「息を呑むほど美しい……」 18世紀の古城を“夫妻で”リノベーション→ 激変した邸宅が15万回再生の人気(1/2 ページ)
家具選びのセンスにも注目。
アメリカ人夫妻がフランスの古城をリノベーションする動画がYouTubeに投稿されました。ビフォーからアフターへの大変化が反響を呼び、15万回以上の再生数を集めています。
広大な敷地に複数の建物
動画を投稿したのは、2人の娘やペットとともに米カリフォルニア州からフランスのブルターニュ地方へ引っ越した夫妻のYouTubeチャンネル「Our French Chateau」(@OurFrenchChateau)。2人は同地に古城を購入し、その修復の過程を動画で伝えています。
今回の動画は、18世紀に建てられた古城を5年かけてリノベーションする過程を20分に凝縮したもの。40エーカー(東京ドーム3つ半)の広大な敷地には本邸の他、一面の芝生や並木道、離れの家屋、いくつかの納屋などがあり、周囲には森や畑などの自然が広がります。
本邸は城(シャトー)といっても小ぶりなもの。とはいえ、家族4人とペットで暮らすには十分以上のスペースです。
夫妻がここを購入した時には直前まで住んでいた住人がおり、飼われていた5羽のガチョウと1頭のロバ、1匹の猫も引き受けたとのこと。その後、ガチョウを別の人に譲渡した一方で、ロバはもう1頭購入して2頭に。また、夫妻がもともと飼っていた犬や猫がそこに加わりました。
壁と天井、ドアを塗り直すと見違える姿に
購入前まで人が住んでいたので、古城といってもそのまま住める状態です。しかし、壁や天井、ドアなどは塗装のはげや汚れが目立ち、かなり古びた印象になっていました。塗装や壁紙などをはがした上で、新たに塗り直したり貼り直したりしていきます。
応接間の他、主寝室、2つのゲストルーム、ドレッサールームなどには、壁や天井、ドアを改装して新しい家具を入れていきます。現代的なテイストと古城ならではの落ち着いた雰囲気が調和したすばらしい見栄えとなりました。家具選びのセンスにも目を見張るものがあります。
また、暖炉のある仕事部屋には、前の住人が使っていたデスクや時計など比較的新しいインテリアが残っていましたが、これらもすべて撤去。傷んでいた壁や天井を塗装し直して新しい家具を入れると落ち着いて仕事ができそうなスペースができました。こんなところで仕事できるなんて最高……!
バスルームは壁や天井を塗り替えただけでなく、バスタブやトイレ、洗面台などを新しいものに替えたところ快適な空間に変身。ただし、2つあるうちの1つのバスルームは上下水管に問題があったらしく、床をはがした上での大工事となりました。
屋外スペースもさまざまに活用
本邸のエントランス前は植え込みを取り除いてスッキリとさせた上で、砂利を敷き詰めたスペースを作り、そこにソファーセットを設置しました。裏庭ではなくエントランス正面に設置するのは大胆にも思えますが、そもそも広大な庭の中にこの城が建っているようなものなので、常識にとらわれる必要はないのかもしれません。
庭の一部は、植栽を整備した他、BBQグリルを備えたダイニングテーブルを設置。以前の住民が動物を放し飼いにしていた壁で囲まれた庭には、家庭菜園を新たに作ります。
こちらの庭には、本邸よりもひとまわり小さい家屋がありますが、前の住人が使っていなかったのか廃墟に近い状態でした。そこで、不要な屋内壁や階段、天井と2階部分を支えていた構造をいったん取り去ってしまいます。この建物については追って改装を進めるようです。
「古いものと新しいもののすばらしい融合」
古びて薄汚れた古城がステキによみがえっていく様子に、「なんて美しい家を作ったんだ」「2人は5年間で本当に多くのことを成し遂げましたね。すべてがただただ美しいです!」「あなたのデザインの美学が本当に好きです。古いものと新しいもののすばらしい融合です」「息を呑むほど美しい……すべてです。あなたは素晴らしい仕事をしました」といった称賛が多く寄せられています。
※画像は「Our French Chateau」のYouTubeチャンネルより引用
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