル」「MIU404」と世界線交わる映画「ラストマイル」、満島ひかり×岡田将生で2024年夏公開  

主演に満島ひかりさん、共演に岡田将生さん。「アンナチュラル」「MIU404」のキャストは登場するのか……?

» 2023年12月11日 12時27分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]

 ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界線上で物語が展開する映画「ラストマイル」が発表。満島ひかりさん主演、岡田将生さん共演で2024年夏に公開されます。

ラストマイル

「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界線上で物語が展開するシェアードユニバース作品

 塚原あゆ子監督と脚本を手掛ける野木亜紀子さんがタッグを組んだドラマ「アンナチュラル」「MIU404」は、緻密なストーリー展開で人気に火が付き、最終回の視聴率が「アンナチュラル」が13.3%、「MIU404」が14.5%とともに高視聴率をマーク。両作品は世界線がつながった内容で、ファンを喜ばせましたが、それぞれの続編は発表されていませんでした。

 完全オリジナル映画作品として発表された「ラストマイル」は、「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界線上で物語が展開するシェアードユニバース作品。巨大ショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発した事件を皮切りに、連続爆破事件へと発展していくサスペンスとなっています。

 主演の満島さんが演じるのは、事件の舞台となるショッピングサイトの関東センターに配属されたばかりのセンター長・舟渡エレナ。岡田さん演じる入社2年目のチームマネージャー・梨本孔とともに、事態の収拾にあたる役どころで、2人の共演は映画「悪人」(2010年)以来、14年ぶり。塚原監督作品への参加はいずれも初となります。

 作品の発表に併せて公開されたティーザー映像は、「アンナチュラル」「MIU404」と世界線が交差していることをにおわせる内容で、ネットでは、両作品に出演していたキャストの登場や両作品のその後も描かれるのではと期待の声も数多く上がっています。

「ラストマイル」ティーザー映像

満島ひかりコメント

 「ラストマイル」の主演が私で良かったのか、今もまだ自信を持てないでいますが、塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました。

 塚原さんの人気は見て聞いていましたが、撮影が終わった今も、またともに現場を過ごしたいと感じる、魅力的な監督さんです。

 野木さんの脚本マジックには、今作でもほぅとうならされるところがあります。

 感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、隙間からその人だけの気持ち

を感じられる。難解な本でしたが、監督や岡田さんと謎を解いてゆく撮影現場は面白いものでした。

 共演は14年ぶりでしょうか?

 やっぱり岡田将生さんは不思議なたたずまいを持つ俳優さんで、彼にしか出せない品性とおかしみをとてもすてきに感じます。柔らかいのに男性らしい、岡田さんの背中に何度か助けてもらいました。

 静かなるサポートに、感謝しています。

 撮影中も、終えたあとも、完成作を一足先に観た今も、映画『ラストマイル』は物語が決まりきらずに動いている感じがします。あまり持ったことのない感想です。

 主人公・舟渡エレナの選択したことの続きはまだ、私の毎日の中にもあります。

 私たちの日常で、身の回りで起こっている止められない現実。

 一人の力では動かせない苦しさの連鎖。

 観る方がどんな気持ちになって、どんな余韻で日々をすごしてゆくのか、そんなことを想う映画でした

岡田将生コメント

 念願のチームに参加させていただきました。

 どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやくかない、そしてとても難しい役をいただき、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました。

 脚本の野木さんとは以前お仕事させてもらってからだいぶ時間が空いたのですが、この脚本の密度が濃すぎて重たい何かを渡された感じでした。

 満島さんも10年以上ぶりでして、この方の前でうそがつけない。見透かされる。

 こんなにも自由に、うそがなく、カメラの前に立つ姿は見とれてしまうほどすてきでした。

 この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものはさまざまだと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます。

 期待して待っていただけたらうれしいです。

塚原あゆ子監督コメント

 この度、素晴らしいキャスト・スタッフに集まっていただき、野木さんとの映画が実現しました。

 連ドラと同じ世界線での3作目ですが、今回は「夜にポチッと注文した荷物が、貴方に届くまで」のお話です。

 ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品です。

 ワクワクドキドキしながら楽しんでもらえたらうれしいです。

脚本・野木亜紀子コメント

 お待たせしました、三作目です。法医学者、機捜刑事ときて、今回は会社員。

 21年のはじめ、どんな映画がいいか塚原監督に訊ねたら「宅配荷物が爆発する話は?物流が止まると大変」とのこと。そのワンアイデアで一本書きました。

 憧れの満島ひかりさんを召喚することに成功、久方ぶりの岡田将生さんも来てくれて、幸せな座組が実現しました。

 無謀な台本を見事に顕現させる剛腕、それでいて情感豊かに紡ぎだす塚原監督の新たな世界を、スクリーンで堪能してください!

(C)2024「ラストマイル」製作委員会



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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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