実写化決定『グラスハート』原作者、“改変”認め力強いメッセージ「大丈夫です」 主演・佐藤健が信頼勝ち取る「すごいひとです」(1/2 ページ)
「『これだけは変えずに』という一点はお伝えしてあります」
小説家の若木未生さんが2月28日にX(Twitter)を更新。著書『グラスハート』の実写ドラマ化が決定したことを受け、一部設定に改変があることを明かしつつも、「『これだけは変えずに』という一点はお伝えしてあります」「大丈夫です」とファンを安心させるような投稿を行っています。
ヒロインの年齢設定が変更 「『原作そのまま』にはならない」としつつ
Netflixシリーズとして2025年の全世界配信が発表された実写ドラマ版「グラスハート」。俳優の佐藤健さんが主演&共同エグゼクティブプロデューサーを務めており、情報解禁に合わせて公開された公式インタビューでは「グラスハートとは20代前半の時に出会いました。それから今日までたくさんの漫画や小説を読んできましたが、ぼくにとってグラスハートの登場人物たち以上に魅力的なキャラクターに出会うことはありませんでした」と原作への熱い思いを語っていました(関連記事)。
若木さんはこの日、実写ドラマ化をファンに伝えながら、「映像と小説は、特性やセオリーが違うので『原作そのまま』にはならないです」と表現媒体の違いから“改変”が存在することを事前に説明。「たとえば西条朱音は大学生の設定です」とヒロインの天才ドラマー・西条朱音の年齢が異なるという具体例を挙げており、「でも違ってていいです」と原作者として納得していることを伝えています。
折しも“実写化作品”を巡る問題が取り沙汰される昨今ですが、若木さんは「『これだけは変えずに』という一点はお伝えしてあります(ネタバレになるので言えないんですけど)大丈夫です」と力強くコメント。
続く投稿では、「高岡尚は髪が長くないと…」とキャスト決定前の段階でキャラビジュアルに関する要望を出したことを明かし、佐藤さんが自ら「『あっ! そうだ!』と佐藤健さん『こうこうこういう髪型でしょ? (身ぶり)…伸ばしてもらおう!』」と共同EPとしてキャスト選定に深く関わった佐藤さんが真摯(しんし)に向き合ってくれたそうで、「そんなこと可能なのかなと思っていました びっくりしました」と当時の心境を振り返っています。
佐藤さんは主演映画「るろうに剣心」シリーズを筆頭に、人気原作の実写化を成功に導いてきた実績の持ち主。若木さんも以前から信頼を寄せていたようで、実写化の話が立ち上がる前の2021年には、「佐藤健さんを圧倒的に信じています」とX(Twitter)に投稿していたことも。
若木さんは今回、「大昔に『佐藤健さんを信じています』とツイートしたことがあるんですけど」と当時の投稿を振り返りつつ、「その後、佐藤さんとお会いしたとき、グラスハートの私家版(同人誌)をお渡ししようとしたのです そしたら『持ってます』と言われました すごいひとです」と信頼が“確信”に変わったエピソードを披露しています。
原作者である若木さんの熱心な発信にX(Twitter)では、「原作者さんから最初にこの言葉を聞けると安心して待てます ありがとうございます」「先生に『違ってていい』と言って頂けるのは心強いですね」「先生が信頼されてるなら安心です 楽しみにしています」「実写化に伴って色々あった中、若木先生が佐藤健という人物に全幅の信頼を寄せていて、しかも『違ってていい』『原作そのままじゃないけど大丈夫』って言葉にしてくれるのは本当にありがたい」など反響が寄せられました。
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