「CSI:ニューヨーク」マック役俳優、33歳息子の死去を公表 「愛する人を失った全ての人へ」5年半の闘病生活つづる(1/2 ページ)
代表映画作品に「フォレスト・ガンプ/一期一会」ダン中尉役など。
米俳優ゲイリー・シニーズが現地時間2月27日、息子のマッキャナ・アンソニー・“マック”・シニーズが1月5日に33歳で亡くなったことを公式SNSとWebサイトを通じて公表しました。ドラマシリーズ「CSI:ニューヨーク」の主人公マック・テイラー役や、映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994年)「アポロ13」(1995年)などへの出演で知られるゲイリーは、退役軍人や救急隊員、その家族を支える慈善団体「ゲイリー・シニーズ財団」を運営。息子マックは同財団の教育・アウトリーチを担当するアシスタントマネージャーとして活動していました。
2018年にがんと診断 妻も同時期に病が判明
ゲイリーの声明によると、マックはゲイリー・シニーズ財団の一員となった約半年後の2018年8月8日、脊柱に発生する非常にまれながん「脊索腫」と診断されたとのこと。マックが診断される2カ月前には、ゲイリーの妻モイラ・ハリスもステージ3の乳がんと診断されており、そのとき受けた衝撃を「母と子2人のがん患者が2カ月のうちに発生するとは?」と振り返っています。
マックが診断を受けた際、ゲイリーは「脊索腫」という病気を全く知らず、「100万人に1人の割合で発生する」「70%のケースでは最初の腫瘍を摘出すれば寛解するが、30%のケースでは再発する」など自ら調べ学んでいったことを明かしました。
そののち、妻モイラは治療のかいあって寛解し、再発もなく元気になったものの、マックの病は2度の手術後2019年5月に再発し、広がっていることが判明。「これが長い闘病生活の始まりで、時間がたつにつれ彼はどんどん身体の自由が利かなくなっていった」と長くつらい日々を回想しました。
バンドとして親子共演も 音楽活動に熱心だったマック
マックが財団に加わった際、「感激し興奮した」というゲイリーは、「彼が財団とともに成長する姿を見守りたい」と父親として感じていた気持ちをつづります。またマック自身も財団での使命に喜びを感じていたとし、2019年5月の病気再発から、同年11月の手術までは財団の事務所に通えていたこと、その後自宅療養に移行してからも財団のポッドキャストを立ち上げるなど、2020年1月まで財団へできる限り貢献していたとしました。
さらに9歳からドラムをたたいていたというマックは、ゲイリーが出演作「フォレスト・ガンプ/一期一会」で演じた役の名を冠したバンド「ゲイリー・シニーズとダン中尉」で、ドラマーの都合がつかないときは代役を務め、父と息子との共演を何度も果たしていました。病気の影響で胸から下がまひしてからも、音楽制作に喜びを見いだしアルバム作りにまい進。完成させたアルバム「Mac Sinise: Resurrection and Revival」がプレスされたことを家族が確認した同じ週、2024年1月5日午前3時25分にマックは息を引き取り、23日に埋葬されました。
「親として、子どもを失うことはとてもつらいこと」 ゲイリー・シニーズのコメント
マックを含む3人の子の父親としてゲイリーは、「親として、子どもを失うことはとてもつらいことです。同じような喪失に苦しんだ方、また愛する人を失った全ての方へ心よりお見舞い申し上げます」と喪失を経験した全ての人の気持ちへ寄り添うコメントを発表。5年半にわたる闘病生活は時間がたつにつれ困難が増したこと、また家族はマックを失い深い悲しみを感じる一方で、彼がもう苦しまなくてよいことに安堵(あんど)し、彼が病気との闘いをどのように乗り越えてきたかに勇気付けられ感動しているとの率直な気持ちも吐露しました。
長く静かな文章で息子の功績と戦いを伝えたゲイリーは、「私は彼の父親であることを、とてもありがたく、幸福で、誇らしいと思います」と、これまでマックと過ごした時間を写真とともに公開しながら、息子をしのびました。公開されている写真は、まだ元気なころの姿や財団で活動する姿、まひにより車椅子を使うようになってからも音楽制作に励む姿や、母モイラや2人の姉との姿など、マックが人生で大切にしてきたものが凝縮されていると感じられる数枚です。
マックの物語を読んだ人々は、「彼の驚くべきストーリーを分かち合ってくれてありがとう。これを読み、心が引き裂かれるようです」「彼の思い出がいつでもあなたを慰めてくれますように」など、心を強く揺さぶられたとし、ゲイリーら家族に深い哀悼の意を表しています。
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