物を手放さない祖母の家、母娘で泣きながら片付けて…… 物も心も整理する姿が450万再生「大切な事に気付かせてくれた」「涙が溢れました」(1/2 ページ)

見ると生前整理をする気持ちが湧いてくる動画です。

» 2024年02月13日 20時30分 公開
[宮原れいねとらぼ]
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 1人暮らしの祖母が入院し、母娘で祖母の家を片付ける動画がInstagramに投稿されました。記事執筆時点で452万再生を突破、「大切なことに気付かせてくれる素敵な動画」「いろいろと考えさせられました」といったコメントや涙する声まで、物と心を整理する、大変で大切な時間の記録がさまざまな反響を呼んでいます。

先延ばしにしていた祖母の家を片付ける

祖母宅片付け 先延ばしにしていた祖母の家の片付けを始めた母娘

 投稿したのはnamytone(@namytone)さん。2023年1月3日に祖母が入院し、退院後に再び1人で暮らすという選択肢がなくなったことから、母親と話し合って一緒に片付けることに。

 数えきれないほどの思い出があり、「退院後もこの家に帰ってきて欲しいから、ほんとは片づけたくない。でもやらなければいけない、もうやるしかない」と、感情と現実の間でゆれながらも決心。

 早送りの動画では、投稿者さんが片付けの途中で見つけた麦わら帽子を被り、下を向いている母をなんとか笑わせようとする様子も映っています。

作業する二人 汚れても構わない服を着て作業する2人。画像のシーンは、麦わら帽子を被って母親を笑わせようとする投稿者さん

 片付けに覚悟がいるほど物が多いのは、「食べ物のない時代を生きてきた人なので物を所有する、手放さないことが当たり前」だったため。

 といっても、台所に掛けられた布巾はちゃんと漂白され、お茶碗もピカピカで、1人暮らしの祖母はここで丁寧に暮らしていました。また、いつ会いに行ってもちゃんとご飯を作って食べていたとのことで、投稿者さんが自炊を心がけるようになったきっかけも祖母だったそうです。

作業する二人 休憩しながら2人で話し合う(または思い出を振り返る)ような姿も
作業中の二人 体力的にも精神的にもかなり“力”のいる作業です
丁寧に暮らしてきた祖母の家 祖父が亡くなってからも1人で丁寧に生活してきた祖母

泣きながら、笑いながら片付けた時間

 そんな尊敬し、大好きな祖母の家を、ときには泣きながら、ときには笑いながら、片付けを進めていった2人。今回の経験を通して、「自分で管理できる『物』を、管理できる『量』だけ持つ」など、自身の身の回りの物についても把握・片付けようと決意したと語っています。

 そして同時に「心を震わせるくらい大切に思える人がいるって、本当に幸せなことだなと思います」と、改めて実感したことも。

 ちなみに今回、整理して捨てることになった量は、2台の車でクリーンセンターに9往復するほどだったのだとか。

ビフォー 冷蔵庫(ビフォー)
冷蔵庫のアフター アフター。きれいになった中身に少し寂しさ覚えます
片付ける二人 片付けながら、さまざまな感情が心に湧いたことがつづられています
優しい投稿者さんの気持ち 大量の調味料が出てきて「気付いてあげられなくてごめんね」と投稿者さん

 寄せられたコメントでは「涙が溢れました。心も辛い片付け、お疲れ様でした」「私も実家の片付けが気になりつつ、でも面と向かって言えずにいます」など、片付け中の心境や、なかなか行動に移せないことに共感する声がみられ、「私も改めて、少しずつ片付けよう…と考えさせられました」「今後どう生きるか、何を所有しどう扱うか、より考えるきっかけになりました」といった声が寄せられています。

 国民生活センターが2021年に発信した特集では、生前整理は「より豊かに生きることを前提とした整理」と説明されています。今回のように事前に家族で話し合い、気持ちを共有することでより絆が深まる、そんな前向きな生前整理ができたらいいですね。

生前整理の結果 生前整理した結果
作業後 少しずつでも今から始めないと……と思わせてくれる動画でした

 日々の暮らし方や家事術・空間づくりなどを発信し、働く女性から共感を集めているnamytoneさん。Instagramをメインに、YouTubeチャンネル「namytone」でも情報を発信中です。

 2024年2月20日には、2冊目となる著書『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』がインプレスから発売予定。40歳という1つの節目を前に、そこに向かうまでの準備や暮らしの見直し方・考え方などをまとめたライフスタイル本です。

【〔断捨離〕モノを減らして身軽に暮らす。】(namytoneさんのYouTubeチャンネル)

画像提供:namytone(@namytone)さん

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