半世紀ぶりにフィルムが発見された「ゴルゴ13」初のアニメ作品、全40話が配信される

まだ生まれてない時代のアニメ(?)だ!

» 2023年12月29日 13時13分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]
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 長らくフィルムの所在が分からず“幻のアニメ”となっていた『ゴルゴ 13』初のアニメ作品が、Amazon Prime Videoなどで12月29日から順次配信されています。

ゴルゴ13」初のアニメ作品全40話が配信 「ゴルゴ13」初のアニメ作品全40話が配信

1971年放送の“スチールアニメーション”が復活!

 同作は、漫画家さいとう・たかをさんの代表作で、「最も発行巻数が多い単一漫画(まんが)シリーズ」としても知られる劇画『ゴルゴ 13』の初アニメ作品。劇画に手作業で色彩を施し、フィルムで撮影する“スチールアニメーション”という、今で言うモーションコミックに近い手法で制作され、1971年に東京放送(現TBS)で放送されました。

ゴルゴ13」初のアニメ作品全40話が配信

 後年、フィルムの所在が不明となり、映像は現存していないと思われていましたが、放送から52年の時を経てフィルムの一部(全40話・130缶)が発見され、2023年12月にはデジタルリマスター化した「白夜は愛のうめき」「狙撃のGT」などのエピソードがBS―TBSで「ゴルゴ13セレクション」として放送されました。

TBSスパークルの倉庫で見つかったフィルム TBSスパークルの倉庫で見つかったフィルム(全40話・130缶)

 全話公開を願うファンの声に応えて、全40話の配信が決定。Amazon Prime Video、dアニメストア、DMM TVなどで12月29日から10話ずつ随時配信されます。

ゴルゴ13」初のアニメ作品全40話が配信

 全40話配信決定に併せ、故さいとう・たかをさんの妻でさいとう・プロダクション齊藤輝子社長は以下のようにコメントを寄せています。

先生は常々スタッフを始め仕事に関わる全ての方々、そして何よりも読者の皆さまに感謝をしておりました。右手にペンを左手に男のロマンを握りしめ、机に向かう姿はまさに職人でした。そして時折、少年のようにキラキラ輝く瞳は、最後まで冒険心に満ちあふれておりました。先生の劇画作品を元にアニメーション化した昔のフィルムがTBSスパークルの倉庫で見つかったとの連絡を受け、拝見したところ、今となっては古い技法のアニメーションですが、逆に新鮮さをおぼえました。この作品をご覧になり、先生の劇画作品に多くの方が触れて頂き何かを感じて頂けましたら幸いです。

配信予定ラインアップ

  • 2023年12月29日配信

第2話:南仏海岸_Part1〜3

第3話:バラと狼の倒錯_Part1〜5

第7話:ビッグセイフ作戦_Part1〜5

第8話:駅馬車の通った町_Part1〜5

第9話:暗い街灯の下で_Part1〜2

第10話:魔笛のシュツカ_Part1〜5

第11話:飢餓共和国_Part1〜5

第21話:色あせた紋章_Part1〜3

第30話:ベイルート VIA_Part1〜3

第32話:最後の間諜‐虫‐_Part1〜3

  • 2024年1月末配信予定

第12話:マッディ・ブラッド_Part1〜2

第13話:死に絶えた盛装_Part1〜3

第14話:番号預金口座_Part1〜5

第15話:価値なき値_Part1〜5

第16話:喪服の似合うとき_Part1〜5

第18話:雪は黒いドレスの肩に_Part1〜3

第19話:マニトバ_Part1〜5

第20話:リリオスのけし_Part1〜5

第22話:黒い熱風_Part1〜2

第24話:デロスの咆哮_Part1〜3

  • 2024年2月末配信予定

第04話:帰って来たターゲット_Part1〜5

第25話:ラブはナイフ_Part1〜2

第26話:内陸地帯_Part1〜3

第27話:白の死線_Part1〜2

第28話:仮面の標的_Part1〜3

第35話:激怒の大地_Part1〜5

第37話:査察シースルー_Part1〜3

第38話:デスマスクの肖像_Part1〜2

第39話:VooDoo_Part1〜3

第40話:女王陛下の憂鬱_Part1〜5

  • 2024年3月末配信予定

第1話:白夜は愛のうめき_Part1〜2

第5話:檻の中の眠り_Part1〜2

第6話:スタジアムに血を流して_Part1〜3

第17話:猟官バニングス_Part1〜2

第23話:狙撃の GT_Part1〜2

第29話:ゴルゴ in 砂嵐_Part1〜2

第31話:シェルブール 0300_Part1〜2

第33話:ブービートラップ_Part1〜2

第34話:WHO?_Part1〜3

第36話:殺意の交差_Part1〜2

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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