ヒートテックが20周年を迎えたので「変わった点」「変わってない点」をユニクロに聞いてみた(1/2 ページ)

発売からそんなに経っていたのか……。

» 2023年12月30日 11時00分 公開
[ねとらぼ]

 毎年楽しみにしているあのメニュー、暑さ・寒さの対策に欠かせないあのアイテム、子どもの頃から知っている文具やおやつなど、“みんなが知っているアレ”はインターネットを活気づける話題の1つ。

 でも、身近にあるのが当たり前だからこそ、知らないことも多いんじゃないでしょうか。そんな商品について「今さらですが、アレっていつからあるんですか?」と企業に直接聞いてみました。

 第2弾は、今の季節に欠かせない防寒アイテム「ヒートテック」です。(第1弾の「グラコロ」はこちら

ユニクロの定番アイテム「ヒートテック」 ユニクロの定番アイテム「ヒートテック」(画像はユニクロ公式の「ヒートテック特集」より)

ヒートテックとは?

 ヒートテックは、ユニクロが販売している薄手で暖かい防寒インナー。身体から発散した水蒸気を吸収して発熱し、繊維と繊維の間にある空気の層にその熱を貯めることで保温性を高めています。UネックTやタートルネックTといったインナーウェアのほかに、1枚で着られるトップスやパンツ、ソックスや手袋などのアイテムも登場しています。

 2023年9月には「世界中を暖め続けて20年 累計販売数15億枚を突破」というプレスリリースも発表されるなど、世界に知られるユニクロの定番アイテムです。

累計販売数15億枚を突破のリリース 20年で15億枚以上売れたヒット商品

 では、いったいどんなきっかけでヒートテックは誕生したのでしょうか。

 ユニクロによると、寒さをしのぐインナーとして当時は女性向けの「ババシャツ」がありましたが、「厚手で着ぶくれする」「格好良さに欠ける」といった点を課題に思い、「着ぶくれしないスマートでシンプルなインナー」作りに取り組んだそうです。

 また、男性向けインナーの開拓にも目を向けていたと言います。当時男性向けのインナーは綿100%が定番でしたが、ユニクロではドライ機能のあるインナーが好調に推移していたことから、「汗をかいてもべたつかないインナー」に需要があると考え、「ドライ機能を生かした保温効果が高いインナー」を作ることに。

 こうして「厚着・重ね着以外の発想で寒さを解決するアイテム」として、ヒートテックは誕生しました。

ヒートテック今昔 発売当初から何が変わった?

 発売から20年の間にヒートテックがどう変化してきたのかも聞いてみました。大きく変わったのは「素材」と「薄さ」、そして新シリーズの誕生です。

ヒートテックの歴史 ヒートテックの歴史

 2003年11月の発売から3年後には、ウィメンズアイテムの素材を中空綿からマイクロアクリルに変更し、よりソフトな風合いに。その後も改良を加え、発売当初と同じ商品とは思えないほど薄く軽いアイテムになっていったと言います。

 好評を受け、2008年には海外でも販売をスタート。2013年には暖かさを追求した「極暖」シリーズが、2016年にはさらに暖かい「超極暖」シリーズが発売されました。

 近年はデザイン性にも力を入れており、2022年には「見せるヒートテック」として、「シームレスリブ」と「ワッフル」が新登場。インナー以外のアイテムも年々増えており、靴下やタイツ、ジーンズ、手袋など、さまざまなアイテムがラインアップされています。

インナー以外のヒートテックアイテム インナー以外のヒートテックアイテム

 一方、「なめらかなのに暖かい」という点は発売時から変わっていないそうです。ユニクロは「あらゆる人が日常的に手にできる服であることも、当初から変わらないことだと考えています」とコメントしました。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/27/news008.jpg 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. /nl/articles/2404/27/news009.jpg しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  3. /nl/articles/2404/27/news005.jpg “女子小学生”がメンズカットしたら……「え!」 その驚きの大変身に「な、なに!?」「絶対モテる」と反響
  4. /nl/articles/2404/27/news003.jpg 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  5. /nl/articles/1901/08/news126.jpg 正体不明の「なにかふしぎなもの」がハードオフで販売→Twitterで情報集まり正体が判明
  6. /nl/articles/2404/28/news005.jpg 「とんでもないものが売ってた」 ハードオフに“33万円”で売られていた「まさかの商品」に思わず仰天
  7. /nl/articles/2401/18/news035.jpg 「起動しません」 ハードオフで4000円のジャンクPS4購入→電源入れると“驚きの結果”に「そんなことあるんだ」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  10. /nl/articles/2404/28/news019.jpg 「ワンピース」ナミに扮したイタリアのコスプレイヤーが麗しい! 「完璧」「美しい!」と称賛
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」