「好みの男がいないなら、自分で育てりゃいいじゃない」 世界最強の年上ヒロインたちが最弱少年を理想の恋人に育成するマンガに「あらたな史上最強の弟子、爆誕!」の声(1/3 ページ)

頑張れクロス君!

» 2024年02月07日 17時00分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 世界最強の年上ヒロインたちが最弱少年を理想の恋人に育成するレベルUP育成ファンタジーマンガ『最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場』がX(旧Twitter)で話題となっています。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

 テレビアニメ化もされた『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の赤城大空さんが『ガガガ文庫』から刊行しているライトノベルを、『ブレイブ・ストーリー〜新説〜』の小野洋一郎さん(@AXE416)がコミカライズした同作は、裏サンデーで2021年から連載。2022年1月にコミックス1巻が刊行されました。

 2023年12月のコミックス最新巻(6巻)発売に併せ、小野さんがX(旧Twitter)にマンガを投稿すると、3万を超えるいいねと1150万件のインプレッションを獲得。「あらたな史上最強の弟子、爆誕!」などと反響が起こりました。

 本記事では、作画を担当する小野洋一郎さんへのインタビューと併せて、マンガ本編を第2話まで掲載します。

『最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場』作品紹介

 物語は、「剣と魔法の世界」を舞台に、3人の“女傑”が“弟子探し”の道中で1人の男と会うところから始まります。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

 男は、大陸一のヒゲ騎士とうたわれる実力者。自らの武勇に自信があるのか、言動は強者のそれ。しかし、3人の前に、秒で撃沈してしまいます。

 軽々と男をしりぞけたのは、山をも吹き飛ばす拳の威力を持つ龍神族の戦士リオーネ、一撃で数万の兵士を消し飛ばす魔法を操るハイエルフの魔道士リュドミラ、回復魔法と補助魔法で人を殺せる意味不明女で最上位吸血族の聖職者テロメア。人呼んで、歩く天災、魔神の再来、地域によっては邪神扱いの世界最強クラスと称される女傑たちだったのでした。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場
最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

 そんな人外の強さを誇る3人が、手に入れられないもの。それは、「男」。恋人にするなら自分より強いかせめて同格、という高すぎるハードルは、「好みの男がいないなら、自分で育てりゃいいじゃない」という天啓により、未来の旦那候補弟子探しを行っていたのでした。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

 その後3人がやってきたのは、世界最高峰の冒険者学校が存在する“冒険者の聖地”。勇者の末裔(まつえい)が冒険者学校に入学すると耳にし、勇者の指導だとうそぶいて会わせるよう学長に詰め寄ります。

 そんな中、突如、国軍出動レベルの超高位モンスターが街に出現。このままでは未来の旦那候補が死んでしまうと心の声を外に漏らしつつ、3人は討伐に向かいます。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

 強力な反撃もあり、状況が悪化する中、「私がトドメを!」とさっそうと現れる1人の戦士。強力な技を繰り出すも、超高位モンスターにとらわれてしまいます。街の人が「勇者さま」と呼ぶその戦士は、まさかの女性でした。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

 未来の旦那候補である勇者は男だとばかり考えていた3人は驚きと、期待に反する現実に脱力しつつも、その場を収めようとしますが、ふと目に入ったのは、剣を手にヨタヨタと超高位モンスターの方に向かっていく少年の姿。3人は、その少年のパラメーターが「レベル0」「スキルなし」「ステータスオール0」の最弱少年だったことに再び驚きつつも、少年を援護し、少年も自らの命を振り絞って超高位モンスターの撃滅に成功。少年を魔法で治療する3人は、「見つけた」という思いを抱くのでした。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場
最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

 その後、3人全員の弟子となる最弱少年。世界最強の年上ヒロインたちによる理想の恋人育成計画が展開されることになります。物語としては『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』や、女性師匠版『史上最強の弟子ケンイチ』のような印象もある同作の今後の展開が楽しみです。

最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

『最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場』漫画・小野洋一郎さんインタビュー

――― 『最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場』で特に力を入れているところ、こだわっているポイントはどんなところでしょうか?

 コミカライズなので、あくまで「漫画という媒体」として、原作の魅力を可能な限り翻訳したいと思って制作しています。

 原作の文章をそのままなぞるのでなく、読んだ際の興奮や迫力、読みやすさやテンポ感など、「感動」の再現を重視しています。

 小説と漫画は、例えラノベであっても全く違う媒体なので、そのままなぞってしまうとどうしても違和感が出てしまい、漫画としての読み味が死んでしまうので、時にはせりふをカット・改変したり、話の流れを前後させたりといった調整が必要になります。

 そうやって漫画としての違和感をなくし、されど原作の内容やキャラ、世界設定を極力変更することなく、かつ最大の効果を発揮すべく、正しく「コミカライズ」していこうと思っています。

 感覚としては、小説という言葉で魅せる言語を、漫画という白黒の絵とコマ割りで魅せる言語に翻訳しているイメージです。

 それと、小説を読んだ方の脳内イメージを超える絵を入れられたら良いなと思いながら描いています。

――― 作品のストーリーやキャラクターで、ご自身の中で気に入っているポイントは?

 いろいろありますが、やはり主人公のクロス君が謙虚で、周囲への尊敬を忘れないので、割と殺伐とした世界の中で濃いキャラたちに埋もれず、抜群の存在感を発揮しながら成り上がっていくというのが、意外と新しい気がしています。

 それと、最新の6巻でギムレットという貴族が、ちょっと思いもよらぬ形でとても魅力的なキャラになったことです笑。

――― うれしかった読者からの反応・感想などありましたら、お教えいただけますと幸いです

 やはり漫画から入って原作小説を購入したという声があるとうれしいですね。

 「続き! 早く続きを!」と言ってもらえるのが、ストーリー漫画の連載として読者の皆さんと一緒に盛り上がっていると感じるので。

――― 読者へのメッセージをお願いします

 いつもたくさんの応援をいただき、本当にありがとうございます。

 これからも原作の魅力を漫画として引き出せるよう、精進してまいりますので、よろしくお願い致します。

 真面目すぎる答えになってしまい、逆にすいません。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/27/news009.jpg しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  2. /nl/articles/2404/27/news020.jpg パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
  3. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  4. /nl/articles/2404/27/news003.jpg 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/27/news008.jpg 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  7. /nl/articles/2404/27/news010.jpg 巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
  8. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  9. /nl/articles/2404/26/news187.jpg 実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
  10. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」