「豚汁」の呼び方って、とんじる? ぶたじる? 2718件の回答からゼンリンが作成した「豚汁マップ」が興味深い(1/3 ページ)

富山県と三重県はぶたじる派が高い!?

» 2023年12月15日 07時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 豚汁の呼び方は、とんじる? ぶたじる? 地図会社のゼンリンがX(旧Twitter)で調査してまとめた「豚汁マップ」が公開され反響を呼んでいます。

「ぶたじる」は読み間違いではありません!

 ゼンリンが12月4日に「突然ですが、これはとん汁?ぶた汁?うちの上司(福岡県出身)はぶた汁でした」と投稿し、同時にXユーザーに出身地と呼び方についてリプライ欄で募集したところ、12月8日までに2718件の回答が集まりました(※無効回答を除く)。その結果をもとに今回の豚汁マップを作成しています。

ゼンリン 豚汁マップ ぶた汁 とん汁 読み方 呼び方 全国 違い 全国の呼び方をまとめた「豚汁マップ」(画像はゼンリン公式Xより引用)

 80%以上の人が「ぶたじる」と呼んでいるのが北海道、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県。鹿児島県は「薩摩汁」派がおり、周囲の県と比べて“ぶたじる派”は若干ですが低めという結果になっています。

 他に“ぶたじる派”が多かったのは富山県と三重県。60〜79%と高い割合で「ぶたじる」と呼ぶ人が存在しているといいます。次に青森県、山口県、和歌山県が続き、関西は“ぶたじる派”が全体的に20〜39%と、むしろ「とんじる」呼びがメジャーなようです。ちなみに、石川県では「めった汁」という呼び方も寄せられています。

※薩摩汁は具だくさんなみそ汁で、具材に鶏肉やさつまいもを使った鹿児島県の郷土料理。一方、めった汁はじゃがいもではなくさつまいもを使った豚汁で、石川県の郷土料理(参考:農林水産省

 ゼンリンは、今回の結果ついて「『出身地での言葉』を基に集計していますので、多少肌感覚と異なるかもしれません」として、あくまでもエンターテインメントとして楽しんでもらえたらとコメント。また寄せられたユーザーの声から、メディアやチェーン店、上京などの影響で“とんじる化”の傾向が強まっている可能性について触れ、世代によっても違いが出ていることから「年代ごとでとん汁/ぶた汁率が出せれば面白かったのかもしれません」としています。

 豚汁マップには1万件以上の“いいね”が集まり、過去に読み間違い扱いされたことがあるという人から「『ぶた汁』と呼ぶ地域がちゃんと存在することに安心した」といった声や、「とんじる一択じゃなかったのか」「同じ物だったのか」と驚く声などさまざまな反響を呼んでいます。

 なお、ゼンリンはこの他に「全国の給食牛乳をまとめたマップ」や「おでんにちくわぶを入れる地域のマップ」「砂ずりと砂肝の呼び方マップ」など興味深いマップを作成し、Xで公開しています。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/18/news002.jpg 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍休止も…… 「強い遺伝子を受け継いだ」と注目集める【注目の“二世タレント”】
  2. /nl/articles/2501/18/news022.jpg 日本地図で人口減の都道府県を可視化してみたら…… 減少一色に染まる中、“意外すぎる県”が増えていた事実に驚きの声 「青ざめたわ」「恐ろしい」
  3. /nl/articles/2501/18/news039.jpg 母「昔は女の子によくモテた」→当時の姿を見ると…… 驚きのショットが1600万再生「私、生まれる年を間違えちゃったな」【海外】
  4. /nl/articles/2501/17/news054.jpg セリアのタオルハンカチにハギレを足すだけで…… 超簡単に“すてきアイテム”が完成! 「可愛い〜」「作ってみます」
  5. /nl/articles/2501/14/news049.jpg ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  6. /nl/articles/2501/18/news040.jpg 街中で見かける“あの袋”の中で大根を育てたら…… 限界突破のわけが分からない姿に「ごめん、わろた」「大根じゃぁないww」
  7. /nl/articles/2501/18/news075.jpg 中学生男子、半年放置して“とんでもない髪形”だったけど…… “まさかの大変身”が100万再生の衝撃 「まさに激変!」
  8. /nl/articles/2501/18/news010.jpg 【ハードオフ】ジャンク品テレビ2台を組み合わせたら… “意外過ぎる結果”に驚きの声「いろいろ詰まっていた」
  9. /nl/articles/2501/18/news006.jpg 3色の“ましかく”をひたすら編んで、完成したのは…… 思わず拍手の仕上がりが114万再生「かわいすぎます!」「メッッチャクチャ好き」
  10. /nl/articles/2501/18/news017.jpg 「どうしてそんなに」スズメたちの隣にいた“ヤバいやつ” インパクト抜群の光景に15万いいね「ワイルドな感じ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  2. 「大根は全部冷凍してください」 “多くの人が知らない”画期的な保存方法に「これから躊躇なく買えます」「これで腐らせずに済む」
  3. 浜崎あゆみ、息子2人チラリの朝食風景を公開 食卓に並ぶ“国民的キャラクター”のメニューが意外
  4. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. 中2長女“書店で好きなだけ本を買う権”を行使した結果…… “驚愕のレシート”が1300万表示「大物になるぞ!!」「これやってみよう」
  6. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”の家族に反響 ジュノンボーイの幼少期が香取慎吾似?【コンテスト特集2024】
  7. 大好きなお母さんが他界し、実家でひとり暮らしする猫 その日常に「涙が溢れてくる……」「温かい気持ちになりました」
  8. 「やばすぎ」 ブックオフに10万円で売られていた“衝撃の商品”に仰天 「これもう文化財」「お宝すぎる」 投稿者に発見時の気持ちを聞いた
  9. 「こんなおばあちゃんになりたい」 1人暮らしの93歳が作る“かんたん夕食”がすごい! 「憧れます」「見習わないといけませんね」
  10. 【今日の難読漢字】「碑」←何と読む?
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」