「いじめではないか」と批判が寄せられた中央大学の部会が謝罪 ボールを次々と人に当てて大爆笑の投稿は「レクリエーション」(1/3 ページ)

「これが面白いと思ってるのか?」と物議をかもしていた。

» 2024年05月21日 15時30分 公開
[ねとらぼ]

 中央大学硬式庭球部は21日、所属する学生が自身のTikTokに投稿した部活動の様子が「いじめや暴行ではないか」と指摘があった件で、同部は公式サイトで事実を認め謝罪した。

 問題の動画では頭を下げてお尻をこちら側に向けて並んだ部員たちに向かって、ボールをラケットで打ち抜いて当てて喜ぶ様子が撮影されていた。

 動画には「痛みに耐えてメンタルを鍛える新メニュー」との記述もあり、少なくとも痛みがあることは理解して行われていたようだ。投稿された動画が他SNSなどに転載されると一気に拡散。ネットでは「ただのいじめじゃん」「これはひどい」「これが面白いと思ってるんなら寒い」「散々やらかしてる奴らを見て学ばないのか?」と非難が寄せられていた。投稿は拡散に合わせて削除され、当該アカウントも削除されている。

中央大学硬式庭球部 ネットの向こうに部員たちを並べてそこに打ち込んでいく(画像の一部は編集部により加工/画像はSNSで問題を指摘したなとうさんより提供)

 テニスのスマッシュの速度はプロだと200キロを超えるとも言われている。学生であっても100キロ以上はあるだろう。そのボールが当たれば、ケガをすることもあるのは推測できる。

 大学側の協力のもと調査を行ったところ、当該動画は2023年12月17日の年内最終活動日に収録されたもので、清掃を終えた18人が同時にコートに入り、9人対9人に分かれて行ったレクリエーションゲームのものと判明。「学年や部内役職などを限定せずに9人ごとのチームを編成して、毎回異なるメンバーで3回のテニスの対戦を実施し、各回の最後には、敗戦チームのメンバーがサービスライン上に背臀部を向けて並び、勝利チームメンバーがそこへ向けてベースラインからボールを打つことが行われていました」と報告している。

 この行為で部員への外傷はなかったものの、本来このような行為は「大学スポーツに励むアスリートとして極めて不適切なもの」として、関わった部員に対して厳重注意を行ったとのこと。また、全部員に対して「ボールを避けることのできない人に向けることの危険性を改めて周知し、当該行為を今後一切しないよう徹底」するとしている。

 また、今回SNSの利用方法についても、極めて不適切なものが認められたとして「厳重な注意を行うと共に、適切な利用のためのリテラシー教育を継続的に実施」すると説明している。

 3月には神戸大学バドミントン同好会が、合宿先の旅館の障子を故意に破ったり、胴上げで天井に穴を開けるなどの行為が露見し、神戸大学が謝罪する事態が起きたばかりだ。

「当部会は、大学スポーツの精神に基づく活動を行うべく、今後とも、部員教育と内部統制の高度化に努めます」(中央大学硬式庭球部部会長・監督)

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/28/news029.jpg 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. /nl/articles/2412/25/news213.jpg 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. /nl/articles/2412/26/news108.jpg 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  4. /nl/articles/2412/26/news028.jpg パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  5. /nl/articles/2412/25/news171.jpg ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. /nl/articles/2412/26/news122.jpg 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. /nl/articles/2412/26/news110.jpg 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. /nl/articles/2412/18/news171.jpg “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  9. /nl/articles/2412/23/news193.jpg 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  10. /nl/articles/2412/24/news037.jpg 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」