父ドナルド・サザーランドの死去に「24」キーファー・サザーランドがコメント 「映画史で最も重要な俳優の1人でした」（1/2 ページ）

「ハンガー・ゲーム」シリーズの悪役。

[小西菜穂，ねとらぼ]

　米俳優のドナルド・サザーランドが死去。息子で同じく俳優のキーファー・サザーランドが6月21日、Instagramで公表しました。88歳でした。

ドナルドと幼いころのキーファー親子（画像はKiefer Sutherland公式Instagramから）

闘病の末に死去

「24 -TWENTY FOUR-」シリーズで有名なキーファー（画像はKiefer Sutherland公式Instagramから）

　キーファーは赤ちゃん時代の自身と、父の2ショットを投稿。「とてもつらい」と父親の死去を知らせながら「個人的に、父は映画史で最も重要な俳優の1人だったと考えています」と俳優として、父親の功績は偉大だったと強調しています。

　「善人、悪人、醜いやつ、どんな役にも臆したことはありません。父は俳優という仕事を愛し、愛した仕事をやりぬき、それ以上を望みませんでした。とてもいい人生でした」と追悼しています。

　カナダ出身のドナルドは、名脇役俳優として知られ「M★A★S★H マッシュ」（1970）「普通の人々」（1980）「バックドラフト」（1991）といった作品で知られています。

「ハンガー・ゲーム」シリーズでは冷酷な悪役を演じていました（画像はThe Hunger Games公式Instagramから）

　晩年では2012年から2015年まで公開された「ハンガー・ゲーム」シリーズでの悪役が有名で、同シリーズ公式SNSも死去に際し「私たちは最も心優しい人へ、最も性根が腐った冷酷な独裁者を演じるよう依頼しました」との追悼文を掲載。

　「それこそドナルド・サザーランドが持っていた実力とスキルで、彼がしたことはその輝かしいキャリアに並ぶすばらしいキャラクターたちの中に、もう1役足しただけのことです」と故人をたたえています。