柚月裕子の警察小説『朽ちないサクラ』、杉咲花主演で実写映画化 6月21日から劇場公開
3月には主演映画「52ヘルツのクジラたち」が公開の杉咲さん。主演映画が続く。
『孤狼の血』『合理的にあり得ない』などの作品で知られる大藪春彦賞作家・柚月裕子さんの小説『朽ちないサクラ』が、杉咲花さん主演で実写映画化。2024年6月21日からTOHOシネマズ日比谷他全国で劇場公開されます。
原作は、県警の広報職員という本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく警察小説。後に続編の『月下のサクラ』も刊行され、「サクラ」シリーズとして知られています。
主人公の森口泉を演じるのは杉咲花さん。「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」「市子」などテレビや映画での主演を重ね、主演を務める「52ヘルツのクジラたち」(3月1日公開)や「片思い世界」(2025年公開予定)の公開も控えています。単独主演作となる同作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細に演じています。
メガホンをとる原廣利さんは、映画「帰ってきた あぶない刑事」(5月24日公開)の監督に抜擢された注目株で、長編映画の監督はこれが2作目。主人公が己の正義感に目覚めていく成長譚として描き出しています。
併せて公開されたティーザービジュアルは、劇中の重要なシーンが撮影された川に、真っ赤なワンピースを着た泉が素足のまま凛とたたずみ、タイトルにもある「サクラ」が満開に美しく咲き誇った1枚。映画では舞台を愛知県に設定し、蒲郡市を中心としたロケが行われました。
主人公・森口泉役:杉咲花コメント
この物語は、ひとりの人物の失敗から始まります。
私はその出来事に温もりのまなざしを向けることはできないけれど、失敗に向き合い、責任を取ろうとする姿を見捨ててはいけないと思いました。“再生を見守る”という世の中のあるべき姿のひとつとして、この映画に関わる価値を感じ、緊張を抱きながら演じました。
いつの日か失敗してしまったことのある誰かにも、他者の失敗を許してあげられない誰かにも、この映画が届いてほしいです。
原廣利監督コメント
撮影したのは去年の春に差し掛かる頃でした。
タイトルにある通り「サクラ」がキーワードになってきます。
「正義」とは一体何か?
それぞれの「正義」が交錯する時に、サクラを魅せることで物語の骨格を表現したい。
スタッフ・キャストとともに考え、アイディアを出し合い、全力で撮影していきました。
森口泉を演じる杉咲花さんの真っ直ぐ真相を見つめる眼は、僕自身何度も鳥肌が止まりませんでした。
原作:柚月裕子コメント
この作品は、世の中の理不尽や不条理なことに、懸命に立ち向かっていく人間を書きたくて出来上がったものです。
主人公の森口泉は、親友の死をきっかけに事件の真相と社会の闇に迫っていきます。泉は、迷いながら、悩みながら、ときに諦めそうになりながらも、必死に前に進んでいきます。がんばる泉を、杉咲花さんがどのように演じてくださるのか、とても楽しみです。泉を、そして作品に登場する人々を応援しています。
映画「朽ちないサクラ」ストーリー
「疑いは絶対に晴らすから」
そう言って立ち去った親友は、一週間後に変死体で発見された――
愛知県平井市在住の女子大生が、度重なるストーカー被害の末に、神社の長男に殺害された。地元新聞の独占スクープ記事により、警察が女子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っていたことが明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたと疑い、身の潔白を証明しようとした千佳は、1週間後に変死体で発見される。自分が疑わなければ、千佳は殺されずに済んだのにーー。自責と後悔の念に突き動かされた泉は、自らの手で千佳を殺した犯人を捕まえることを誓う。
(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
読まれている記事
関連記事
- 「よめぼく」Netflix映画として実写化 永瀬廉×出口夏希で余命宣告された2人の“期限付きの恋”描く
森田碧さんの小説『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』が「余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。」として2024年配信。 - 藤井道人監督×長澤まさみのNetflix映画「パレード」2月29日から世界独占配信 「喪失」経験した人の心に寄り添う一作
「本作は、10年間自分が描きたくても描けなかったテーマと、私に突如訪れた『別れ』が偶発的に合わさって生まれた作品です」(藤井道人監督) - 映画「52ヘルツのクジラたち」ティーザービジュアル初公開 主演の杉咲花、作品に見いだした「私たちに託された大きな課題」語る
2024年3月全国公開。 - 草なぎ剛×白石和彌「碁盤斬り」公開が5月17日に決定 5人のイラストレーターによるティーザービジュアルが公開
白石和彌監督初の時代劇作品で、草なぎ剛さんが主演。期待しかない。 - 長編アニメ映画「ふれる。」発表、2024年秋公開 「あの花」「ここさけ」「空青」を手掛けた超平和バスターズが再び集結
幼なじみの青年三人組と不思議な生き物が織りなす物語。 - 渡辺ペコ『1122』がPrime Videoで実写ドラマ化 高畑充希x岡田将生初共演でW主演
監督は今泉力哉さん、脚本は今泉監督の妻・今泉かおりさんが担当する初の夫婦合作。 - 綾辻行人『十角館の殺人』が実写化 “あの1行”の映像化に注目集まる 綾辻「できるの?」 監督「20年間もの月日が必要でした」
2024年3月22日からHuluで独占配信。 - 豊川悦司×中村倫也のイチャイチャが異状! ドラマ『No Activity/本日も異状なし』インタビュー
ウマが合いすぎる2人のインタビューをどうぞ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
-
中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
-
元「おニャン子」内海和子、娘・ゆりあんぬの“胃の粘膜ぶっ壊す”食事に激怒! 有名飲食店に謝罪し「出禁にして」「違う星の人そんな気がしてなりません」
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「恐ろしい」 北海道の道路標識 → “見落としたら絶望”のとんでもない表示に衝撃走る 「普通にホラーでは?」
-
優しそうな“おかっぱ頭”の男性→プロがカットしたら…… “別人級の仕上がり”が470万再生「えっ!? って声出た」「EXILEみたい」
-
平愛梨、“夫・長友佑都選手”に眠れなくてLINE送信→“まさかの返信”に「なんやねん」「もう寝るしかない」
-
“無給餌”で育てたメダカが2年後、驚きの姿に→さらに半年後…… 放置しておいたビオトープで起きた“奇跡”に「ロマンを感じる」
-
「天才が現れた!」 森永が教える“秋らしい”お菓子の作り方→たこ焼き器を使ったアイデアに「すごいすごい可愛い」
-
固い着物をリメイクしてみたら…… 生まれ変わった“まさかのアイテム”に「しゅげー!」「凄い素敵です」
-
「上げ底の先」 その名に偽りなし、高専の文化祭に出現した「限界節約ホットドッグ」が本当に限界だった
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた