米人気司会者オプラ・ウィンフリー、“ダイエット薬”服用を公表 「肥満は病気」「もう絶対に嫌」(1/2 ページ)

恥ずかしいと感じた気持ちも赤裸々に告白。

» 2023年12月14日 21時24分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 米人気司会者/俳優/プロデューサーのオプラ・ウィンフリーが、体形を保つためにダイエット薬を服用していることを明かしました。映画「カラーパープル」(1985年)への出演や、1986年から2011年まで放送された米トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」の司会で知られる彼女は、長年世間からの体形批判や減量とどう向き合ってきたかを語っています。

ダイエット薬を使っていると明かしたオプラ・ウィンフリー 最近のオプラ(画像はオプラ・ウィンフリーのInstagramから)

“全米のご意見番”も体形批判に悩んできた

 現在69歳のオプラは、米People誌の独占記事でキャリアの初期から続く自身の体形や見た目への批判に言及し、ある辛口ファッションチェックで「ずんぐりして、流行遅れで、まぎれもなく鈍重」とあまりにもなコメントをされたときのことを回想。「怒りは感じなかった。私は悲しく傷つき、恥辱を飲み込みました。自分のせいなんだと受け入れたんです」とそのとき感じた気持ちを語りました。

 “全米のご意見番”として過去40年近く、タブーとされるテーマも臆さず取り入れ社会に変革をもたらし、視聴者目線で積極的に発言していくスタイルで人気だったオプラ。そんな彼女が自身の容姿を批判するコメントを静かにやり過ごしてきたというのは多くの視聴者にとって意外な一面として受け取られることに。しかし現在の彼女はもうそのようには考えていないといいます。

ダイエット薬を使っていると明かしたオプラ・ウィンフリー 体重をテーマにしたパネルディスカッション「The Life You Want: The State of Weight」(画像はオプラ・ウィンフリーのInstagramから)

「肥満は病気。意志ではなく、脳の問題」オプラが得た気付き

 7月に収録された、体重をテーマとした討論番組を通じ、オプラは体重の増減は自身の責任ではないと気付きを得たと発言。医師や専門家も招かれたこの番組で、体重が増えるのは脳の問題との内容に「ハッとさせられた」といいます。「ずっと太っているのは自分のせいだと思っていました。でもどれだけの意思の力をもってしても、私にはコントロールできない素因があるのだと気付いたんです」と述べ、「肥満は病気です。意志ではなく、脳の問題なんです」と持論を主張しました。

 この番組収録で得た気付きにより、「自分自身の羞恥心を解き放った」というオプラは、主治医に相談しダイエット薬を処方してもらうことに。処方薬は肉体だけでなく、精神的にも変化をもたらしたといい、「体重管理と健康維持のため、医学的に認められた処方があるという事実は、私の生涯において安心、あがない、贈り物のような気持ちを感じさせてくれます。コソコソ隠れて、またあざわらわれるようなものではないんです。私は他人から、そして特に自分から辱められることはもう絶対に嫌です」と力強く述べました。

ダイエット薬を使っていると明かしたオプラ・ウィンフリー キャリア初期、映画「カラーパープル」でウーピー・ゴールドバーグと共演したときのオプラ(画像はオプラ・ウィンフリーのInstagramから)

 しかしオプラはこのようにダイエット薬の服用を公表することで、薬に過剰な信頼を置く人があらわれることをけん制するように、ダイエット薬は絶対的なものではないことも強調しています。

 2021年に膝の手術を受けたオプラは、そのときリハビリの一環としてハイキングを始めたといいます。1週間ごとにどんどん目標を更新し、最終的に約16キロの距離を歩けるようになったといい、この成功体験で「ここ数年感じたことがなかったほど、力強く健康で、生き生きとした気分でした」と気持ちの変化も説明しました。

 そして時間や内容をコントロールした食事とともに、“必要なときだけ”ダイエット薬を服用しているとオプラ。処方されているダイエット薬の名前は明かしておらず、「私はすごく頑張りました。トレーニングをして、他のことにも気を配らなければ効果はありません」と薬に頼るだけではなく、個人の努力も必要と呼びかけています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/22/news016.jpg 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  2. /nl/articles/2501/19/news029.jpg 「終わった」 賃貸生活2日目、思わず二度見する“とんでもない光景”に大ショック…… 「どんまいすぎる」
  3. /nl/articles/2501/18/news017.jpg 「どうしてそんなに」スズメたちの隣にいた“ヤバいやつ” インパクト抜群の光景に15万いいね「ワイルドな感じ」
  4. /nl/articles/2501/19/news042.jpg 風呂上がりに偶然「牛乳を注ぐ女」になった人に反響 「ほぼそのままw」「盛大にふきだした」 投稿者に話を聞いた
  5. /nl/articles/2501/15/news115.jpg 2色のひもを黙々と編み続けると…… 「うわぁかわいい!」完成したキュートな便利グッズにときめきの声【海外】
  6. /nl/articles/2501/19/news030.jpg 「何があった」 アーティストが“幼少期の写真”公開→“現在との差”に思わず二度見 「なんで???」
  7. /nl/articles/2501/18/news022.jpg 日本地図で人口減の都道府県を可視化してみたら…… 減少一色に染まる中、“意外すぎる県”が増えていた事実に驚きの声 「青ざめたわ」「恐ろしい」
  8. /nl/articles/2501/16/news189.jpg 家賃1万円台で暮らす夫妻、ジブリ映画をのぞくような“最高の普通ごはん”の食卓は…… 「素晴らしいの一言」「うまそ〜」
  9. /nl/articles/2501/19/news028.jpg 【COACH】通販で買った“7万円の福袋”を夫婦が開けたら…… “奇跡的な中身”に仰天「引きが強いww」「初めて見た」
  10. /nl/articles/2501/19/news037.jpg ダイソーのひざ掛けを2カ所縫うだけで…… あっという間に完成した“かわいいインテリア”に「参考にします!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  2. 「大根は全部冷凍してください」 “多くの人が知らない”画期的な保存方法に「これから躊躇なく買えます」「これで腐らせずに済む」
  3. 浜崎あゆみ、息子2人チラリの朝食風景を公開 食卓に並ぶ“国民的キャラクター”のメニューが意外
  4. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. 中2長女“書店で好きなだけ本を買う権”を行使した結果…… “驚愕のレシート”が1300万表示「大物になるぞ!!」「これやってみよう」
  6. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”の家族に反響 ジュノンボーイの幼少期が香取慎吾似?【コンテスト特集2024】
  7. 大好きなお母さんが他界し、実家でひとり暮らしする猫 その日常に「涙が溢れてくる……」「温かい気持ちになりました」
  8. 「やばすぎ」 ブックオフに10万円で売られていた“衝撃の商品”に仰天 「これもう文化財」「お宝すぎる」 投稿者に発見時の気持ちを聞いた
  9. 「こんなおばあちゃんになりたい」 1人暮らしの93歳が作る“かんたん夕食”がすごい! 「憧れます」「見習わないといけませんね」
  10. 【今日の難読漢字】「碑」←何と読む?
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」