「1日100円貯金」を息子が20歳になるまで続けた母 入金とともに通帳に一言書き込むアイデアがすてき(1/3 ページ)

泣いてしまいそう。

» 2024年02月17日 19時15分 公開
[高橋ホイコITmedia]

 息子が20歳になるまで「1日100円貯金」を続けたお母さんが、「すてき」「正に一生の宝物」だと絶賛されています。通帳には入金ごとに一言が手書きされていて、20年間の思い出が詰まっています。

毎年誕生日に入金し、通帳に一言添えておく

 このすてきなプレゼントを作りあげたのはきくちいまさん(@imappage)。長男が1歳のときに20歳まで「1日100円貯金」をすると決め、長男名義で口座を作りました。20歳の誕生日を迎えるにあたり、「産んでよかったよ」との感謝の言葉とともに、通帳の写真を投稿しました。

 「1日100円貯金」とのコンセプトではありますが、毎日入金するのは手間なので、代わりに誕生日に1年分の36500円を入金してきました。通帳には、入金ごとに「剣道大会で3位に」「トラックにはねられて集中治療室へ……生きてくれて本当によかった!!」など、その年で最も印象深かったことが書き添えられています。年1回の入金なので、通帳は1冊に収まっているそうです。

1日100円貯金の通帳(1) 1日100円分、20歳まで貯金してきました

長男からは「すげー感動する」とのLINEが

 通帳をプレゼントしたときの長男の反応はどうだったのでしょうか。きくちいまさんにねとらぼ編集部が取材したところ、実は渡す前に投稿が人気となりSNS経由で知られてしまったとのことでした。そのとき長男からは「すげー感動する。ありがとう」とのLINEが届きました。心の底から喜んでくれたようです。

 貯金は、まずは何があってもいいようにと黒スーツを作ることに使い、あとは本人に任せました。夏タイヤを買って、使った分はあとで補填(ほてん)しておきたいと話しているそうです。

「入金忘れ」も思い出のひとつに

 通帳を見返したときに特に思い出深く感じることを聞いたところ、「3人の子育てが忙し過ぎたときの入金が数カ月遅れになっていること」でした。この年はコメントを書く余裕すらなかったことを思い起こすと、当時の自分を励ましたい気持ちになるそうです。

 つらい時期を乗り越えて、長男は無事20歳の誕生日を迎えましたが、あと2人高校生の子どもがいます。2人にも同じことをしているので、まだまだ貯金生活は続きます。「もうしばらく頑張らないとです」と意気込みを語ってくれました。

1日100円貯金の通帳(2) 思い出がいっぱいですね

「出生体重を金額にしてスタートする」とのアイデアも

 投稿は大きな反響を呼び、「ステキです」「通帳に書かれたメッセージ泣ける」「正に一生の宝物ですね」などたくさんの声が寄せられました。中でもきくちいまさんが感心したリプライは「出生体重を金額にしてスタートする」というアイデアでした。

 「出生体重貯金」はInstagramなどで人気となっており、2023年にママなった木村沙織さんがしたことでも話題になりました(関連記事)。出生体重や身長などと同じ金額を振り込み、依頼人を「WEIGHT」や「HEIGHT」としておくことで、生まれたときの記録を銀行通帳に残すというものです。合わせ技で使ってみたら、ますます思い出深いプレゼントとなりそうです。

マネする際は「書く場所」に気をつけて

 この話を聞いて、やってみたくなった人もいると思います。マネする際に気をつけてほしいのは、通帳に書き込む場所です。印字済みの行の隙間であれば問題ありませんが、未記入部分やバーコードの上に手書きをするとエラーとなる可能性があります。また贈与税の対象となる額をプレゼントする場合には、所定の手続きが必要になりますのでご注意ください。

画像提供:きくちいま(@imappage)さん

高橋ホイコ

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