【漫画】散歩中、ノーリードの大型犬3頭に遭遇→愛犬をかばった飼い主が…… 衝撃の展開に「これはダメなやつです」「ショック」(1/7 ページ)

冷静な対処に称賛の声が集まっています。

» 2024年03月29日 19時30分 公開
[藤田まこねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 普段は愛犬「ドベ」と「ノラ」との日々を描いている作者・ヨシモフ郎さんが、殺処分対象になる可能性が高い凶暴な保護犬「茶々」くんを一時的に保護することになり……。その出会いと暮らしを描いた漫画が、X(@yosimofurou)とInstagram(@mofumofufufufufu)で連載中です。当時は土日の2日間だけ預かるつもりが、保護からなんと4カ月以上も一緒に暮らしているのだとか!

 今回は、Xで累計10万4000件以上のいいねを集めた1話4話の続編で、ノーリードの犬にかまれるというトラブルを描いた漫画が再び話題になっています。編集部は、作者のヨシモフ郎さんに話を聞きました。

売れない漫画家と聞こえない犬の話
漫画をまとめて読む

いつものお散歩が恐怖の展開に

 茶々くんがおうちに来て、2週間ほど経過したころのお話です。先住犬のノラくんと、散歩にも慣れてきた茶々くんを連れ、いつものお散歩に出かけたときに悲劇は起こりました。

売れない漫画家と聞こえない犬の話 いつもどおりのお散歩になるはずでしたが……
売れない漫画家と聞こえない犬の話 嫌な予感がします

 ヨシモフ郎さんたちが散歩コースにある野球用のグラウンドにさしかかると、ゴールデンレトリバーらしき大型犬がたたずんでいることに気付きます。なんとこのとき、大型犬たちはリードにつながれておらず、飼い主が動きを制御できない“ノーリード”状態。ヨシモフ郎さんは「最近大型犬の放し飼いで通報が来ている」という役場の人の言葉を思い出し、嫌な予感がしつつも足早に通り過ぎようとしたのですが……。

フェンスの穴から大型犬が迫る……!

 なんと、フェンスには大型犬が通れるほどの穴が開いており、ヨシモフ郎さん一行を見つけた大型犬がものすごいいきおいで向かってきたのです! 

売れない漫画家と聞こえない犬の話 ノーリードの大型犬が!

 野生の顔つきをした大型犬の様子に、茶々くんたちも怯えています。向かってきた1匹はヨシモフ郎さんに首輪をつかまれてけん制されたことで引き下がりますが、大型犬はまだあと2匹もいて……。

売れない漫画家と聞こえない犬の話 とっさに茶々くんをかばうヨシモフ郎さん
売れない漫画家と聞こえない犬の話 かまれ、ケガをしてしまいます……

愛犬をかばい、大型犬にかまれてしまったヨシモフ郎さん

 2匹目の大型犬の狙いが茶々くんだと分かったヨシモフ郎さんは、とっさに手を出し茶々くんをかばいました。その瞬間、“かえし”が付いているするどい大型犬の歯がいきおいよく手に食い込みます。愛犬を守る瞬時の判断が素晴らしいですが、描写からも牙がかなり深く食い込んだことがうかがえます。

 その後、やっとヨシモフ郎さんの手を口から放した大型犬。その飼い主はさぞ反省し、焦りながら駆け付けたのかと思いきや……。

売れない漫画家と聞こえない犬の話 冷静に指示を出すヨシモフ郎さんです
売れない漫画家と聞こえない犬の話 心配するワンコたち……

 なんと、大型犬の飼い主は「かまれたんですか?」とオロオロしながらヨシモフ郎さんにたずねたり、まだノーリード状態で放たれている3匹目を野放しにしたままにしたり……。自分の管理の甘さから家族である愛犬がけが人を出してしまったのにも関わらず、どこか他人事な様子。とても無責任な対応に思えてしまいます。

「狂犬病注射」を打たせた覚えがない飼い主

 気まずそうにしている飼い主と、自分たちが何をしたのか理解していない大型犬たち。その様子を見つつ、ヨシモフ郎さんは冷静に対応します。しかし、ここでさらにヒヤリとする事態が。

 けがを負った部位を飼い主に確認させながら、病院に行く旨を伝えるヨシモフ郎さん。その際、犬と暮らしている人であれば誰もが知っている基本的な事項ではありながら、念のため「狂犬病と混合ワクチンは打っていますか?」と確認をしました。

売れない漫画家と聞こえない犬の話 信じられない言葉の数々が

 問いに対しての飼い主の回答は「はい……多分」「(証明できるものを)探してみます……」という歯切れの悪いもの。狂犬病ワクチンについては狂犬病予防法に定められており、毎年受けさせることが義務付けられています。飼い主とは思えないまさかの返答に最悪の事態がよぎります。

 後日、狂犬病ワクチンを接種した証明が飼い主より届いたといいますが、混合ワクチンは未接種だったのだとか。混合ワクチンの接種は任意とされていますが、犬同士の感染症や、ヒトに感染するレプトスピラ感染症を予防することができるため、接種する飼い主が多いのだそうです。

飼い主が明かしたもう1つの衝撃事実

 その後、どうしてこのような状況になってしまったのか飼い主と話していると、もう1つの事実が発覚します。それは、大型犬たちが今回のような人身事故を起こしてしまったのが2度目だということ。

売れない漫画家と聞こえない犬の話 衝撃の事実が発覚
売れない漫画家と聞こえない犬の話 ノラくんと茶々くんの話を始めます

 そしてそれだけではなく、「次に人身事故を起こしたら犬は殺処分だ」と警察から言われているという嘆かわしい事実までが明らかに。そこまで言われていたのにもかかわらず、ずさんな管理でもう1度大型犬たちを加害者にしたのです。この話を聞いて、ヨシモフ郎さんは憤りを隠せませんでした。

もしそうなったら「あなたを許しません」

 ヨシモフ郎さんは元保護犬のノラくん、殺処分から救うために一時的に保護している茶々くんについて、どれだけの人が「この一匹を助けたい」という一心で心を尽くしたかということを話しはじめます。

 そして、けがの治療費の支払いをし、今後放し飼いしないならばそれでいいと寛容な意思を示したうえで、「簡単に『殺処分』と言葉にしないでください」「もしこの一件でその子たちを殺処分したらあなたを許しません」と語気を強めるのでした。飼い主の心に響いていればよいのですが……。

売れない漫画家と聞こえない犬の話 簡単に“その言葉”を口にしないでほしい

 通院が必要になるほどのけがを負ったにもかかわらず、あくまで罪があるのは犬たちではなく、ずさんな管理をした飼い主であると考えたヨシモフ郎さん。自身のその手で犬たちと向き合い、救ってきたからこそ湧き出る感情がそこにはありました。息をのむような緊迫した情景描写、ヨシモフ郎さんの犬たちへの強い愛情がにじみ出る対応は漫画でご覧ください。

       1|2|3|4|5|6|7 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/01/news049.jpg 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
  2. /nl/articles/2502/03/news057.jpg 「押すなよ、絶対に押すなよ」なポーズの猫ちゃん→次の瞬間…… 笑っちゃうほどの展開が200万再生「爆笑しました」
  3. /nl/articles/2502/02/news028.jpg 生後2カ月で迎えた保護たぬき、犬に囲まれて育ち5カ月後…… 見事な“オラオラ俺様モード”に「愛嬌の塊みたい」「可愛すぎて虜」
  4. /nl/articles/2502/03/news152.jpg 母「昔は男性からモテまくりだった」→娘は信じられなかったが…… 当時の“説得力ある姿”が260万再生「なんてこった!」【海外】
  5. /nl/articles/2501/31/news050.jpg 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  6. /nl/articles/2502/03/news157.jpg 「目を疑った」 “8割引”も……恵方巻の「大幅値引き」目撃相次ぐ 「予約購入は少数派」消費者との温度差も
  7. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  8. /nl/articles/2502/03/news009.jpg 27歳女性がひとりで営む“おにぎり屋台”が話題沸騰中 必死にリヤカー引く姿に「なんだか泣けました」「見かけたら必ず買う!」400万再生
  9. /nl/articles/2502/03/news025.jpg 真冬なのに“様子がおかしい木”を発見→近付きよく見てみると…… まさかの正体が200万表示「初めてみた」「マジで存在するんだ」
  10. /nl/articles/2501/31/news164.jpg 妻「おはぎ教室行ってくる!」→持って帰ってきたものは…… 妻が作った“衝撃のおはぎ”が400万表示 「知ってるおはぎと違う」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議