レトロ感がたまらない SNSで公開された“世界初の純電気式計算機”に「昔のSFみたい」とネット興奮(1/3 ページ)

「樫尾俊雄発明記念館」で撮影されました。

» 2024年02月04日 19時15分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 電機メーカー・カシオ計算機(CASIO)の創業メンバーの1人で、開発を担当した樫尾俊雄さんの発明記念館にて撮影された、“世界初の小型純電気式計算機”の映像がX(旧Twitter)で注目を集めています。レトロな見た目と動作音がたまらない……。

「昔のSF」みたいなレトロ感にネット興奮

 エレコムのX公式アカウントが「音が!いいから!聞いてみて!」とハイテンションで公開したのは、東京・世田谷区にある「樫尾俊雄発明記念館」での動画。樫尾俊雄さんが1957年に兄弟とともに発明した小型純電気式計算機「14-A」が、同館スタッフによる操作で実際に動作する様子を撮影しています。音が心地よくて、ずっと聞いていられそう。

世界初 純電気式計算機 カシオ 記念館スタッフが操作し、実際に計算する様子を撮影しています(以下画像はエレコム公式Xより引用)

 「14-A」では341個のリレー(継電器)が使われているため、現代の感覚では大きめな動作音にも思えますが、当時主流だった“歯車を使った機械式”と比較すると「群を抜く」静かさだったそうです。ちなみに、CASIO公式Xの情報では、大卒初任給が1万円以下だった当時、価格は48万5000円もしたのだとか。高級品だ……。

 そんな世界初の純電気式計算機である「14-A」の貴重な動作を写した映像は、記事執筆時点で約2万8000件の“いいね”を記録。ネットでは「かっこいい」「動いてるのは、初めて見ました」など、今となっては新鮮な“計算風景”に感動する声が上がっています。

 中には、「昔のSFに出てくるコンピュータこんな感じですね」「昔の特撮モノで出てきた電子計算機(コンピュータ)の挙動だ…」「この音!昔の戦隊モノの基地とかで響いてる音!」など、「14-A」の動作音から昔のSF作品などに登場するコンピュータを想起する人もいました。

世界初 純電気式計算機 カシオ 計算結果が表示された様子。動作音や表示部分にロマンを感じます

 なお、樫尾俊雄発明記念館の見学は完全予約制で、公式サイトにて予約を受け付けています。入館料は無料です。公式Xアカウント(@T_Kashio_Museum)ではプレゼントキャンペーンなども実施しています。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/06/news042.jpg ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
  2. /nl/articles/2501/06/news014.jpg 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら……3年半後、目を疑う結果に大反響 2024年に読まれた植物、家庭菜園記事トップ5
  3. /nl/articles/2501/05/news001.jpg 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
  4. /nl/articles/2501/06/news043.jpg 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. /nl/articles/2501/06/news090.jpg 【編み物】10年前祖母が教えてくれた編み物、まさかの作品を生み出して…… 二度見必至の完成品に「信じられない」
  6. /nl/articles/2501/05/news006.jpg 目からウロコな“ビニール袋のたたみ方”が100万再生 超便利な“裏技”に「こっちの方が絶対いい」
  7. /nl/articles/2501/05/news033.jpg 「昔はモテた」と話す母→全然信じていない息子だったが…… 当時の“異彩を放つ姿”に驚き「わぁ!」「とても魅力的」【海外】
  8. /nl/articles/2412/27/news137.jpg 男性に「きみの友だちを紹介してよ」と言われてきた女性、40キロの減量に成功し…… 人生激変した姿が120万再生「自信がついてさらに輝いている!」【独】
  9. /nl/articles/2501/06/news046.jpg 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
  10. /nl/articles/2501/05/news015.jpg 【編み物】白と黒の毛糸をひたすら編んでいくと…… “あの人気キャラ”の完成に「あなたは魔法使いですか?」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  2. 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  3. 「すごい漢字!」 YouTuberゆたぼん、運転免許証公開 「本名の漢字」に衝撃の声続々
  4. 「麻央さんにそっくり……」 市川團十郎の11歳息子・勸玄の成長ぶりに驚きの声 「大きくなってる!」「すでに貫禄がある」
  5. チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  6. 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  7. 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  8. 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
  9. 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
  10. 「デコピンを抱き寄せたのはもしかして」 妻・真美子さん第1子妊娠発表で大谷翔平の発言と行動に再注目 「“もう帰る?”は気遣っていたのかも」
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」