「ユーフォリア」出演俳優、パレスチナ支持デモに参加し逮捕 「声をあげてくれてありがとう」「解雇されてしまうかも」と感謝と心配の声(1/2 ページ)
バイデン米大統領の番組出演を阻止しようとしたとのこと。
ドラマシリーズ「ユーフォリア/EUPHORIA」や、映画「ハンガー・ゲーム0」(2023年)への出演で知られる米俳優/モデル/トランスジェンダー活動家であるハンター・シェイファーが現地時間2月26日に逮捕。ハンターは同日、10月7日に始まったイスラエルとハマスの紛争に関する親パレスチナ団体によるデモに加わり、そこで50人の参加者とともに拘束されました。
バイデン大統領へイスラエルへの援助停止を訴える
ハンターはこの日、テレビ番組「Late Night with Seth Meyers」が収録されるロックフェラーセンターのNBCスタジオで、ガザで行われている虐殺や、米政府によるイスラエルに対する資金・武器の援助を停止するよう求めるデモに参加。親パレスチナ団体「Jewish Voice for Peace」に加わり同番組へのバイデン米大統領の出演を阻止しようとしたとされています。同団体は反シオニズムを掲げパレスチナ解放を目的としたユダヤ系組織です。
このニュースが報じられると、ハンターのInstagram最新投稿へは「私たちはあなたの味方」「愛してる。声をあげてくれてありがとう」「多くの同業者たちとは違って、実際に自分の立場を示してくれて感謝します」と、はっきりとパレスチナを支持したことへ感謝のコメントが殺到。また、「ハンターは自分の声を使い、武器も暴力も使わなかったのに逮捕されてしまった」など、非武装でデモに参加しただけで拘束されてしまったことを悲しむ声が寄せられています。
一方、イスラエルを支持する人々からは、「逮捕されてよかった。テロの支援など、許されることではない」「イスラエルの女性や子どもに起きていることを見て見ぬふりをするなんて残念」「ユダヤ人を滅ぼそうとする人たちを支援したこと、恥じるべき」など、イスラエル側の被害へも目を向けるべきとハンターを非難する声もあがっています。
代表作はイスラエルの人気シリーズリメイク 今後のキャリアを心配する声
また、「もしイスラエルがなければあなたのキャリアはなかっただろうに」「あなたを一躍有名にした『ユーフォリア』はイスラエルの作家が書いたものだよ」など、ハンターの俳優としてのキャリアはイスラエル抜きには形成されなかったとする意見も。
2019年に「ユーフォリア/EUPHORIA」の主用登場人物で、トランスジェンダー女性ジュールズ・ヴォーン役で俳優デビューし、一躍ブレイクしたハンター。同作はイスラエルの人気ドラマシリーズをリメイクしたものであり、放送している米HBOとイスラエルとの強いつながりを主張する人々からは、自身が受けた恩恵を無視しているとする声が寄せられました。
米政府と同じように、イスラエル支持か沈黙を選ぶ人が大多数のハリウッドでは、パレスチナ支持を明確にするセレブは少数派。声をあげたセレブの多くは仕事や事務所を解雇されたり、脅迫文を大量に受け取るといった困難にあっています。
人気スラッシャー映画シリーズ第7作目の「スクリーム7」では、主演予定だったメキシコの俳優メリッサ・バレラが“パレスチナ寄り”のSNS投稿を理由に制作会社から解雇。一方、SFホラーの人気ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」にウィル・バイヤーズ役で出演している米俳優ノア・シュナップは、「シオニズムはセクシー」などと書かれたステッカーを友人らと楽しそうに見せ合う動画が拡散され非難されましたが、同シリーズからは解雇されていません(関連記事)。
報道によるとハンターは27日に釈放済み。記事執筆時点では本人からも、「ユーフォリア」を含む出演番組からもまだコメントは発表されていません。番組はシーズン3の制作を2023年12月にスタートさせたばかりですが、今回の逮捕を受けていずれかの判断を下すのか、ハンターに批判的な人からだけではなく、支持するファンからも「パレスチナを理由に解雇されてしまうかも……」と心配の声があがっています。
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自殺を冗談にしているとの批判も。
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