放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々(1/2 ページ)

意外と身近な問題です。

» 2023年12月15日 19時00分 公開
[三日月影狼ねとらぼ]

 YouTubeチャンネル「森こんにゃく」に珍しい生き物を求め、村で放置された池でガサガサをしてみた様子が投稿されました。こちらの動画は、記事執筆時点で7万回以上再生されています。

サムネイル ガサガサをしてみた結果……?

水路を探索、そこで出会ったのは……

 投稿主の森こんにゃくさんはこの日、息子さんと一緒にガサガサをするべく山手の方の水路に向かっていました。水温が下がると多くの魚は活動量が低下し、冬眠に近い状態になります。そこを狙って捕まえてみよう、というのが今回の計画です(関連記事)。

ガサガサしにきました 本日は親子でガサガサに挑戦です
ひづめのあと イノシシのひづめの跡を発見しました

 道中にはイノシシが使っている獣道や畑に植えられている巨大ムカゴや巨大豆など、目を引くものがたくさんあります。しかし一番の目的であるガサガサをしようにも水路はコンクリートできっちりと覆われた「三面護岸」になっており、生き物が快適に住める環境には見えません。

三面護岸 水路を発見しますが……
トンボの幼虫 ヤゴを発見しました!

 頂上付近までやってくると、水路に水がたまっている場所を発見。何か生き物がいるだろうかと水路をガサガサしてみると、辛うじてトンボの幼虫・ヤゴを発見したのでした。

外来種の アメリカザリガニを発見しました

 場所を移動して再度ガサガサしてみると、網には外来種のアメリカザリガニが入りました。山の上の水路にも外来種が入ってきてしまっていることに驚きつつも、駆除がてらペットのエサにするべく持ち帰ることに。

秘密の池 秘密の池に向かいます
ハイイロゲンゴロウ ハイイロゲンゴロウを発見です

秘密の池に到着した親子だったが……

 そして最後はとっておきの“秘密の池”に移動。森こんにゃくさんは息子さんが池に落ちないように注意しつつ、ガサガサする姿を見守ります。網にはハイイロゲンゴロウやマツモムシといった在来の水生昆虫が入ったと思いきや、その後網にかかるのはアメリカザリガニばかり。

マツモムシ カメムシの1種・マツモムシの姿も

 山の上にある森に囲まれた池でさえアメリカザリガニばかりになっている現状を目の当たりにし、あらためてアメリカザリガニの繁殖力の強さを思い知った森こんにゃくさんなのでした。

こんな感じでした 山の上の水域にも外来種が入りこんでいることが明らかになったのでした

 なおアメリカザリガニは外来種ですが、アカミミガメとともに「条件付特定外来生物」に指定されています。野外で捕獲すること、生きたまま持ち帰って飼育することは問題ありませんが、一度捕獲し持ち帰った個体を再度野外に放すことは違法となります。

 在来種の生きものを食べたり住処を奪ったりしてしまうアメリカザリガニですが、もともとは人間の都合で日本に持ち込まれた生きものであり、存在自体が“悪”というわけではありません。捕獲した際は森こんにゃくさんのようにペットのエサにしたり、一度締めてから釣り餌にしたりと、命を無駄にせず有効活用していけるといいかもしれませんね。

タウナギ ザリガニはペットのエサとして有効活用しました

ショックの声が寄せられる

 こちらの動画には、「親子でガサガサいいですね!」「やっぱりザリガニ多いですよね……」「この間、兵庫県の山奥の渓流にガサガサ行に行きました。超山奥の渓流にもザリガニがいてビックリしました」といったコメントが寄せられています。

 森こんにゃくさんは森や川、池などさまざまな場所で生き物の採取や観察を行い、その様子をYouTubeチャンネル「森こんにゃく」とX(Twitter)(@morikonnyaku)に投稿しています。

河川敷はごちそうの宝庫!
子どもと秋の味覚を食べると……
カニクリーム(?)コロッケ

画像提供:YouTubeチャンネル「森こんにゃく

三日月 影狼

オススメ記事

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議