「画力、上がったな」 プロ漫画家が昔の絵を公開し150万回以上表示される反響 原石の輝きに「芸術点がとにかく高い」の声も(1/3 ページ)
上達前もすばらしい。
現役漫画家がはるか昔にクレヨンと絵具で描いた絵画と、最近描いた超リアルな水彩画の比較ビフォーアフターを公開。驚くほど上達しているものの昔の絵も原石の輝きが感じられる1枚となっており、執筆現在までに150万回以上表示され、3万件以上の高評価を獲得しています。
この絵画ビフォーアフターを投稿したのは漫画家の奥田亜紀子(@akikookuda6)さん。はるか昔に描いたと思わしきハーモニカを演奏している人物の肖像画は、濃い色彩が目を引くクレヨンと絵具で制作されたダイナミックな作品となっています。
一方で、現在の画力がうかがえる水彩画は、俳優の田村正和さん(2021年逝去)が演じたドラマ「古畑任三郎」シリーズ(フジテレビ系)の主人公・古畑任三郎だと思わしき男性が、お決まりの人差し指を眉間にあてたポーズでたくらむような笑みを浮かべている1枚。こちらは肌の色や顔に刻まれたシワ、陰影などがリアルに描かれ魅力的な表情が見事に表現されており、一目で画力の高さが見てとれる仕上がりとなっています。
1枚目から2枚目の絵に至るまでには長い歴史とたゆまぬ努力があったことは容易に想像でき、奥田さん自身も「画力、上がったな」としみじみとしたコメントを添えています。
2枚の比較を見た人からは現在の画力の高さを称賛しながらも「でも一枚目もぼく、好きだよ」「左は左で好き」と昔の絵に親しみをおぼえる声が寄せられました。また、「左の絵の芸術点がとにかく高い気がする 仮に美術館に飾られていたり100万円の値段がついていて額に入れられていたらそういう絵なんだろうなって思ってしまう」「著名な画家とかにこういうタッチの絵を描く人いなかったかな?」と昔の絵に原石の輝きを感じ取る声や「濃い感じ、とてもいい! どちらもいい!」と両方の絵をほめる声が寄せられていました。
奥田さんは2011年に『月刊アフタヌーン』(講談社)に掲載された漫画『心臓』でデビュー。2019年に出版された単行本『心臓』(リイド社)は『このマンガがすごい2020』の「オンナ編」第5位にランクインしました。また2023年5月には、2013年に出版した『ぷらせぼくらぶ』(小学館)の新装版が祥伝社から発売されています。
画像提供:奥田亜紀子(@akikookuda6)さん
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