深夜2時に響き渡る鳴き声→見ると隣家の物置に紐で繋がれている子猫が…… 仰天する当時の状況と意外なワケが胸に迫る(1/2 ページ)
第42回は保護子猫ちゃんです。
近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による繁殖・販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。
一般社団法人ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査は、2023年の新規飼育者数が前年と比べ犬猫ともに減少、飼育意向率が犬は低下、猫は横ばいと発表。入手方法に関しては犬猫ともにペットショップなど、有償の購入率が増えているとしています。微力でも地道に保護という選択を伝え続けていくことが、動物たちの命を守ることにつながるかもしれません。
そこで、ねとらぼでは保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。
第42回は保護子猫/飼い主・kokewo(@kokemomoume)さん
―― 子猫との出会いと、保護当時の状況を教えてください
kokewoさん:2021年10月の深夜2時ごろ、子猫の鳴き声が響き渡り、どこにいるのか探していたら、隣の家の物置にひもでつながれている小さな茶トラの女の子を発見。その後、お隣の家の方と話をして譲り受けました。夜はもう冷え込んでいる季節だったので、体調が急変しやすい子猫を早く保護しなければ、と必死な気持ちでした。
子猫は外に捨てられて間もないころに、隣の家の方が保護したようです。子体にノミは付いていましたが、汚れもなく健康状態もよかったです。保護当時、子猫はとにかく元気いっぱいでした。体調を崩す前に人の手で保護されてよかったです。隣の家の人が、外の物置につないでいたのも事情があってのことでした。
うちに来てからも元気いっぱいでしたが、先住猫がいる中、なかなかフリーにさせる時間がとれず、ケージの中で大声で鳴いていました。出すとご機嫌だったので、そのうち肩に乗せたまま家事をするようになりました。
―― 子猫の現在の様子を教えてください
kokewoさん:隣の家の方から譲り受けたときは、わが家の5匹目にするつもりでしたが、わが家の環境を考えて、子猫のためにも里親さまを探すことにしました。幸運なことに家族を待っているたくさんの猫たちがいる中、すぐに里親希望の方が現れました。現在は里親さまの家で年齢の近い先住猫の男の子と とても仲良く過ごしています。
―― 最後に、子猫に対する思いを聞かせてください
kokewoさん:とてもかわいくて手放すことは辛かったし、心が沈んでしまいましたが、子猫が里親さまの家で先住猫の子ととても仲良く過ごしているのを見て、里親さまに託したことは間違いではなかったと思っています。
今でも心の中に小さな茶トラの女の子がいます。そしていまだに、手放したことをちょっと悔やむ自分がいます。その度、幸せになった姿を思い出して、あれで良かったのだ、と思うようにしています。
2年たったあと、ようやく気持ちを整理して、漫画として記録に残しました。NAPBIZブログ「まいにちずむ」とInstagram(@kokemomoume)で猫漫画を発信しています。
画像提供:NAPBIZブログ「まいにちずむ」の記事「茶トラの小さな女の子」
(了)
エピソード募集中
ねとらぼでは、引き続き「保護動物のエピソード&お写真」を募集しています! 犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。
愛する家族との出会いのエピソードや、クスッと笑ってしまうかわいいお写真など、お気軽に【こちら】までお寄せください。皆さまからのご応募、お待ちしています。
- 「ペットロスとの寄り添い方」応募フォームはこちら
オススメ記事
関連記事
- なかなか体重が増えない保護子猫に高カロリーフードを与え続けたら…… 約1年半後“マッチョ猫”への変貌に驚きが止まらない
第41回は保護猫「みたらし」くんです。 - 里親がなかなか見つからない猫を、うちに連れて帰ると…… 毎日寝不足のお迎え当初がウソのよう、驚きの変化に胸があたたまる
第40回は保護猫「たいが」くんです。 - 川に流され、生死をさまよう状態だった保護子猫が今では…… 見違えるほどの愛されボディーの現在にグッとくる
第39回は保護猫兄妹です。 - 娘が子猫を保護→ある日おなかが異様にふくらみ、病院へ連れて行くと? 「貴重な経験」となった診察結果に驚き
第37回は保護猫「もぐ」ちゃんです。 - か弱かった手のひらサイズの保護子猫が今では…… 美猫なワガママ女王様へと大成長した姿にほっこりする
第35回は保護猫「はな」ちゃんです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
帰省が終わった18歳兄、1歳妹にお別れを言うと…… 妹のけなげな姿に「こっちまで寂しくなります」「また会えるよ」
-
こんなの売ってるのか! 官公庁オークションで2万円で出品された“まさかの商品”に思わず二度見
-
「暑がり全人類に配り歩きたい」 “身に付けるクーラー”が約2200万表示で反響 「止まらない汗とさよならできた」
-
産後、夫と貴重な“焼肉デート”に向かう車内でケンカ→ションボリしつつ網を見ると…… 笑って泣ける光景に「素敵」「こんなのずるいw」
-
「別人かよ」「泣けた」 “オタク”と言われ続けた男性が…… “激変イメチェン”に「こんなに変われるなんて」と称賛の声
-
「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
-
小1次男の初登校日、4年長男から“秘伝の技”を指導され…… 受け継がれていく伝統に「今日も笑いをありがとうw」「お兄ちゃんかっけー」
-
人気グラドル、合成なしでヨルさんキックを完璧再現 「エナコ・フォージャー良き」「そこまで脚が上がるのがすごい」
-
「お前……そんな潜り方だったんか」 マテガイの想定外の動きに驚き「そう来るのか」「少しこわい」
-
余命宣告から2カ月……「BreakingDown」メインレフェリー、末期がんで逝去に朝倉海ら心痛 最期まで闘病の姿に「奇跡信じていました」「遺された家族の心を救った」
- 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
- 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
- 「え?」 “ごみだらけの道”を掃除したら…… あらわになった“まさかの正体”に世界中が驚き 「信じられない」【海外】
- 185センチ木村沙織、生放送で櫻坂46メンバーの横に立つと……朝8時51分に驚きの光景 「あれ? 子供が混じってる?」「親子すぎる」
- 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
- 【今日の計算】「8−8÷8+8」を計算せよ
- フジ「アンメット」、池脇千鶴のサプライス姿が激変しすぎて“最も衝撃” イメージ覆す“肉づきたるみ顔”に「わからんかった」「びっくりして夜中に声出た」
- 「これどうやって使うの?」→「考えた人マジ天才」 セリア新商品の便利な使い方に「これ100円でいいんですか!?」
- 「この子はきっと豆柴サイズ」と言われた子柴犬、4年たつと…… 衝撃のビフォーアフターに「愛情詰まりすぎてw」「爆笑しました」の声
- 飼い主のことが好きすぎる超大型犬、最後は勢い余って…… 直視できないレベルの一撃に「何回見ても笑っちゃう」「襲われてる人がいます!!」
- 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
- 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
- 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
- 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
- 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
- JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
- サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」