闘病中のセリーヌ・ディオン、メディアで姿見せる「這ってでもステージに」 生歌披露に「いまでも十分すばらしい」の声(1/2 ページ)

初期症状は「鼻声」。

» 2024年06月12日 21時28分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 映画「タイタニック」のテーマ曲「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」などで5度のグラミー賞に輝いたカナダの歌手セリーヌ・ディオンが、6月11日放送(現地時間)の米情報番組「Today」に出演。2022年12月に公表した自身の疾患「スティッフパーソン症候群」について初めて詳細を語り、「這ってでもステージに戻る」と強い意志を明かしています。

インタビューに答えるセリーヌ・ディオン インタビューに答えるセリーヌ(画像はYouTubeから)

インタビュー中に歌声を披露するシーンも

 セリーヌは2022年に非常にまれな中枢神経系の病気である「スティッフパーソン症候群」であることを公表し、その際「歩くことや歌うことも困難」と日常生活にも支障をきたしていることを涙ながらに語っていました。

 今回のインタビューでセリーヌは、最初に病気の兆候があったのは2008年の「Taking Chances ワールド・ツアー」ドイツ公演中であったと回想。身体が硬くなり始めているのを感じ「とても、とても怖かった」とそのときの気持ちを語ります。そして「鼻にかかったような声が出始めた」としてそれを再現するように「パワー・オブ・ラヴ」の一節を歌ってみせ、ドイツでの公演はキーを少し下げることで対応したと明かしました。

 彼女は病気公表後、予定していたツアーとラスベガスでの公演をキャンセル。しかし再びステージに立つという意思はいまだに固く、「這ってでもステージに戻るつもり」ときっぱり。「たとえ手を使って話さなければならないとしてもです。必ずそうします」と迷いなく述べました。

セリーヌ・ディオン、病気を公表して初の映像インタビュー 5月には息子たちとミック・ジャガーのコンサートへ行き記念撮影(画像はセリーヌ・ディオンのInstagramから)

病気を公表しなかったのは子どもたちのため

 セリーヌは2016年に夫のルネ・アンジェリルと兄を数日の間で立て続けに亡くすという試練を経験。夫の闘病を支え、悲しみを癒すために活動休止と再開を繰り返し、病気の公表は2019年に活動再開を発表した3年後のことでした。

 現在23歳の長男と13歳の双子の男の子たちの母親でもあるセリーヌは、2022年に診断を受けた直後に病気を公表しなかったのは子どもたちのためだっだと語ります。しかし「自分の身体が自分から離れていくのを感じながら、自分の夢も持ち続けなければいけなかった」というハードな状況の中、病気を明かさないことがファンへの“うそ”であるように感じ、それがとても重荷に感じられたと回想。「私を導いてくれた人々への嘘に、耐えられなかったんです」と公表に至った心境も明かしています。

 インタビュー動画へは、「ずっと彼女は、史上最高の声の持ち主の1人」「私たちの偉大な戦士。愛してるよ」など、セリーヌの勇気に多くの賛辞が贈られました。また、インタビュー中に披露された歌声に「彼女の声はいまでも十分すばらしいと思う」との感想も寄せられています。

歌声を披露するセリーヌ・ディオン
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2406/29/news071.jpg ビートたけし、数千万円級の“超高級外車”で商店街行く姿がエグかった……ギャップある光景に「威圧感あり過ぎ」「どう考えても映画のワンシーン」
  2. /nl/articles/2406/25/news107.jpg 強いくせ毛の中1娘、毎朝4分のスゴ技スタイリングが627万再生 “整髪料禁止”の学校も認めた「個性を活かす身だしなみ」に称賛の声
  3. /nl/articles/2406/28/news004.jpg 「脳がバグる」「いやああああ」 市松模様に十字を書く→“とんでもないこと”になる錯視が約1000万再生の大反響
  4. /nl/articles/2406/25/news165.jpg 「これ考えたのが85歳の日本のおばあちゃんって事が凄い!!」 着物を使った斬新なリメイクが話題「天才すぎ」
  5. /nl/articles/2406/29/news083.jpg オックスフォード大学ご訪問の天皇陛下、“ネクタイの柄”に注目集まる
  6. /nl/articles/2406/29/news006.jpg “100歳おばあちゃん”の朝食作りに密着したら…… 驚きの姿とおかずに「最高の朝食」「めちゃめちゃ感動」
  7. /nl/articles/2406/28/news173.jpg “34歳で余命2カ月宣告”のYouTuber、原因不明の激痛も「ほんと出来ることはやり尽くした感」 救急搬送&ICUで「昨日から絶食&点滴」
  8. /nl/articles/2406/29/news040.jpg AIに「きのこの山v.s.たけのこの里」を描かせたら?→物騒すぎる絵面に「命かけすぎw」「ガチバトル待ったなし」
  9. /nl/articles/2406/28/news185.jpg 森永製菓の焼き菓子に“汚物”混入か…… 約19万個回収「深くお詫び」
  10. /nl/articles/2406/29/news004.jpg 「本当に別人!」 過去に美容院で「変になっちゃった」女性が…… 驚きの大変身に「すごい変わった」230万再生
先週の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  3. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」
  4. 「やばすぎ」 ブックオフに10万円で売られていた“衝撃の商品”に仰天 「これもう文化財」「お宝すぎる」
  5. 都知事選掲示板に“ほぼ全裸”ポスターが掲出で騒動に→アイドルが懸念示す 「300万円を考えると安いものなんでしょう」「真面目に頑張りたい人が可哀想」
  6. いつも遊びに来る野良猫がケガ→治療するもひどく威嚇され…… 「嫌われた」と思った翌日の光景に「涙が出ました」
  7. あずきバーに砲弾を撃ち込む様子が“そんなわけなさ過ぎる結果”で爆笑 ツッコミが不可避の投稿はどのように生まれたのか聞いてみた
  8. 「別人かよ」「泣けた」 “オタク”と言われ続けた男性が…… “激変イメチェン”に「こんなに変われるなんて」と称賛の声
  9. 定年退職の日、妻に感謝のライン→返ってきた“言葉”が193万表示 「不覚にもウルッとした」「自分も精進します」と反響多数
  10. 0歳赤ちゃん、寝ていたはずがベビーモニターに異常発生!→ママが駆け付けるとまさかの…… 爆笑の光景に「かわいすぎるっっ」「朝から癒やしをありがとう」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  2. 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
  3. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
  4. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
  7. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
  8. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  9. JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
  10. サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」